[世界の神々]




仏教の世界は奥が深いですね。
調べば調べるほど、キリがなくなってくるので、とりあえず有名どころを(^^;
時間あるときに他も調べてアップしていきます。

【如来】
「真実から来た者」という意味であり、仏の中では最高の境地に至った存在で最高位にあたる。
大日如来
(だいにちにょらい)
真言密教の最高位であり、太陽を司る密教の本尊。
釈迦如来
(しゃかにょらい)
インドの王子であったが、生・老・病・死という衆生の四苦を取除くための修行をし、悟りを得た。
歴史的に実在した仏陀であり、仏教の開祖である。
阿弥陀如来
(あみだにょらい)
阿弥陀仏の本願に頼って成仏することができる(他力本願)
信じるものを極楽浄土へ導いてくれる。
薬師如来
(やくしにょらい)
この世門における衆生の疾病を治癒して寿命を延べ、災禍を消去し、衣食などを満足せしめ、かつ仏行を行じては無上菩提の妙果を証らしめんと誓い仏と成った。
瑠璃光を以て衆生の病苦を救うとされている。
阿シュク如来
(あしゅくにょらい)
如来の悟りの境地が金剛(ダイヤモンド)のように堅固であり、煩悩に屈しない堅固な決意を示す。

【菩薩】
「悟りを求める者」いう意味であり、悟りを得て如来となる。
弥勒菩薩
(みろくぼさつ)
釈迦滅後56億7000年後に現れ人々を救済するといわれている菩薩。
聖観音菩薩
(しょうかんのんぼさつ)
願いを唱えれば衆生の苦悩に応じて、三十三の姿に身を変え現世利益を叶えてくれるといわれている菩薩。

【三十三身】
(ほとけ)・辟支仏(びゃくしぶつ)・声聞(しょうもん)・梵王(ぼんのう)・
帝釈(たいしゃく)・自在天(じざいてん)・大自在天(だいじざいてん)・
天大将軍毘沙門天(びしゃもんてん)・小王長者居士(こじ)・
宰官婆羅門(ばらもん)・比丘(びく)・比丘尼(びくに)・
優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)・長者婦女居士婦女
宰官婦女婆羅門婦女童男童女夜叉(やしゃ)・
乾闥婆(けんだつば)・阿修羅迦楼羅(かるら)・緊那羅(きんなら)・
摩ご羅迦(まごらか)・執金剛
普賢菩薩
(ふげんぼさつ)
普賢とは、「普遍の教え」という意味であり、諸仏の理性を示し慈悲を司る菩薩。
菩薩の中では高位である(行の菩薩)。
文殊菩薩
(もんじゅぼさつ)
「文殊の知恵」と言われる様に知恵を司る菩薩。
地蔵菩薩
(じぞうぼさつ)
弥勒菩薩がこの世に現れるまでの無仏世界に現れ、六道輪廻に苦しむ人々を救済するよう釈迦から委ねられた菩薩。
六道:地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道
虚空蔵菩薩
(こくうぞうぼさつ)
「広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩」という意味であり、その広大無辺の知恵と慈悲で願い叶えてくれる菩薩。
日光菩薩
(にっこうぼさつ)
月光菩薩
(げっこうぼさつ)
薬師如来の手伝いをし、病気の人々を救済する菩薩。
勢至菩薩
(せいしぼさつ)
阿弥陀如来の補助をし、知恵の光によって人々の迷いを取り除く菩薩。

【明王】
大日如来の命を受け、仏教に未だ帰依しない民衆を帰依させようとする役割を担った仏尊。
不動明王
(ふどうみょうおう)
五大明王と呼ばれ、中央に位置する。
魔を退散させると同時に人々の煩悩や因縁を断ち切る三鈷剣と羂索という悪を縛り上げ、また煩悩から抜け出せない人々を縛り吊り上げてでも救い出すための投げ縄を持つ。
降三世明王
(ごうざんぜみょうおう)
五大明王と呼ばれ、東方に位置する。
過去・現在・未来の三世と貪(むさぼり)・瞋(怒り)・痴(無知)の煩悩を降伏する。
大自在天(シヴァ)と妻烏摩妃(パールヴァティー)を踏みつけている。
※「シヴァ・パールヴァティー」はインドの神々のヒンドゥー教参照
軍荼利明王
(ぐんだりみょうおう)
五大明王と呼ばれ、南方に位置する。
諸事を解決し、さまざまな障害を取り除いてくれる。
大威徳明王
(だいいとくみょうおう)
五大明王と呼ばれ、西方に位置する。
スイギュウにまたがり、文殊菩薩の化身ともいわれている。
[真言宗]金剛夜叉明王
(こんごうやしゃみょうおう)
[天台宗]烏枢沙摩明王
(うすさまみょうおう)
宗派で違うが五大明王と呼ばれ、北方に位置する。
悪をうち砕く仏。
孔雀明王
(くじゃくみょうおう)
毒草や毒蛇を食べても毒を除く力を持つ孔雀明王。
病魔退散、病気平癒の仏。
愛染明王
(あいぜんみょうおう)
人間の愛欲を浄化して菩提心に変える仏。

【観音】
地獄・餓鬼などの六道や世界から人々を救うための観音様
観世音菩薩
(かんぜおんぼさつ)
地獄界
十三仏の百ケ日導師
阿弥陀様の化身と考えられている。
千手観音
(せんじゅかんのん)
餓鬼界
千の手と千の眼は、慈悲の広大さと、救う手段の豊富さを表す。
馬頭観音
(ばとうかんのん)
畜生界
煩悩を除く力を、馬の速さと馬力になぞらえた仏様。
十一面観音
(じゅういちめんかんのん)
修羅界
頭の上に11の顔がある。
前の3面は慈悲、左の3面は忿怒、右の3面は狗牙上出で、後の1面には暴悪大笑があり、頂上に仏様の顔で11面ある。
不空羂索観音
(ふくうけんじゃくかんのん)
人間界
手に縄を持っており、羂索は縄や罠を意味し、もれなく人々を救う。
準提観音
(じゅんていかんのん)
人間界
十悪罪や五逆罪等一切の重い罪を滅する。
如意輪観音
(にょいりんかんのん)
天界
思いのままに宝物を降らす珠と言う、如意宝珠を持って現れる。
楊柳観音
(ようりゅうかんのん)
柳の枝で悪病を祓い清める。
【三十三観音】

各地域にある三十三観音ですが、こちらでは江戸時代に観音様の三十三身を元にして、中国起源の物や日本起源の物を織り交ぜて作られた三十三観音を紹介します。
観音様ごとの選定はよくわかりませんが、衆生を救う三十三身が元になっているので何かしらの意味があるものなのでしょうね。
楊柳観音(ようりゅうかんのん)
龍頭観音(りゅうずかんのん)
持経観音(じきょうかんのん)
円光観音(えんこうかんのん)
遊戯観音(ゆうげかんのん)
白衣観音(びゃくえかんのん)
蓮臥觀音(れんがかんのん)
滝見観音(たきみかんのん)
施薬観音(せらくかんのん)
魚藍観音(ぎょらんかんのん)
徳王観音(とくのうかんのん)
水月観音(すいげつかんのん)
一葉観音(いちようかんのん)
青顎観音(しょうきょうかんのん)
威徳観音(いとくかんのん)
延命観音(えんめいかんのん)
衆宝観音(しゅうほうかんのん)
岩戸観音(いわとかんのん)
能静観音(のうじょうかんのん)
阿耨観音(あのくかんのん)
阿麼提觀音(あまだいかんのん)
葉衣観音(ようえかんのん)
瑠璃観音(るりかんのん)
多羅尊観音(たらそんかんのん)
蛤蜊観音(こうりかんのん)
六時観音(ろくじかんのん)
普悲観音(ふひかんのん)
馬朗婦観音(めろうふかんのん)
合掌観音(がっしょうかんのん)
一如観音(いちにょかんのん)
不二観音(ふじかんのん)
持蓮観音(じれんかんのん)
酒水観音(しゃくすいかんのん)

 守護神