2009年12月10〜13日じゅっくりの会in京都 記録     home  

10日 駅から  えいぞうさんの家体験記  えいぞうさん父を語る えいぞう・きみこさん新居を語る

11日  柳原照弘の この1年   工芸繊維大講義      デザインイースト 00 を語る  

12日  渡辺菊眞さんに聞く     鼎談 アガカーン賞の王路 (森田一弥・渡辺菊眞・江崎貴洋)
     松岡聡さんに聞く    
工繊大3年生・浅野翔さんに聞く

 渡辺菊眞さん森田一弥さん江崎貴洋 さん

      「アガカーン賞の王路」 
 その01  その02  その03  その04  その05  その06  

                その05

      アガカーン賞取ると掲げておく

森田:ははははは、なんだろうな、僕らがやっているような、活動をちゃんと見てくれてる人はアガ・カーンさんかなと。そういう建築の評価のしかた、あのサイト見て面白いのは、こういう人が居るんだ!っていう人が一杯いるですよね〜(アーガー・ハーン建築賞Aga Khan Award for ArchitectureAKAA

渡辺:取っている人でしょう、びっくりするねあれは。ふつうにお洒落な人も取っていたりするははははは

森田:聞いた事ない人も居る、建築の技術っていうのはこういう貢献の仕方があるんだとそういう目線を与えてくれたっていうのは、ありがたいですよね。僕が左官やっていたり、土嚢を積んでいる菊眞君がですね、僕はこれで何が出来るんだと考えたときに、こういう世界なら技術は役に立てるかもしれない

佐藤:江崎さんどうですか。アガカーン賞どころじゃなくちゃいました
森田:あはははははは

江崎:
私は何もないので

   会場ははははははは
  
江崎:左官の森田さんに土嚢の菊眞さんに 私は設置させる人

会場はははははは

佐藤:
なるほど

渡辺:具体的にアガカーン賞ってイスラム圏の事もあるから。例えばヨルダンのやっていることもそうだけど。アフリカでやっているエコ・ビリッジみたいなものの方が社会的な意味大きいし。で、その地域が持っている、元々在る円のコスモロジーみたいなものが土嚢とかを切っ掛けに復権するという意味から考えると。テーマ性を含めておっきいんだけど。べつにあれイスラム圏でも何でもないんで。そこでどうのって話じゃない。構わないみたいなのあるですけど。

だから森田が言ってることに尽きるんだけど意味あることがちゃんと評価される賞があるという意味でアガカーン賞ということが大きくって。別にイスラム圏に貢献したいっていう訳じゃないというあれしか思い当たらないよね、賞で言うと建築賞なんて大概地にまみれて、汚れきってしまってるんで。

森田:ああいうモデルがある、建築家としてああいう生き方があるっていうのは、雑誌は取り上げないし、

佐藤:ああいうモデルを、観客の為に解説もうちょっと詳しく
渡辺:色んなタイプの人が受賞されてるんですね、ハッサン・ワキドはイスラム圏のど真ん中の人だけど。ある村みたいなものが、移住せざるを得なくなるときに、村そののを移住する村の計画を、しかもセルフビルドみたいな、エジプトで作って。そういった自分たちで作りあげる村の移転計画みたいものを実現させた巨人が居て、そううのは当然取っていたりとか。

そうかと思ったら、アフリカよく知らないような村ででちょっとしたものを作った事の功績が認められて、賞を取っていたりだとか。そうかと思ったら、ジャンヌーベルみたいな人がアラブ何とか研究所とか、カシャカシャ動くああいうものも取っていたりするっていうのもあって。

建築に関わるうえで色んなバリエーション、様々な意味のあるような事というものを包括的に評価しうる

あとイエメンとかの集落とかの、復元作業とかも取っていたりするから。だからおよそ、意味があると考えられるようなものたちに対して評価、正当に下る賞があるんだということが、まず嬉しいという事なので。

それでアガカーン賞という事を何となく言いだした時期があって、江崎と僕で。と言ったらその話をしたら、あるとき、森田が俺はアガカーン賞!みたいな

 会場 がはははあははははあっははははは

渡辺:だって日本にそんな事言う奴 おらないと思ってたら
森田:日本で取るんだだったら布野研出身者かな

会場ははあはははあはは

渡辺:それは同じ、岩崎がその数寄屋みたいなものをずーとある現代的な意味でもって、作り続ける事と同じ事で、そういったもののを評価しうる機関が在るというような事を

代名詞をアガカーン賞と言っていて。アガカーン賞がイスラム圏の賞なんで。それにノミネートされない、みたいなことはあるけれど、

会場ははあはっははははは

渡辺:要は意味あることをちゃんとすること。て言うようなことの合い言葉として、アガカーン賞取ると掲げておくことが重要なんだと。
佐藤:こんなんで良いですかもうアガカーン賞話は


森田:だけどあの後は土嚢の技術は カリーリさんのものとされているんだけど。そうでも無いよね?っていうのはあると思う。土嚢を積んで建築を作る技術っていうのは、カリーリさんが初めて建築の世界で人の目にも触れるようにしたけど元々は軍事技術なんだよね。

渡辺:あれは、軍事的な塹壕とかっていうのを組み上がるための技術、荒々しいものを平和利用に転換したというような事。、その発想をカリーリ氏が先鞭を付けたとしたら(本人自身は色々胡散臭い人なんだけど) その発明っていうのは僕は僕自身のやっていることが、土嚢に関わっている事で、どうだろう今の段階で3ぐらいあるとしたら、7はカリーリだと思うんですよ。

それは、そんで良いと僕は思っていて。であの人は、口頭の文句で平和利用だとか何とか言っているけど、実際は全然カリフォルニアから動かないっていう。たまさかイランで、地震があったから母国なので戻って、震災復興の住宅をつくる、それが認められているのと、その工法を産みだしたということが、やっぱり建築として見直したという事かな。

そのそじょうでやっているから、さっきも言ったように。土嚢をやって、で建築を作っている事は、たぶんカリーリ氏と比べて使い方だとか、作り方、作る物の造形とか良かったりしても、彼が6なり7あるとしたら、僕は3程度やろうと

建築家の能力がたぶん彼とは違って、彼は建築家の能力えらく低いんで。で、あるにしても開発するって凄いですからね。それはやっぱり7ぐらいのつもりだと思っているので。

僕自身のやりかた作り方も含めて、それはどんどん開発するけど、たぶんそこで幾ら頑張っても3程度だと思っているから。ただ僕自身は僕自身がやれることで、10のものがあると思っているから。さっきも言ったように、そこに行って潜在的にあるものを組み合わせて、組み合わせ方を提示するのと。単に口で言うのと、そこにちゃんと行ってやる事。その後なんか不思議な物が出来て、「お〜」となりながら、けど じゃっかん 石もぶつけられるっていう

会場ははははははははは

渡辺:というのを世界で転々と渡り歩くことでもってアガカーン賞
森田:そこがパーソナリティーの違いで彼は石を投げられるのを、ちょっと喜びを感じて

かいじょうはははははははははは

森田:
とういうものがあって、僕の場合はこらやったぜーみたいなふふふふふふ石は飛んで来ないと。そういうノーテンキな処がある

渡辺:石投げられる系統の話の素地みたいな話を今日佐藤さんに午前中お話しをした

佐藤
:学部で月面宙返りやっている人と、やってない人の違い。領域に馴染めないと。その辺の話は生い立ちから聞きましたので。地域から排除されつつ生きるっての源流話ですね。 被害妄想的なものを立ち上げてそこで闘っていくという渡辺主義というのは、最後石ぶつけられないと渡辺主義は完成しない

森田:人生が

佐藤:受け入れられちゃっては駄目んだな

かいじょうはははははは

佐藤:おいたちからそういうことになっているので
森田:そうか、ライフプランがね
佐藤:追われる者として完結してますよね、

渡辺:それはありますね
佐藤:森田さんはハッピーにいかないといけないと
森田:そう行きたですね


佐藤:江崎さんはどうなんですかその点は、男の紐で、貢がれれつつ最後のライフプランはどうですか?

江崎:藤山寛美みたいな
かいじょうはははははは

佐藤:なんですか、もうちょっと詳しく
江崎:ばっと稼いでばっと散るみたいな
森田:しかも 海外で稼いで、あぶく銭なんだよね

江崎:ODAを ぼく全部もらいたいですよね
森田:あぶく銭なんでしょう、
佐藤:ODAでは こんどは3日で使い切れませんよ、俺呼んでね

会場はははははっはは

森田:そいう建築の作り方って 新しモデル、僕は左官の技術に興味があって、たぶん僕の知っている事を役に立てるには、そいう建築家像しか無いだろうな〜と思っているだけど、彼ら二人はそれをやりつつあるので

佐藤:またもや 月面宙返り されちゃってると
森田:いやいや後ろから彼が石投げられるのを見ながらどうやったら、ちゃんと花束をもらってね それを勉強してから行きます

渡辺:江崎君はたぶん花束もらうくちですよ。だってインドネシアの時にプリンスって呼ばれていた
森田:ああそうなんだ
江崎:石投げられないですね

かいじょうははははははは

佐藤:男が、男の紐に成る能力もっているだから、それは石投げられないよね、同級生が20万のなから5万貢ぐって、明治なら、日本の近代が始まったときなら分かるけどさ、つい最近の事だよ!
森田:そうそう
佐藤:最近の話なんですよね、そんな人間関係が有るのか〜!?驚きましたよ

会場 ははあはははははは


渡辺:岩崎君には個展やっている時も布野研で石を投げれてるような状態だから、それにドップリ付き合ってもらって、
佐藤:巻き沿い喰わしたんだ

渡辺:巻き沿い喰わした
岩崎:そうなですかね
森田:だれも石なんか投げてないですよ

渡辺:あはあははっははは
森田:当人が投げている

佐藤:物語つくっているから

  会場ははあははははははは

岩崎:個展終わったとき花束もらったじゃないですか

かいじょう あはははははははは

渡辺:記憶が無い


    ガヤガヤガヤや

渡辺:何かわーっと感じのもんでもなかったじゃないです。
岩崎:そうですね、布野研全体のバックアップだって感じではない
渡辺:なく、とりあえず片隅でやっているという、それを彼はずーっと、フルで手伝ってくれてたもんね。
岩崎模型作ったりですね

佐藤:岩崎さんが手伝っおうと思うった魅力はどんなものだったんですか
森田:手伝ってやらないと死んじゃうじゃないかって
岩崎:そんなことはないです、純粋に面白かったですね

 1:15:32

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