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 UEHA 的理科学小辞典の『あ』行



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【あ】 次の、順ずる、を意味する接頭語。例「亜鉛」(なまりに順ずるもの、という意味)。またオキソ酸などのうち酸化度の低いものを指すときにも使う。例「亜硝酸」「亜硫酸」「亜砒酸」。簡単にいえば「〜に似ているもの」という意味。意外にも国名の略として使われることもある。「亜(アメリカの略として)」「亜(アルゼンチンの略のつもり)」「亜(アジアの略称として定着中?)」。ってアジアは国ではない!

明日までにやります【あしたまでにやります】 レポート、報告書が書けないときの言い訳。はあ、今夜は徹夜か。

窪地【あち】「くぼち」と読んではいけない。海面より低い土地のことなんだけど、人工の干拓地やその他人工的な原因で低くなった所は含みません。大河の後背低地なども含まないなあ。例えば死海周辺(-400m)とかアメリカのデスバレー(-85m)などのこと。火傷をした訳ではない。ていうか面白くない!

アポトーシス【あぽとーしす】 細胞の自殺。細胞も大変なんだね。

天の川【あまのがわ】 夜空に見える星星の連なり。自らが銀河の一部であることを認識できる場。古来から色んな夢を生んで来ましたね。文学者や歴史学者だけでなく、銀河天文学者もここに夢をみています。

アメンボ【あめんぼ】 昆虫の1種。4本の足を水の上に乗せ、表面張力で水の上をすいすい滑るのが特徴。小学2、3年生の頃、水たまりにアメンボがいるのを見つけて、どうやってここに来たのか不思議に思ったのを覚えています。その後、アメンボが羽で飛ぶ瞬間を見て一瞬で納得したのですが。あれ、昆虫は6本足のはずなのにアメンボは4本足しかないな。へんなの。

アラル海【あらるかい】 中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンにまたがって広がっている塩湖。かつては世界で4番目に大きな湖でした。でも2001年現在では11位にランクダウンです。このことは20世紀最大の自然破壊と呼ばれることすらあります。このままいくと21世紀の早い段階で、地図から消えるとのこと。干上がった土地は砂漠になっているそうです。塩害も酷いですね。なんでも湖の塩分濃度はすでに死海をこえ、周辺は作物が育たないどころか、街に塩が積もり健康被害がでているとか。原因は人為的なものが一番の影響が大きいですね。近くのカスピ海と地下で繋がっているのでは、という推測もあります。事実、最近カスピ海水面は上昇しているし。でも、アラル海の縮小のスピードを考えると、この推測が本当であっても関係は小さいかな。

アルキメデスの原理【あるきめですのげんり】 アルキメデスが発見した原理。別名浮力の原理。簡単にいうと「浮力の大きさは、その物体が押し退けた液体の重さに等しい」ってこと。アルキメデスがシュラクサイの王、ヒエロンに王冠の金の純度を調べるようにいわれて、お風呂の中でこの原理を思い付き、嬉しくて叫びながら全裸で家の外に飛び出て、即行、警察に猥褻物陳列罪で捕まったのは有名な話。

アルキメデスのポンプ【あるきめですのぽんぷ】 アルキメデスの開発したポンプ。管をらせん状に巻いて、傾けて回転させて水を高所に引き上げる。コンクリートのミキサー車の仕組みに似ている。

アルゼンチン【あるぜんちん】 南米にある銀の国。もともとはヨーロッパ人が近くを流れる川を「ラプラタ川(rio de la plata)」と命名したことに由来するそうな。「プラタ」って銀の意味だからね。ところで銀は本当に産出するの?

アルミニウム【あるみにうむ】 元素の1つ。元素記号Al。原子番号13。一時期、アルツハイマー病の原因ではないかと騒がれたことがあったけど、その後、どうなったんでしょ? 最近この話題、聞かないなあ。ちなみに取り引きレートは1g=1円(玉)。

【い】 ストレス蓄積量を計る臓器。たまると徐々に穴があきます。また塩酸の生産装置としても有名。

ETC【いーてぃーしー】 自動料金収受システム。自動車にこのシステムの端末を取り付けると、高速道路の料金所をノンストップで通り抜けられるらしい。でも、実際はトラブル続きで止まらなきゃいけないらしい。まあ、私は自動車を持ってないから関係がないな。

イエローバンド【いえろーばんど】 エベレスト近辺で人気のロックバンド。

イオン化傾向【いおんかけいこう】 金属元素を「陽イオンになりやすさ」の順で並べたもの。水素も混じっていることがあるけど、細かいことは気にしないように。水素よりもイオン化傾向が大きいと、希塩酸や希硫酸との反応させたときに、金属はイオン化してさらに水素分子が発生するということです。私は学校で語呂合わせの覚え方として何か呪文のような言葉を習いましたが、忘れてしまいました。覚えているのは最後の「〜借金、金(白金、金)」という部分だけです。私はそのまま覚えたからなあ。

烏賊【いか】 イカってこんな漢字なのね。何やらネコが食べると腰を抜かすらしい。私は昔、これの解剖実験というのとやったことがある。いろいろ内臓を分解した後、食べた。美味しかった。

【うずら】 だから、私の中華丼のウズラのタマゴを取るなあ! 最後の楽しみにとっておいたのに!

ウラン【うらん】 元素の1つ。元素記号U。原子番号92。日本では山口県でとれるらしい。けれども、一般人には売ってくれない。名前が名前だけに仕方ない。ちなみに黄色いのは酸化ウラン。ウランは金属元素なんだってば。

雲母【うんも】 どうやら昔の日本人は石は雲からできると思っていたらしい。だからそんな名前になったとか。本当かな。

エアコン【えあこん】 えあーこんぷれっさーの略。コンピューターを使うと、部屋が夏は暑く冬も暖かくなるので大変です。集中管理システムのエアコンでは各部所の温度調節に職人ワザが必要になります。

液体窒素【えきたいちっそ】 液体の窒素。-196℃で窒素は液体になるので常温の空気中にさらして沸騰している液体窒素の温度は-196℃です。これに花を浸けたあと取り出して花を握りしめるとバリバリと音をたてて紙のように割れます。紙は割れないけど。原色の絵の具なんかも水で薄めずに垂らして凍らすとアートになります。垂れた絵の具が液体窒素に触れた先から凍っていくので針金細工のよう。ちなみにこれをやるときはあと片付けをすばやくやりましょう。溶けると大惨事になります。バナナで釘を打つことも可能だけど、凍らすのには時間がかかります。叩くとき結構な力がいるし。エタノールなんかは凍らせたあと、溶けるときの感触が楽しいので、凍傷にならないようにピンセットなんかで触って、溶けていく感触を味わいましょう。水を入れると、ドライアイスと同じように水蒸気の白煙が上がります。以上のことは先生の指導の下でおこないましょう。で、液体窒素の実験は当然気温を下げるので真夏にやったほうがよいです。床にばらまくのも涼しくてよいです。でも、表面張力で丸い粒になって方々に散っていきます。表面から気化していくからドライアイスのように床との摩擦係数がほぼ0になるのね。くれぐれも実験は先生の指導のもとで……。まあ、液体窒素はそんなに恐いものじゃないので、手に入ったらどんどん 遊び 実験しましょう。凍傷と水物(これはすぐに凍って皮膚に張り付くので凍傷の原因になります)だけは気をつけるように。そうそう、密閉容器ももちろん駄目ね。って誰に言っているのでしょうか。まあいいや、これだけ書いたらもう満足だ。私がひとりで満足してどーする。ところで、私は以上のような悪戯はやっていないぞ。って、説得力ないな。でも、以上のようなことをやって怪我をしても当方としては責任は取れませんのであしからず。くれぐれも自己責任で。先生に頼んでやってもらうのが一番よいかと思います。

【えら】 実は美味。

エルステッド【えるすてっど】 磁場の単位らしい。聴いたことないぞ。何でもCGS系での磁場の単位だって。1エルステッド=(4π)-1 ×103 Wb。こんど使ってみよう。

エルニーニョ【えるにーにょ】 スペイン語で「神の(男の)子」という意味がある気象現象。ペルー沖の赤道付近の海水の温度が上がる現象で、これが起こるとエクアドルのグアヤキル湾で冬に暖流系の魚がとれたため、これをクリスマスプレゼントと考えたペルーの人がキリストにちなんで命名。どうやら大昔からある現象で、ある説では16万年前から発生していたらしい。神は昔からいたんだね。

エロス【えろす】 ジム・リッチさんが計画した、銀河円盤の外にある小さくて暗い星を多く観測するプロジェクト。いわゆる暗黒物質を探すんですね。

【えん】 これを「しお」と読むと少し意味が変わります。「えん」と読むときは酸と塩基との中和反応の水以外の生成物ですかな。ん、何か語尾が変だ。

エントロピー【えんとろぴー】 物理学において研究室の散らかり具合、汚れ具合を表わす指数。単に部屋が散らかっているときにも「エントロピーが高い」という。

オゾン【おぞん】 酸素の同素体。化学式は O3。原意は「臭う」。たしかに臭う。常温では青っぽい気体。有毒です。光化学スモッグのひとつ。どうやら、フロンという化学物質を使えば簡単に分解できるので、毒であっても安心。

オゾンホール【おぞんほーる】 オゾンの穴。オゾンでできた穴なのか、オゾンにとっての穴なのかは不明。しかし、このオゾンホールは紫外線を通すことで知られています。一時期、東京に出現した真っ黒に日焼けした女の子はその影響かと思われます。東京にきっとマイクロ・オゾンホールが開いたに違いない。

オングストローム【おんぐすとろーむ】 記号『Å』で表わされる長さの単位。1Å=10億分の1m。この単位記号はある特定の研究者しか使わないのにワープロやコンピューターや時には携帯電話でも「読み方」から変換できる奇特な記号。誰が携帯電話のメールでこの記号を使うんだろう? こういうのをみると、きっとこの機械は理工系の人が作ったんだろうなと思う。こんなのより登録してほしい記号はいっぱいあるのに。

温度【おんど】 漢字から判断すると「ぬるさ」の度合いらしい。


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