真夜中の林道で

  


真 夜 中

僕はMVX(バイク)で
真っ暗闇の林道を走っていた

民家も無ければ 街灯も無い

そんな山の中の道を もう長い時間



遠くに 光が 見えた

それは ローカル線の踏切の光だった


バイクを停めた

僕はここで 休憩する事にした
ペットボトルのコーヒーをごくごくと飲む自分に
いかに乾いていたかを知った


ふと 思った


ここに光がなかったら 僕はここで

休憩なんか しなかっただろうって



闇の中 ぽつんと立っている踏切は

妙に 存在感があって

朝になるまで列車が来ない夜の踏切は

闇の中で

不思議な 温かさがありました


停

  

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    http://www5c.biglobe.ne.jp/~mvx250yf/frameset.htm