【ヴェーダ時代の神々】 |
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トヴァシュトリ | ヴェーダの宗教における、世界で最初に生まれた創造主である。 天界の工匠であり、インドラのヴァジュラの制作者である。 |
アリヤマン | 古代インド神話の神である。 アーディティヤ神群の1つで、款待を司り、アーリア人の社会、共同体の維持に努め、守護霊的な役割を担う。 よい結婚相手の与え手として祈願されるという側面も持つ。 |
ヴァルナ | 古代インドの神であり、ミトラとならぶ最高神でもある。 ヴァルナと水との関係性は強まっていき、やがては水の神、海上の神という位置付けが与えられることとなった。 仏教に採り入れられた際には水神としての属性のみが残り、仏教における十二天の一つで西方を守護する「水天」となった。 |
ディヤウス | ヴェーダに見える神格。 天空神であり、雷、雨、豊穣を司る神である。 地母神であるプリティヴィーの夫であり、ウシャス、アグニ、インドラの父 初めは主神であったが、インドラなどにその地位を奪われた。 |
プリティヴィー | インド神話の古き地母神で「広き者」という意味。 |
ウシャス | インド神話における暁紅の女神で、夜明けの光を神格化したもの。 天空神ディヤウスの娘で、夜の女神ラートリーの妹。 太陽神スーリヤの母あるいは恋人といわれる。 |
アグニ | インド神話の火神 赤色の体に炎の衣を纏い、二面二臂で七枚の舌を持つ姿で描かれる事が多い。 |
インドラ | デーヴァ神族に属する雷霆神、天候神、軍神、英雄神である。 仏教における帝釈天の名で知られている。 |
ラートリー | 夜の意で、インド神話における夜の女神である。 天空神ディヤウスの娘で、暁の女神ウシャスの姉。 また太陽の母とされる。 |
スーリヤ | インド神話に伝わる太陽神。 天空神ディヤウスの息子や、女神アディティの息子たちアーディティヤ神群の一柱にして闘神インドラの兄弟ともされる。 金髪に3つの目、そして4本の腕を持つ姿で現される。 7頭の馬が引く戦車に乗り、天を翔るといい、インドラと並ぶ実力を持つ。 太陽神故に全身から高熱を発しており、生まれた時に母親に放り出されたとされる。 |
ミトラ | インド神話では、契約によって結ばれた「盟友」を意味し、友情・友愛の守護神とされるようになった。 |
アシュヴィン双神 | インド神話における医術の神で、美しいうりふたつの双子の神とされる。 それぞれナーサティヤとダスラという名を持ち、ナーサティヤは二神の別名としても用いられる。 |
アパーム・ナパート | インド神話の水神である。 |
ヴァーユ | インド神話における風の神 インドラや他の神々と共に8つの方角に配され、ヴァーユは北西の守護神となった。 |
ルドラ | インド神話に登場する暴風神である。 赤褐色の肉体に黄金の装身具を着け、弓矢を持つという。 |
リブ | インド神話に登場する三柱の神である。 リーダー格であるリブクシャン、ヴァージャ、ヴィヴヴァンからなる。 スヴァンダン(「好弓士」)という親に生まれた三兄弟である。 彼らはその卓越した技能から天界に達し神となった名工であり、他の神々にその作品を提供した。 ものを作ることで彼らは神々に近づき、ソーマ祭に参加する資格を得た。 太陽神サヴィトリと深い関わりを持ち、年末の十二日間、彼らがサヴィトリの住居で眠ると大地は豊かになり、水が溢れるとされている。 |
チャンドラ(九曜) | 九曜(くよう)とは、インド天文学やインド占星術が扱う9つの天体とそれらを神格化した神である。 |
ローカパーラ | 世界を守るものの意味で、4方位または8方位のそれぞれにある神の総称である。 |
ソーマ | ヴェーダなどのインド神話に登場する神々の飲料。 植物を神格化したインドの神である。 |
ピシャーチャ | インド神話における鬼神の1種で食人鬼。 人の血肉を喰い、ヴェーダでは喰屍鬼とも呼ばれる。 |
ヴリトラ | 巨大な蛇の怪物。 その名は「障害」「遮蔽物」「囲うもの」を意味し、「天地を覆い隠すもの」とも呼ばれる。その姿は蛇のほか、雲や蜘蛛だとも描写される。 インドラ神とは敵対関係にあり、インドラに殺されることとなる。 |