記事一覧

腹立つねぇ

 昨日の記事で、通勤ラッシュの時間帯に必死になっている憐れな連中(『ガリバー旅行記』から拝借してヤフーとでも呼びますか)を高みの見物をするのが最近のささやかな愉しみだと書いたが、それはあくまで他人事だからである。まあ、わざわざ書くまでもない事だけど。
 でだ。ここ最近立て続けに、混雑する駅の構内を必死になって走っている憐れなヤフーどもから体当たりを喰らった。こうなると愉しみだなどと言っていられない。
 まず、一昨日(だったかその前の日だったか)。
 ムカッとしたので思わず怒鳴ると同時に去っていくヤフーの方を振り向いたのだが、咄嗟の事で自分の口から発せられた怒声は言葉になっていなわ、ヤフーは振り返りもせずに去っていくわで、何だか被害にあった自分の方が気まずい感じになってしまった。
 今朝。
 今度は「おい、待てこらぁ!」と言うと、4~5メートル過ぎたところでヤフーは立ち止まり、申し訳なさそうというより、こんなところでトラブって目の前の電車に乗れなかったら困るなぁ、といった感じの表情でペコペコ。
 一瞬、そいつのところまで行って引き留めて、目の前の電車には乗れないようにしてやろうかというサディスティックな感情が頭をもたげたが、予想外の残業で疲れていたし、それより何より、こんな程度の低い連中のために自分の貴重な時間を浪費する事もないと思ったので、最後に一睨み効かせるだけで許してやった(笑)。
 それにしてもまあ、他人にぶつかっておいて「すみません」の一言もなしに去っていくような連中ばかりとは、一体、日本はどうなっているのだろうか?

 ところで僕は、人混みの中を歩いている時に、反対方向から歩いてきた人に避けてもらえる事があまりない(だからといってわざわざぶつかる事もないので、大抵、自分から避ける事になる)。貫禄が足りないんだろうなぁ。
 その点、電気工事士時代の先輩は凄かった。一緒に歩いていると、モーゼが紅海を渡るかの如く道が出来ましたから。
 まあ、身長が僕とほぼ同じ(約180センチ)で体重が90キロ超、パンチパーマに口髭、スーツを着たらどう見ても“その筋の人”といった風貌なのだから当然か(笑)。

最近のささやかな愉しみ

 夜勤の仕事をしていると、必然的に帰宅するのは朝になる。
 今の時期、定時で仕事が終わると流石に外はまだ暗いが(おまけに帰りのバスはまだ走っていないし)、1時間半も残業すれば、帰宅する頃にはすっかり明るくなっている。この外が明るくなっているっていうのは、なかなかいいものである。
 日勤で残業続きだと毎日暗い夜道を帰る事になり、「はぁ、たまには明るい時間帯に帰りたいなぁ」などと思って気分まで暗くなってくるのだが、朝の柔らかい光の中を歩いていると、全く違った気分になれる。まあ、だからといって、毎日2時間残業だったら厭になるでしょうけどね。
 で、本題。
 1時間半を超える残業をして帰途につくと、通勤ラッシュの時間帯にぶつかる事になる。
 必死になって駅の階段を駆け上がったり、駆け込み乗車したり、横断歩道のない交差点を轢かれそうになりながら突っ切ったり、そんな連中が大勢いる訳である。そいつらを蔑みの目で見送るのが最近のささやかな愉しみである(Sなんで)。
 「おうおう、必死でんがな(似非関西弁)」とか、「そんなに慌てるくらいなら、5分早く家を出れば1本前の電車に乗れるのにね」とか、「こういう連中に限って、普段は無駄な時間を過ごしてるんだよなぁ」などと心で思いながら、珍獣でも見るような目で眺めている訳である。所詮、他人事ですからねぇ。
 じゃあ、お前はどうなんだ?と訊かれたら、答えるまでもない。
 出勤前に“朝食”を済ませて、こうしてブログの更新をする余裕がある訳ですから。
 それでは無駄に急いでいるヒトたちへアドバイス。
 駆け込み乗車をするくらいなら、10分、15分の空き時間を無駄にするな。
 10~15分くらいの空き時間て普段の生活で意外に生じるもので、また短いようだがその時間で出来る事も意外に多い。こういう事に気付いていない連中が何と多い事か。

アイマスク

 先日、仕事の前に100円ショップ──僕も名前を聞いた事がある店だから大手なのだろう──に行った。36年近く生きてきて初めての事である。
 何を買いに行ったかというと(僕は、何の店にしてもそうだが、買い物あるいはそのための下見目的以外で、わざわざ足を運んで時間を浪費すような事はしないし、したくもない)、タイトルの通りアイマスクなのだが(スミオさん、助言ありがとう)、10分くらい探しても見つけられなかった。仕事に間に合わなくなるのでこの日は退散。
 別の日、再び仕事の前。今度はドン・キホーテに行ってみた。この店も過去に一度か二度しか行った事がないし、何かを買った事はない。
 7~8分探しただろうか。ようやくアイマスクを発見。で、レジを探すと・・・、あれっ?この店もしかして、売り場が3階あるのにレジは1階にしかないの?と、思ったら、案の定その通りで、その1階のレジは大渋滞が出来ていた。
 とりあえずその行列に並んだのだが、どう考えても仕事に間に合うバスに乗れなくなるので、商品をその付近の棚に置いて退散。
 また別の日、最初に行った100円ショップへ再び行ってみた。この前は探し方が悪かったのだろうと思ってね。
 今度は発見。しかしねぇ、女性の下着売り場のすぐ脇ってのは、売り場としてどうなんでしょうか。まあ、店舗の広さからして仕方がないのかも知れないけど、男は変わった趣味でもない限り、そんなところは素通りするでしょうが。
 で、肝腎のブツは・・・、100円ショップだから仕方がないんだろうけど、ちょっと・・・。どう見てもドンキにあった方のがモノはいい。まあ、値段はそれなりだけど、どうせ何度も買い換えるモノではないし、使い心地が悪くては意味がないので、結局、ドンキで購入(この日はレジに前回以上の渋滞が出来ていた)。

 という事で、晴れた日はアイマスクをして寝るようになったのだが、これ、夏場はちょっと使えないね。何か考えないとな。

・・・難しい

 天気予報を見る限り、東京は今日から3日続けて雨が降るみたいですね。
 通勤時間帯に降られるのは嫌だけど、この時期は空気が乾燥しているのでたまには雨が降ってくれないとね。


(26日の記事の続き)

 ある日の仕事終わりに同じ職場のYさんから、「今まで“ナカザト”さんて呼んでましたけど、“ナカサト“さんだったんですね」と言われた。横でそれを見ていたフィリピン出身のOさんが、「そうだよ、“ナカサト”さんだよ」と言ったので思わず苦笑。
 で、Yさんには、「いや、慣れっこなんでどっちで呼んでもらっても構わないですよ」答えると、Yさん、「私もみんなから○○ちゃんて呼ばれてますけど、ホントは◇◇なんですよ」と言った。
 僕も全くその読み方は知らなかったので、思わず「あー、それは読めませんね」と言った。
 その後、30分くらいSさんと雑談をしてから帰途についたのだが、帰りのバスの中ですでにYさんの名前を全く思い出せなくなっていた(汗)。
 仕方がないので後日、恥を忍んでYさんにもう一度名前を尋ねると快く教えてくれたばかりでなく、親が辞書にその読み方が載っていたので付けたという事も教えてくれた。僕はてっきり読みは親が勝手に考えて付けたものだとばかり思っていたが(日本の法律では、人名に使える漢字は限られるが、その読み方は自由に決められる)。
 帰宅してから漢和辞典を開いてみると、あ、ホントだ。載ってた。

 いやー、人名って、本当に難しいですね。

人名は・・・

 今の僕の職場には外国から来られた方が多く働いている。
 中国、ブラジル、ペルー、フィリピンなど(日本人と結婚したため日本の姓になっている方が多いが)、なかなか国際色豊かだ。
 で、職場では自分が最後に使った材料に日付と担当者名を記入する決まりがあり、僕は始めそれを漢字で書いていたのだが、上記の事があるので自分の名前はカタカナで書く事にした(よく考えたら、作業着に付けている名札に表記された名前は漢字なので、かえって漢字で書いた方が誰だか分かり易かったかも知れない)。
 ちなみに僕の本名は“中里”と書いて“ナカサト”と読む。“里”は濁らない。
 で、ここからが面白い。
 外国出身の方は名札を見ても僕の名前が読めないので(中国の方は漢字は理解出来ても“訓読み”は出来ない)、直接名前を訊いてくる。
 だから僕はそれに「“ナカサト”です」と答えるので、当然、“ナカサト”と憶えてもらえる。
 ところが日本人は名札を見て僕の名前を憶えているので、大抵の場合、“ナカザト”として憶えられる。
 僕は“ナカザト”と呼ばれるのには慣れっこになっているので、別にその事はどうでもいいのだが(そもそも姓名は自分で考えて付けた訳ではないですからね)、外国の方に正しい姓で呼ばれるのに日本人にそうされないのは何とも皮肉な話である。

 ちなみに、僕が使っているハンドルの姓に当たる部分は、“ナカザト”が由来です。