[世界の神々]



【中国の神々】
盤古
(ばんこ)
天地開闢(かいびゃく)の時初めて出現し、長身巨大で、死んだ時に頭は四岳に、目は日月に、脂は江河に、毛髪は草木になったという。
伏羲
(ふつぎ)
古代中国の伝説上の帝王。
初めて八卦(はっけ)を作り、婚姻の制度を整え、民に漁や牧畜を教えたという創造神。
女か(じょか)の兄あるいは夫といわれ、三皇の一人。
女か(かは女に咼)
(じょか)
古代中国の伝説的女帝または女神。
点のほころびを補修し、人類を創造したと言い伝えられる。
伏羲とは兄弟とも夫婦とも言われる。
西王母
(せいおうぼ)
古代中国神話上の女神で女仙を統率する。
漢の武帝が不老不死の仙桃を授かったとされる
東王父
(とうおうふ)
古代中国神話上の神仙で男仙を統率する。
【四脚】
后土
(こうど)
四御の唯一の女神であり、中国道教の最高位で全ての土地を統括する大地母神。
土地・陰陽と生育を司る墓所の守り神であり、主に女性の死は陰と位置づけられる事から、墓所の神は女神となった。
「城隍神」や「土地爺」と共に土地の守護神の一種に位置づけられていた。
玉皇大帝
(ぎょくこうたいてい)
中国道教における事実上の最高神で、天界または宇宙の支配者であり、その下の地上・地底に住むあらゆるものの支配者でもある。
現在も庶民から篤く崇拝されており、民間信仰や、東南アジアなどの華僑の間では最高神として扱われる。
北極紫微大帝
(ほっきょくしびたいてい)
北極星を中心とした紫微宮に住む、北極星が神格化された道教の神。
天皇大帝
(てんおうだいてい)
神格化された北辰(天の北極)。
【三清】
元始天尊
(げんしてんそん)
道教における最高神。
道教では多くの神々が信仰されるが、それら神々の頂点に位置する。
太上道君
(たいじょうどうくん)
道教の神で、老子の「道」を神格化したもの。
元始天尊の弟子で老子の師ともする。
太上老君
(たいじょうろうくん)
道教の神。
道教の始祖とみなされる老子が神格化されたもので、道教の最高神格である。
【五佐】
句芒
(こうぼう)
中国神話の神の一柱。
祝融
(しゅくゆう)
古代中国神話上の帝王で赤帝と号したという。
のちに火神、夏をつかさどる神、南方の神、南海の神ともされた。
蓐収
(じょくしゅう)
中国神話の秋の神。
玄冥
(げんめい)
中国神話の冬の神。
后土
(こうど)
「四脚」にも登場した大地母神。
【九歌】
東皇太一
(とうこうたいいち)
中国の先秦時代の楚国に信仰された祖先神・最高神。
詠んだ歌は「吉日の辰も良よし。穆みて将に上皇を愉ませんとす」
雲中君
(うんちゅうくん)
雲の神。
詠んだ歌は「蘭湯に浴し芳に沐す。華采の衣は英の若ごとし」
湘君
(しょうくん)
洞庭湖に注ぐ湘水の女神(姉)
詠んだ歌は「君行かずして夷猶す。蹇、誰か中洲に留まれる」
湘夫人
(しょうふじん)
洞庭湖に注ぐ湘水の女神(妹)
詠んだ歌は「帝子北渚に降る。目眇眇として予を愁えしむ」
大司命
(だいしめい)
星神で寿命と運命を司る男神。
詠んだ歌は「広く天門を開き、紛として吾玄雲に乗る」
少司命
(しょうしめい)
星神で寿命と運命を司る女神。
詠んだ歌は「秋蘭と麋蕪と、堂下に羅生す」
東君
(とうくん)
太陽の神。
詠んだ歌は「暾として将に東方に出でんとして、吾が檻を扶桑に照らす」
河伯
(かはく)
黄河の神。
詠んだ歌は「女と九河に遊べば、衝風起って波を横たう」
山鬼
(さんき)
山中に住む精霊。
詠んだ歌は「若に人有り山の阿に、薜茘を被て女羅を帯とす」

嫦娥
(じょうが)
古代の伝説上の人物で、月に住む仙女。
「げい」の妻で、夫が西王母からもらい受けた不死の薬を盗んで飲み、月に入ったといわれる。
別名:常羲(じょうぎ)
瑤姫
(ようき)
中国神話の女神で別名:巫山神女(ふざんしんじょ)
炎帝の娘で四人娘の三人目であり、才色を兼ね備え、学問より武術を得意とした。
「女娃」の姉にあたる。
羲和
(ぎか)
古代中国神話の太陽神。
羲和は帝俊の妻で十個の太陽を産んだという。その十個は甲乙丙丁など十干の日付けに従って毎日一個ずつ登る。
洛嬪
(らくひん)
古代中国の伝説に出てくる「伏羲」の娘であり、水と川を司る洛水の女神。
黄河の神「河伯」の妻で黄河にそそぐ川の一つ、洛水(らくすい)と伊川(いせん)が合流するあたりに住んでいる。
七仙女
(しちせんじょ)
七人の仙女姉妹であり、「玉皇大帝」と「西王母」の七人の娘
無極五母
(むきょくごぼ)
中国道教を尊奉する最高位の5人の女神。
五老母娘(ごろうぼにゃん)とも呼ばれる。
無生老母
(むしょうろうぼ)
全てを創造した女神。
斗母元君
(とぼげんくん)
寿命を司る女神。
衆生の運命を左右する。
北斗星君
(ほくとせいくん)
死を司る神。
死んだ人間の生前の行いを調べて、地獄での行き先を決定する閻魔のような存在。
南斗星君
(なんとせいくん)
生を司る神。
城隍神
(じょうこうしん)
土地の守護神。
女夷
(じょい)
万物生長を司る神または花の神。
百花仙子
(ひゃっかせんし)
百人の花の精に統括する花神
媽祖
(まそ)
航海・漁業の守護神
九天玄女
(きゅうてんげんにょ)
戦術と兵法を司る女神。
碧霞元君
(へきかげんくん)
出世、結婚、豊作など全般にわたる女神。
顕聖二郎真君
(けんせいじろうしんくん)
治水の神で武神でもある。
水母娘娘
(すいぼにゃんにゃん)
水を管理する女神。
門神
(もんしん)
住宅などの建物の入口に立ち、門番の役目をする神。
竈神
(かまどがみ)
竈、囲炉裏、所などの火を使う場所に祀られる神。
麻姑
(まこ)
女の神仙。
福禄寿
(ふくろくじゅ)
福(幸福)と、禄(生活の安定)と、寿(長寿)を授けるという神様
日本の七福神の一神