1. 松四郎の生涯
  2. 龍虎、大黒天の掛け軸
  3. 卒塔婆小町屏風
  4. 松四郎の落款について
  5. 恵比寿、大黒相撲の図
  6. 大黒天立像
  7. 増田象江動植物図
  8. 獅子頭
  9. 狛犬
小川松四郎
   宮大工、その総合芸術
日枝神社  祭神  大山咋大神(おおやまくいのおおかみ

全国、各地にある日枝神社は日吉神社とも呼ばれ、その総本社は比叡山にある。
秋田県由利郡由利町前郷にある「日枝神社」は、承応3年(1654)から脈々と地域の信仰を集め、1854(嘉永7年)に「日枝神社」として創建されたらしい。
やがて、明治11年11月より、日枝神社の再建に小川松四郎が副棟梁として、これにあたり、明治13年に完成を見ている。
下に掲載の写真は上段左側から、本殿、本殿正面に向かって左側側部、本殿前に一対の狛犬(ユーモラスな顔をしている)、正面に掲げられた扁額、本殿の庇の部分を飾る大きな鳳凰の彫刻(羽をいっぱいに広げて飛翔している様が雄大さを感じさせる。)本殿の左右の側部には謡曲「高砂」で知られる。翁と媼が浮き彫りにされたものをそれぞれに施している、そして、屋根の重さを支える金剛力士像の彫刻、飾りとしてばかりではなく力学上重要なものになっている。