2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集 home 魚谷繁礼 門藤芳樹 山本麻子 岩崎泰 柳沢究 森田一弥 浅見俊幸 満田衛資 川勝真一 岡田栄造 榊原充大 山崎泰寛 牧野研造 俺クチャー 観客感想 番外編 名古屋 小林聖明 東京 太田浩史 松島潤平 岩崎泰さん編 8月04日 am10〜 晴れ 鴨川河原にて その 01 02 03 04 05 06 07 08 その07 佐藤:主観的な良いとか悪いとかいうレベルに落としてしまうと。もうあんたの勝手でしょうという話になる 岩崎:ふふふ 佐藤:そうなるから、そこを支える。生活の所作や様式によって、法に代える。法律作る と何か凄いじゃないですか。法律で箸の上げ下ろしまで決められちゃったら。最近なんでも法律作られちゃうから。アネハ事件で建築の世界は滅茶苦茶法でしばられっぱですよね。倫理というのを建築家の中で作ることもできず、出来る前に法律が作られちゃったという現実。一つの事件を切っ掛けに、多くの社会にあった倫理 構造がメチャメチャ壊され廃棄されちゃうわけじゃない。 岩崎:本当にめちゃくちゃになっている感じがします 佐藤:虎視眈々と建築家に投網をコントロールしている勢力が在るわけですよね、常に。でもそれには気づいてない。伝統的所作を 振り返ることによって法律ではなくって、茶室のような建築を作ることによって人々の日々の暮らしの所作法を作らなくって済んだと、言われるような事態になれば、利休をしのげるかもしれない。 岩崎:うん。そうですね。 佐藤:自由に作ることも意味があるけれども、自由に作ることによって法律が300個増えたらどうするだという想像力が無かった。 岩崎:ふふふふふ 佐藤:本当にアネハさんのような自由をしたいのかと 岩崎:そうですね〜 佐藤:伝統を省みて法を作らない暮らし方、茶事によって生活を読み返し。何ていうのかな〜、再帰性というか自分の暮らしている世界、建築の世界にもう一度行為の集積を戻して、自由を考えたり。秀吉の自由と自分の自由を比べたり、利休の自由との交差する部分を考えつつ、現代の自由や倫理を考えて、法の成立を阻止しないとね。君たちの言っている自由は唯の法を沢山作られて身動き出来なく成る馬鹿野郎な自由であると。それって本当の自由なの? 建築家にとって必要な自由は何かっていうのを提示する必要はあるよね。 ガガガーバガーガガー そういう話に至とは思って来てないので。 岩崎:はははは 佐藤:そういう話になるとは思ってなかった。 岩崎:今佐藤さんに言って頂いたことっていうのは自分に中でもそんなに、明確に無かったので 佐藤:今明確にすべきだと思った、話をしてて。それは俺がすることでなくって岩崎さんが、その秀吉の自由、利休の自由、現代人であるアネハさんの自由、そして倫理によって建築家の自由を守ろうとする人々の自由のそれぞれについて比較して語ってもらえれば。茶事や茶室に関わることで伝統文化を守る処に行かせない!無意識だど伝統文化を守る建築家だというカテゴリーにて活かされちゃうからね 岩崎:そうなんです 佐藤:伝統文化守る岩崎 変わっているね!でハイサヨウナラで思考停止になってしまう。おれは自由がいい、で切ってしまってはもったいない。それは茶事や茶室を通過することによって法律ではない生活の所作作によって、権力者による法の侵入を阻止していたのだと。人間が法律でコントロールされるのじゃなくって,作法を守ることで法の網作りを阻止する。 規律訓練型にある、教育によって押し付けるという意味でもない、微妙にむずかしいですね、伝統の中にある倫理って 岩崎:微妙ですね。むずかしいですね〜 佐藤:動物やりたい放題やらせて環境監視型にしていこうという昨今の目で見るから。 規律訓練型ともちょっと 違う。 伝統の中にある 倫理や作法・所作のなかのルールを明らかにしてもらえれば 理解しやすくなるので嬉しよね。それをテーマとして、また5年後来ますから 。その当たりの事を考えてもらいながら、 岩崎:はい 佐藤:暮らしててもらえると。かなり面白い事になるような気がするんですけど。そこを解くと。 本当の建築家なんだけど建築を一個も完成させないで建築家に成ってしまった気がさせられるよね。 岩崎:どういう事ですか 佐藤:今の話してたことに法に則らないで 作法や所作で守られる社会について調べてもらうと 思わぬ芽がある。カタチの有る建築をつくらなくっても、建築が出来ることによって創られる人間の行為や所作や考え方が手に入れられて暮らせるという。それが建築家がやることだったかもしれないじゃない 物作って立派すごーいねという建築家像にたいする対案が出そうだ 岩崎:うふははは 佐藤:それ違うだろう。 時代の欲望というか 考え方を物に置き換え作ったものが建築だから。物理的につくらなくっても、理想とする生活が手に入ればいいじゃないですか 岩崎:建築つくりたいですけどね。 佐藤:岩崎さんは若いのでそれでいいけど、おれはオヤジだから まあ物で作るのはほどほどでいいか〜なんだけど 共にはははは 佐藤:30代の人は物で作り示したいという欲望は高く有るよね 岩崎:う〜ん。 佐藤:作りたい放題を作ってみなさいと言われたら困るんじゃないかな〜 岩崎:そうですよね ガーガーガーガー 佐藤:そう要求されたときは 岩崎さんは何をするんでしょうか 岩崎:それはありますね〜ガーガーガーガー草刈り機ババババー 佐藤:そういう難題を建築家に問わない状況が建築家を育てないのかも 岩崎:あはははは そうですね 佐藤:哲学書の何行目にある言葉に相応しい建築を創れといわれたらむずかしい 岩崎: お茶室では掛け軸決まっていて。それに相応しい お茶室をつくって。今度やる茶室も軸がある。それに相応しい茶室と言われるの で ガガガーガババカバカガガー 佐藤:額を掛けたり 軸を掛けたり ババーババーガガー 今は大味過ぎる時代かもしれない バーババーがーガー 近代の合理主義の良いところは多くの人に、豊かな生活を提供し与え、みんな王様みたない生活をすることが出来ている。今呑んでいる冷たい水、桃山時代だったら大変だ。 岩崎:あはははは 佐藤:冬場から氷室作って、おかなければいけなかった 岩崎:あはははは 佐藤:そんなことは普通の人にはできない。特殊な人は夏場 冷たいみぞれ水を飲んだかもしれないけど。今はコンビニで誰でも100円ぐらで呑んだり食べたり出来る。 岩崎:買えるわけですからね〜 佐藤:あらゆる人に400年前の殿や王様みたいな生活を楽しませているけども、失ったものも結構 岩崎:そうですね 佐藤:機械化することによって仕事も人間から奪ったろうし。日本の場合だと人間も減り 高齢化がすすむから、生産性も下がってくるでしょうから。ユックリと暮らそう。人間関係に資源を再配分・投資しようとなってくるわけでしょう 岩崎:そうですね。減っていくのはきまっているわけで バババババーガーがガー 佐藤:伝統回帰ではないけれども、この鴨川の河原に ちっちゃなおにぎりとか弁当持って、一日喋ったり歌ったり踊ったりして暮らす。そういう方がリッチだと。しかし財布には10円しか入っていない 岩崎:うははあっはははは 佐藤:あんたに30年家貸した家賃とったからこれからはダダでいいよ バババババーガーガーガガ 茶室の話をしたたら、法律をちゃんとつくらなければいけないとか、暮らし方作法とか 身につけないと豊かな暮らしにならないという話になってきた 茶室建築に代わる新しい名称を 岩崎:沢山の視点っていうか、伝統文化とか伝統建築とか 佐藤:伝統と言わない方がいい 岩崎:言わない方が 佐藤:伝統と言ったとたんに 岩崎:何かもう古くさいものという 佐藤:古くさいもんだから、私の生活に関係ないと遮断されちゃう。逆に今の生活と密着しているような 茶室や茶事に代わる言葉を発明して 岩崎:うふふふ、言葉 佐藤:キャッチフレーズは大切ですよ。伝統◎◎と言った途端に、理解して楽しめる現代人なのに、その言葉で弾かれちゃうじゃない。 岩崎:そうですね。 佐藤:そういう言葉の力は拙いので、茶室と言った途端に、ああ俺に生活と関係ないと 岩崎:そうなんですよ。けっこう建築の人って茶室とか茶道とか毛嫌いするとか。遠ざけている 佐藤:それは言葉の力であると 今日明かされたわけだ。 岩崎:うん 佐藤:言葉ってそういうふうに、抽象度を上げることによって、伝わる力が増すんだけども、逆に伝わるハズの言葉が生まれた時の感受性を排除してしまうという両刃の剣であるから。言葉はしょうがないんだよね。危険であると。 岩崎:そうですね。 佐藤:茶室と言う言葉を、茶室が産まれた時に使っていればなるほどとなったけど。永い300年400年使い続けて来たときに、茶室という言葉が産まれた時の意味を失い アクチャリティーを失ってしまう。今暮らしている人には分からない、私の生活と関係ない。になってしまう 岩崎:うふふふ 佐藤:永い間使われた一つの言葉があるこで、人々を思考停止に陥れる 岩崎:そうなんですよね 佐藤:それは茶室使う人達は茶室の周辺は守って来たけども。茶室の精神性を守り暮らしている時代の中で活かす ための試行錯誤は忘れていたと。伝統になって閉じていると。 茶室に代わる新しい言葉を発明しようとして来なかった。 利休におんぶしてた 後の人の怠慢な処もあるよね。生意気に言わせてもらえば。一回〆としてね、途絶えてしまった途端に、茶室や生活様式が復活すると茶室って言わないと思うんですよ。 岩崎:違う名前になる 佐藤:茶室っていう名前を引きずっている限りは、排除される他者の方が多くなっていくような気がするね。現代建築 自由ホイホイはいいけど。同時に茶室に代わる違う言葉を使って、茶室の精神性や効能を知らない人達に感染させる。それ面白いジャン〜っというふうに。フィギアと阿修羅像は違わぬ萌キャラだったんだから 岩崎:ふふふふ 佐藤:仏像というと何か、違い有りがたいものだけど、アクチャルな萌えフィギアというと 分かりやすいみじか 可愛い 癒されるみたいな 岩崎:最近仏像そんなふうに扱われている。 ババババーガガガガー草刈り機 佐藤:薄暗い処に置いてあるから、心の状況を投影して深読みしちゃうじゃない 岩崎:そうですね 佐藤:能の面なんかもそうですよね。ガガガーガーバババアー 言葉って不思議ですよね。 面はみんなでなかなか今共有出来ないですよね。ベートべーんの歓喜の歌の方が 分かり合える。茶室と言っても年末恒例の喜びの歌のようには 分かり合えない。 共にふふふっふふ 佐藤:このギャップは凄いよ 岩崎:そうですね〜。 佐藤:おおきな課題でもあるしやりがいがありますよね。これからの社会はそうせざるを得なくなる。アメリカ消費大国が去年パンクしたんだから。今までのような大消費化は続けられない。オバマさんはエコバブルを目指し覇権を握ろうとするんだろうが。ガガガガーババババー 日本は皆国民保険だけどアメリカ無いからね。弱者に対して酷なようだ。 一人だけ生き残り豊になればで 突き進んでいたが金融危機崩壊以降 アメリカが社会主義化していくって 笑えるよね。 ソビエト連邦崩壊して20年後 アメリカの資本主義が崩壊した。でも一部 儲けた輩は健在で世界中が青息はーはーなのに 混乱起こした張本人たちは罰は受けないって状況は 笑える。ガガガーバババー草刈り機が通る 近世期にも危機は沢山あったけど、飢饉でも米は沢山あった。飢饉の時の方が米の値段が高くなるから、財政赤字を解消するチャンスだった。 飢饉時の城米は江戸とか大坂の人が喰うので高く売るチャンスじゃない。地元に喰わせるか財政赤字を解消するか〜。他の藩には食いものがあるけども、情報や交通手段がないから餓死の危険が露わになった。情報と運輸の手段が対応できるように無かったから死んだ。力をもっている商人や豪農達、地域の有力者は侍と交渉し、藩にお金などを寄付し救済する。そうすると名字帯刀や家に門をつくったり、絹を着てよいとか。社会に危機に対して 佳いことをした人を表象する方法があって。社会貢献するモチベーション誘導をたかめる方法があった ババババーガーバガガガガ グレーゾーン暗躍し罪にもとわれるのかどうか分からない ホリエモン様myジェット機もってオネイチャン連れて 海外旅行! ジャッ〜これが社会の理想の人間なのか〜? 詰まらないよ。社会貢献の高い行為に対する表象の仕方は近世に方が上手いと思う 31:25 その08 |