2010夏 ことば悦覧 in うるとらまんchin々 (仮想領域 大坂・京都) | |
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「たかぎ み江さん エア人生を語る」 全4章 聞き手・文責:佐藤敏宏 第1章 ■ 夕飯 作って食べよう 01 02 03 04 第2章 ■ 生い立ち 01 02 03 04 第3章 ■ 学問卒業後のエア人生 01 02 03 第4章 ■ みやげなら→ 建築模型ケーキを作ろう 01 02 03 04 05 06 |
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第2章 生い立ち 03 | |
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(絵ネットより) |
佐藤:高校はどうしてたんですか。ダンスですか、新体操とか、そうじゃなくって み江:高校からは楽しすぎて。そうです、高校ですよ色々変わったのが。 佐藤:中学校のときは 普通の子で 変わってなかった み江:中学校のときはね凄いストイックに生きてましたね〜 佐藤:具体的にどういうことですかストイックに生きてたって み江:なんていうのか、まじめやった、メチャ真面目やった。学校嫌いやったけど 佐藤:真面目ってどういうこと。 み江:なんだろう、自分に厳しかった。常に自分に自分を向上させようとしていた。 佐藤:なんか目的があるわけだ、向上させるってテストの点数多くとるとか、そういうことですか、駆けっこ一番になるとか、知識欲かな知らないことを覚えて身につけるとかかな。 み江:違いますね、なんだろう。何かね向上ていうかね、常に自分の中の甘さを排除しようとしてました。 佐藤:息苦しそうで 難しいこと言うね み江:うん。でもそうとしか言えようがないですね 佐藤:甘かったんだ み江:ストイック でしたね 佐藤:へ〜え〜、じゃけっこう〜 しんどかったんだ。 み江:しんどかったのかもしんないね しんないですね今思うと 佐藤:あんまり明るい中学 青春してないね み江:学校つまんなかったな〜、中学校つまんなかったんですよ割と。 佐藤:イケメンの男の子に憧れるっていうようなもともなかったの、初恋ってやつですよ み江:それはあるけど 佐藤:あったけど ストイック み江:あ 生徒会やっていた、それは楽しかった 佐藤:生徒会って楽しいじゃん み江:楽しい 佐藤:学校内政治 ふうでね。 み江:そうそう 佐藤:生徒会会長ですか み江:会長 佐藤:凄いね、演説して当選したんだ、選挙あるでしょう み江:ありますね 佐藤:そこで選ばれるんだから人気あったんじゃない み江:うん。 佐藤:その頃の中学校内の 問題は登校拒否とか校内暴力とかですかね み江:うちんところはね、先生が厳しかったから、生活指導厳しかったから、おとなしかったです。かなり。あんま問題なかったです、ただ単に校則きつくってつまんないなっていうのは いつも思っていた。 佐藤:生徒会の幹部なんだから言えばいいじゃない み江:ゆうたゆうたもう〜。会長になって合法的に言えるようになったから、凄い文句言ってました。あれストレスのはけ口でしたね、今考えてみるとね。 佐藤:中学校制度に対してむかついていたんだ。 み江:そうですね 佐藤:ストイックというか苛立っていたのかな み江:ストイックっていうのは別の話です。 佐藤:なるほど。人気ないと当選しないじゃないですか。無投票じゃないでしょう、何人か立候補するんでしょう み江:うんうん そうですね 佐藤:演壇に立ち演説するんですよね、会場から、かけ声がかかって、いいぞいいぞたかぎ!と。選ばれているんだから。 み江:それはなんか知名度じゃないですか、野球部だし。 佐藤:み江はスコア付けているから一票投じるかってもんでね み江:そうそう、野球部票とかあると思いますよ 佐藤:ふふふふ、野球部員100人ぐりいたとか み江:そんな多くないけど 佐藤:そうか〜でも大変そうだよね生徒会って み江:でも楽しかったですあれは、 佐藤:混み入った人間関係を調整するのが好きなのかな、生徒でもない先生でもない狭間に立っているのが好きなのかな み江:・・・沈思黙考・・・・・ 佐藤.:考えてますふふふ沈黙しちゃいましたね み江:どうなんだろう、なんでやっていたんですかね 佐藤:楽しくなかったら立候補しないんじゃない み江:いや、楽しくないからやっていたんだと思います 佐藤:あそう。楽しい私服の学校にしてやろうはなかったのかな、俺の時代には長髪運動でしたね、大騒ぎ。み江さんの時代はオール長髪でしょう み江:いや厳しかったです。 佐藤:坊主頭ですか5りん刈りのツルツル み江:坊主まではいかなかったですね。ただ割とコードあった。耳に付いてはいけないとか、そういう感じのが。 佐藤:あきる野とか福生とか飛行場に近いし米軍居るし国際的な感じはするけどね。東京の田舎って感じで、元気爆発ではなかったのかな。 み江:そうですね、東京の田舎で今思うと、割と美味しいですよね。田舎の良いところと、それでちょっと行くと都会 佐藤:都心にすぐいけるしね、 み江:通勤圏だしね一応 |
私のエア人生スタート 1984年ぱふぉまんすイベント記録集 |
佐藤:じゃ高校の話をしてください み江:高校は楽しかった。高校から私のエア人生が始まる感じがします。エアデビューみたいな 佐藤:ふふふふなんですか それは み江:わかんない 佐藤:力が抜けて空に浮いちゃう感じだな ふふふ エアデビューって み江:ゆるくっていいじゃんみたいな、いままで何か、かなり自分に縛りかけてキチキチにやって来たんだけど、凄いストイックに生きてたんだけど。 佐藤:中学生時分ストイックって言われても分からん み江:そうですか、中学生ってストイックだと思いますよ、人にもよるけど 佐藤:義務教育制度に潰されているかな〜 おれ覚えてないな み江:ぶ〜 佐藤:都会だから み江:都会じゃない都会じゃない、都会の風はあたしには吹いてなかったです 佐藤:むかむかした 記憶はあるけどね。体の変化があるので、むかむかした記憶はある。、大人でもないし子供でもないしさ。身体のホルモンバランスからくるストイックでもないんでしょう み江:そういうんでもないですね。 佐藤:まああとでまた、思いだしたら教えてください。 み江:はい 佐藤:ストイック中学生がが高校に入ったら消えた み江:はい 高校は楽しかった 佐藤:楽しい話をしてください。そこから、楽しくない話やストイックが分かるかも知れないので み江:あそうか。 佐藤:ダンスでしょう踊って、色んなダンス観てるですけど、観るの好きなんですけど。身体表現系、俺が30才ぐらいのときはパフォーマンスブームとでもいうような風が吹いてたので、踊り手とは交流がありました。僕が主催してパフォーマンスイベントとかした み江:ほんと! 佐藤:(右)写真記録集を作ったので残ってます、 み江:へえ〜 佐藤:一緒に共催していた一人が 裸になってね踊ったんだけど。壇上で公然猥褻罪で逮捕されたりしましたね。その他 大野一雄さんとか勅使河原三郎さんが無名に近かったから 福島で踊っていました。 勅使河原さんとは温泉に行って泊まったりしました。 み江:なるほどね〜 佐藤:その当時は東京で活躍していたダンサーば地方に流失し始めた時期だったんですよ今思うと。東京ではもう暗黒表現、アンダーグランド表現がすたり、ポップカルチャーの時代に突入したんで軽い表現が流行りだした。唐十郎さんの状況劇場もトラックで地方公演してました。通称赤テントが福島市にも何度もやって来ました。都会では 暗い表現が流行らなくなった時代だったんですよ み江:うんうん 佐藤:都会で生きている地下的表現者が一時避難して 田舎でだれも観てない場で表現して身体性を取り戻すみたいなことだったのかな。90年代とかゼロ年代だと逆流に、整理され淘汰されて 都心に逆戻る。暗黒舞踏ダンスって感じです、アートと町おこしが結婚したんですよ、町おこしの手段に個のアートが。まちづくりの口実に、御役所にに抱き付かれてしまったとも言えますよね。 80年代の東京は70年安保や浅間山荘事件の後 政治闘争と表現が併走するような時代は終わりバブル前夜でした。 けだるかったので大自然を求めてやって来たんだと思いますよ。そういう意味ありげな表現者との交流も面白いんですけど、盆踊りも面白いんです。み江さんが高校生で始めた踊りってのはどんな踊りですか。 チェアーガールみたいな集団演舞ですか。 み江:いやジャズダンスです。普通の音楽に合わせて踊って楽しいぐらいの。 佐藤:レオダード着て〜 例のあれを着てジャズダンスを踊る。そりゃ楽しそうだ爆発して楽しそう み江:楽しいですよもう〜 ふふふ 佐藤:大会とか出たんですか、 |
炎のアルバイター 追っ掛けに填る み江発・多量のラブレター 読みたい! |
み江:いやダンスはそんなに、私高校のとき何やっていたかって言ったら、高校のときアルバイトしてたんですよ。炎のアルバイターだったんですよ。 佐藤:え??炎人間?・何それ み江:炎のアルバイター燃えるアルバイター 佐藤:アルバイトに燃えてたんだ、アルバイト主義者に大転換したんだ み江:週に、7日の内 学校の帰りにです もちろん。学校はもちろん一日も欠かさず行って。で週 4日間ウェートレスやって。2日間家庭教師やって。残った1日でそのお金で近所にダンス習いにいていた。 佐藤:ジャズダンス学習は お金を自分で支払ってね〜 み江:近所に在ったんですよ。スタジオが。 佐藤:凄いな あきる野高校生は。ダンス・スタジオって入ったら最初何をさせられちゃうんですか。レオダードだよねもち み江:レオダード着る人もいますけど。 佐藤:アルバイト燃えまくり、ジャズダンスもし勉強もしていたんでしょう み江:いや、しません。 佐藤:ふふふ、しませんふふふふひたすら社会と交流し勉強したと み江:はい。あと おっかけやったりとか 佐藤:追っ掛けってイケメン男とかですか、好きな み江:好きな人たちが いまして。 佐藤:いいねいいね〜 歌手でスターかなにかですか そやつは み江:スタートいうほどのスターじゃないですけど。ド・ハマリしまして。 佐藤:青春よ いらっしゃいですね、全国各地を追っ掛け歩いてたと み江:関東一円は 行ってました 佐藤:ふふふふふ み江:追っかけ 始めたのが高三。高三と浪人っでさんざんやった。うん。勉強してない。歌は歌わないけど音楽の人たちですね。 佐藤:イケメンですか。 み江:いや〜 佐藤:何かが 複合的な位置に重なり合って 填っちゃったんだ み江:はまった、初めてですね、何か、あのね、そうか。それは私が表現に出会った最初の体験だったんですよ。 佐藤:そやつらは音楽で自己表現してたのね み江:表現してた!でそれまではなんか半径5mの中でぬるま湯で暮らしている訳ですよ。高校生。視野も狭いし。趣味はお菓子作りですとか言って 佐藤:ふふふふふ み江:アルバイトしているわけですよ。でまあ そんな世界しか知らないところに、初めて表現しているっていう人たちに会った 佐藤:その人たちは20才ぐらい、もうちょい30才近いぐらいですか。それとも同世代 み江:ちょっと上ぐらいかな。 佐藤:音楽表現活動の人々に遭遇!?! だな み江:それは凄い楽しい、なんだろうな自分にとっては面白い出来事 佐藤:ラブレターとか書いたんですか み江:書いた書いた、めっちゃ書いた。 佐藤:今残ってないの み江:あのね コピーしてとって有るんだけど。 佐藤:それは〜 早く見せてくれ〜 み江:恐ろしくって、一回も開けてない 佐藤:おれが 内容を文字に起こして この記録にぺたんと貼って公開してあげよう み江:やめてくださいははははははははは ぴしゃりと膝小僧を平手で打つ音 佐藤:ふふふふふふふラブレター見た〜い 読みたい、面白いじゃん、男の子に出したんでしょう。俺暇だから文字に起こしてあげる、1990年ごろのラブレターとして記録に残そうよ。 み江:たのむから、私が死んだときには棺と一緒に燃やしてください。 佐藤:記録しようよ み江:なんでも記録すればいいってもんじゃないからね。世の中は消えた方がいいものってのもあると思うんで。 佐藤:そんなのありませんよ。み江さんがどんな熱に冒されたのか興味がわくね み江:そうですね。それが 何か私の 佐藤:活動している男が好きじゃなくって、表現している人間に嫉妬して 追っ掛けするほど燃えたんでしょう、(熱情の女なんだな) み江:どっちも好きでしたね、それが合わさると無敵ですよね 佐藤:そうだよね。それはガソリン尽きないよね〜。誰かと一緒に追っかけてたんですか。友達とか。 み江:友達とか出来ます。追っ掛けっていう、追っ掛け好きな子って時々いるんですよ。 佐藤:なるほど。 み江:追っ掛け好きな女の子っていうのが。であれはね〜やっていくと、友達が出来るんです。で、何ていうのかな、高校生の女子にとって。そういう友達って学校以外で出来る。例えば社会人の友達とか。主婦の人とかもいるし。 何ていうのかな、学校で過ごしている普段の暮らしとは違うような人たちと知り合える、そういう何ていうのかな。魔法の扉なんですよ 佐藤:追っかけは 魔法の扉。 制度がつくり出した囲い込かれた壁に追っかけがグリグリと魔法の扉を付けちゃうとね。なるほど、わかる解る。ダーティーな情報もネガティブなネタも、全部教えてくれ、教え合うんだね。 み江:そういうのも入るし、例えば自分で時間調べて電車乗ってちょっと遠くまで追っ掛け遠征に行くとか。そういう何ていうのかな10代の子供にとってのちょっと未知の体験なんですよね。そういうのって。凄い楽しかった 佐藤:高校生のときも建築現場でバイトしてたんで気持ちわかるよ。学校や家の内の報と全く違う世界から出て来る情報を体験してたんで、よくわかるわ。追っ掛けし始めると 自分で作ったルール、境の壁の上を自在に往き来して、都合の良い領域に入ったり出たり、そりゃ楽しいわ。自前のネットワークをつくってね み江:はははは、良くいえばそうですね。そうですね、自分でネットワークを作るとか。(一次)情報を得るとかっていうようなことを一通り勉強してますね。勉強するって言い方おかしいけど何か知るんですよね。 佐藤:それはワクワクするよね。 み江:うん凄いたのしかった 45:00 生い立ち 04へ |