2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集    home 

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 満田衛資(みつだ えいすけ)さん編  8月05日pm 8時〜 二条駅傍回転寿司屋さんにて 

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 その08  

 祇園祭に招待すること 

佐藤:10時だと言うのに高校生の多さ・・第四部だけどさ〜
満田三部です
佐藤:あそう俺はもう(寿司喰う)のお終い。10時だいうのに高校生の多さはどうなっておるんですか?
満田まあ現代ですね
佐藤:みんな家 いかないで寿司喰っている!!ね。だって10時だよね。へ〜。
満田:僕らは10時に学生同士で寿司屋に来るっていうことは無かった
佐藤:これ高校生でしょうどう見ても。
満田高校生ですね。何か打ち上げてるんじゃないですか。
佐藤:へーえ〜、夏休みですよ

満田:倉すし行っているってぐらいだったら、親も「ああ行っといで」って言うと思うんですよね。
佐藤:その位有名なんだ。それでまあ今度は祇園祭招待になりますけど。
 「須波の家」 藤本寿徳建築設計事務所 構造満田さん

満田
:はい
佐藤:満田さんて、ちょっと そんな事やる人居ないじゃないですか
満田:いやいやそんなことないですよ〜
佐藤:そんなこと無くないよ!だって。
満田:いやけっこう
佐藤:だって俺さ〜構造設計者の家に招待された事無いよ

満田:まあ、まあ
佐藤:それお世辞でも招待する?それ何?それって、なんでそんな事をやろうと思ったの?
満田:いやまあ単純に1年お世話になった人に対しての、まあ何か・・その〜・・僕の事務所の真下に。・・蟷螂山(とうろうやま)・・山車って山車が・・立つ・・んですよ、で祇園祭もの凄い人で!何十万、2日通して100万っていうような全体を通じて。歩いているだけでも疲れるんですけど。5階のベランダでちょっとまあ、歩いて疲れたら、そこで、座りながらまあ、ちょっと下のうようよ、グジョグジョしているのを。雰囲気が・・凄い

(絵 満田事務所下方に立つカマキリがのった山 満田さんより)

佐藤:
それは分かるけど、みんなにお世話になったと言いながらさ〜、メールするじゃん。そういうものの方が良いと思うけども、そんな事聞いたことも無いよ

満田:そうですかって?て言う以外にないです
佐藤:聞いた事ありませんね。
満田:あの〜
佐藤:それは普通でしょう!普通じゃありませんよ。

  (からくり術にてカマキリがハネを広げる 絵ネットより)

満田:
そやけどう何かちの事務所から花火が綺麗に見えるんで、皆さん花火大会に来て下さいとか。
佐藤:普通にやってたわけね
満田:そういう人達いらっしゃいますよね。
佐藤:分かんない
満田:その内のワンオブゼムだという感じがあるんですけど

佐藤:なるほど。それでちょっと何かさつきいきなり(戻るけど)第一部でさ〜独立された話とか全然聞いてなかったんですけど、何時独立されたんですか

満田:えーと。3年半前(2006年)ですね。
佐藤:たった3年半前で、そんな事も考える余裕が!。三年前からいきなりそれやっているわけ?
満田:京都来てから、ちょっとず。あの〜つやってます。だけど、今年みたいに一斉にばーっと出したのは今年からですけど
佐藤:一杯来ちゃうじゃないですか
満田:一杯!来ちゃいましたよ
佐藤:来ちゃうよね

満田:だから、一杯無制限に呼ぶわけにいかない。ただのお友達って呼べないんですよ。だから、
佐藤:何人ぐらい入れるんですかそこに
満田:う〜ん、ワンルームマンション二部屋なんで。せいぜい20人ぐらいかな立ってみんな
佐藤:そうかそうか、じゃー物理的限界が有る訳ね
満田:限界が有るんで。その無制限に僕も声掛けることが出来なくって、一応その線引きっていうが有って。それはも〜あの人好き嫌いとかって言う感情出したら駄目なんで。この1年に発注してくれたかどうかなんです。

佐藤:はははは、
満田:それって もの凄い・・フェア・・わけでしょう。
佐藤:俺って発注しないから来れね〜ふふふ分かりやすい!。
満田:だから、自分の中でもの凄い、そうい時ってクリーアーなルールがないと、許せないっていうの

佐藤:だってさ〜俺がさっきKさんに聞いておいてねって、発注したのでいいわけ?
満田:えーとね。そういう意味では佐藤さん微妙な立場ですね今
佐藤:お金 発注
満田:一応ね、お金じゃなくっても、そのゆうたら、メディアの方は声掛けたんですよメディアのインタビュー・・記事載せてくれて、ようするに一緒に・・仕事した人って言う

佐藤:なるほど。
満田:ことを、明快にしとけば何か やらしさ 残らないだろうと、相手にとって、声掛からなかった人にも。
佐藤:僕は声掛からなくっても全然
満田:掛からなくっても、駆けつけて来るでしょうたぶんふふふふ
佐藤:まあ、やっているだろうみたいな。まあ一仕事は20年後の話ですから。とりあえずまあ〜お好きにして、それ置いておいて
満田:勿論だから、来れないって分かっていても、東京の仕事の人も全部流しているんですけども。流した 流してないっていうの、・・が僕の中では許せなかった・・

佐藤:だからけっきょく満田さんの、俺はそれにちょっと+アルファーを付けて、みんなに出した方がいいですよ。それでほら京都の仲間が居るじゃないですか。満田さんの所で見て後分宿させるとか。それでもいい、満田さんの所じゃなきゃ見れないわけ。
満田:いやいや京都中その、ポイントポイント在るわけですから。・・出来る人はたくさんいらっしゃるはずですけど。
佐藤:満田事務所が受付で、貴方はあそこの人におわせしてもらって
満田:そんなめんどくさいだけですよ

佐藤:うははははは。
満田:エリアが凄い広いんで、各町内で鉾とか山を持っているんです。それが30幾つあるでんすよ。僕の町内の所にはそのマンションの下に。事務所のすぐ下に立っているという。山車が。
佐藤:そうか選ばれた20人が集まるという
満田:選ばれた、っていうのは僕が選んだと、
佐藤:偉そうに俺が言っているだけ挑発てきに

満田:だから選ぶとか、そういうなんて好きじゃないんで。やっぱりそこは
佐藤:でも選んでんじゃないですか
満田:だからその、さっき言った線引きします
佐藤:(仕事を)発注したかどうかと。遠い近い関係ないわけね。
満田:そうそう

佐藤:俺見ているから 行かないと言われるかもしれない
満田:・・・行くのに金掛かるし
佐藤:ふふふふ
満田:それはね。失礼なのは、百も承知で・・案内を出しておりますけど・・
佐藤:なるほど。・・ そういう活動ってのはさ〜やっぱり珍しいですよね。僕としてはもちさ〜ろんそんなものは大賛成ですけど。ハウスレクチャーとか「建築あそび」もそうですけど。まったくそういう意図で、俺だって交通費なんか出さないし。参加者に。何か喋れっていうわけでもないから。祇園祭に来てくださいっていうのは

満田:わいわいやって、その人と人との・・接点の中から・・そこで何か次のものが生まれるから、それは素敵な話じゃないですか
佐藤:だってそれ誤配でしょう。だから人と人の、満田さんの(招待によって)祇園祭りに来てくださいって言ったときに、満田さんは誰かと誰かが間違って配列されちゃったときに、喋るわけじゃないですか。誤配というのは失礼かもしないけど。さの祇園祭り、満田さんが仕掛けた祇園祭を鑑賞する場に、偶然でくあした人達どうしで、また違うさ(交流)何か生まれる
満田:そうそう、それはあって
佐藤:それは、そんなこと。ほっといてもある

満田:それはそういうもんだと思いますけど。
佐藤:男と女が夫婦になちゃったりね。するかもしんないし。
満田:そういう組み合わせはなかったですけど
佐藤:今回無かったですか。男しか来ない
満田:いえいえそんなことはない。夫婦はよく来ました

佐藤:夫婦は来たけど、独り者どうしは来なかった
満田:独り者は男ばっかりでした。はははは
佐藤:なるほど。なるほど。

 「須波の家」 藤本寿徳建築設計事務所 構造満田さん)

満田:
数が合わない。
佐藤:そうか。満田さんって、居いるけど、けっこうリッチな気分にね。お父さんてこんな所で知り合えで・・構造頼んえだったら・・もっと満田に頼め〜みたいな話になっちゃうよね。
満田:まあ
佐藤:あんまりならね〜か。
満田:どうなんですか、・・僕の方も・・仕事選ぶ側じゃなくってもらう側・・ですから・・

佐藤:俺 参加しないとキレ味するどい質問できなから
満田:あははははは
佐藤:来年は あははははは、5年後に切れ味するどい質問するために一回招待されなきゃいけない。まあそんな感じで。任せて

満田:ぜひ来てください


佐藤:
なるほど。でもなんか、そうか、そんなにふうにこう深く考えてやってないっていうことがよく分かった。でもそれは何か いいですよね。足下にある素材を使って。
満田:それだけね あの〜良い空間っていうか。その、なかなか体験しようと思っても。体験出来ない!そのザワザワザワザワっていうのだけで、こんなに凄いエネルギーが出て来るのか?!とか。それはもう凄いでんですよ。
佐藤:ただ人が歩いているだけでもね。

満田:歩いて、本当に誰かと誰かがくっちゃべってる、それのザワザワする。
佐藤:人間のエネルギーがね
満田:人間のまさにエネルギーが凄い
佐藤:そのまま上空で
満田:5階までばーっと上がって来て。あの〜その祭り独特の高揚感って有るじゃないですか。それは建築家が作ろうと思ってる作れる空間なんかじゃないわけですよ
佐藤:分かる。分かる。都市の5階でさ〜京都の町を楽しむっていうね、事をもうちょっと明快に文章にしてくれないと困るとは思うだけど。

(絵 祇園祭りを見下ろす 満田より)

満田:うはははは
佐藤:ふふふ。まさにそうですよね。だってそれを論じる人が居て初めて、都市のさ〜鳥の目とか虫の目とか言うけど。都市の5階の目とかね、5階の・・耳・・ってあっていいわけじゃない。そういう何かあんまり(極端な)上と下二項対立じゃなくって、都市を地上5階の感じ方って文化を創ってもらって。京都の5階のなんか京日常みたいなもの出来るよね。そうかなるほど。 僕は呼ばれなくっても来ますけど
満田:へははははは、何月何日が
佐藤:決まっているものね。

満田:宵山って決まったますから。だけど二日間やっているその
佐藤:おれ暇だからずーっと見ているよ
満田:いえや、・・内の事務所は1日だけで・・
佐藤:そんなこと言ってないで みたいな

満田:・・いや三日あるんで、1日は・・プライベートで家族で楽しむ。
佐藤・・所員と楽しむ日と・・

満田:・・その中で・・一番。僕も仕事しながらですから・・仕事のいい日を・・・
佐藤:京都の地者としても、5階のお祭りの この楽しみっていうのは新鮮ですか。
満田:それはも〜
佐藤:地者も感動する都会の目線。グオーット下の方で地鳴りしているわけね。地鳴り。
満田:地鳴りしてますよ。っていうか町がそわそわ、いつも 普段いつも2車線の・・道路が当然歩行者天国になるし・・たこ焼き売っていたりとか。露天がグワーっと出る訳ですよ。で、年間3日間だけあり得ない瞬間
佐藤:解放区になっているわけだね。車の、路上が車の世界じゃなくって、人のためのさ〜空間に転化して

満田:実際その夜の6時から・・歩行者天国が11迄あるんですけど・・。その瞬間だけじゃなくって。もう、その日朝からもう。
佐藤:そわそわしている
満田:前日から、みなもう準備はスタートしているし。祇園祭自体は
佐藤:1ヶ月ぐらいあるだよね
満田:7月1日からスタート、そうるすと7月1日ってまだ、祭りの雰囲気は、そういう屋台とか無いんですけども。裃着て、山が何番目に・・巡行するか・・抽選会するわけです
佐藤:なるほど

満田:そういう。マンションばっかになって、だいぶ雰囲気変わってるんですけども。マンションの一階にはかならずそういうスペース・・作れみたいな・・たぶん町会ルールがあって。そこで、何かお払いの儀式あって。1ヶ月・・雰囲気起こるわけですよ。

佐藤:終わった、そのメーンイベントの山鉾引き回しの後もあるわけでしょう。
満田:ありますね、だから。
佐藤:静かにね。

満田:7月ほぼ1ヶ月掛けて、やっているんで。
佐藤:分かった!だからさ、今の話聞いてよく分かったんだけど。当然そのような事で仕事もそうあるっていことさ〜。仕事とはそういもんだと思っているわけだよね。
満田:どうですか
佐藤:だって、そうじゃなかったら、俺はそう思うな。満田さんそういう誰も頼まない、出資しないお祭りのためにずーっとそれ(知らせ事務所を開放)やる人がいるわけじゃない。ずーっと。
満田:そうですね、その世界観というか。社会観っていうか。・・・・・
佐藤:みんなで作り上げる

満田:結局、どこかの誰か作っているもので埋め尽くされているしその、それが全然、自分に関係の無いと思うっていることでも、ね今くっているお寿司。魚はとこかで誰かが釣って来てるわけでしょう。米はどっかの・・御百姓さんが・・作ってくれている、という総合態じゃないですか。という中だから、決して何をやったて ・・・・社会と結び付いているはずなんですけど

佐藤:それはそうだ。それが一番解りやすいのは祇園祭り(の事態)だよね。
満田:分かりやすいかどうかは ふふふ
佐藤:おれは分かりやすい。
満田:そこまで意識はしてないですけど
佐藤:おれは、そういう風に聞こえる。だってそんなこと自然発生的に、満田さんみたいにさ〜。自分の

満田:そうやけど、・・それは特殊な空間なんです・・。自分がたまたまそこに事務所構えられた・・偶然なんですけども。それはね。
佐藤:いいじゃないですか あとずけで
満田:素敵な空間だと認知したわけですから。それはまあ、みんなにこれは来てもらって。喜んでもらえると、それは自覚しましたから。それはまあ是非

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