記事一覧

読了

 アシモフの『わたしはロボット』(原題『I, ROBOT』)読了。
 知性を持ったロボットが開発された21世紀を舞台に書いている作品なのだが、書かれたのは20世紀の半ば頃なので、現在の目から見ると多少おかしな描写がある事はご愛敬。
 「ロボット工学の三原則」という大前提を基に行動するロボットたちの様子を、スーザン・カルヴィン博士の回想により描くという形でまとめられた短編集。
 ちなみにウィル・スミス主演で映画化されていますが、この作品を原案にしているだけで、内容は全く別物です。


 話は変わって、こんなブログを読んでコメントまでしてくれた奇特なヒト(失礼)がいらっしゃったので、質問に対する解答を。

 スミオさん、三重県鈴鹿市28歳男性の方からのお便りです(後の部分はジョークですので気にしないで下さい)。

 「どういう心境からまた働こうかなと思ったのか」

 まず大前提として、僕はパチンコ屋さんにいる事がたまらなく嫌だったという事。
 そして、以前はかなりテキトーでもそれなりのお金を稼げたのが、それなりの事をしても大してお金を稼げなくなった。
 となると、パチンコ屋さんに通い続ける理由など必然的になくなります。
 概ねこんなところです。解答になっているでしょうか?

ようやく

 昨日からキングの「ダーク・タワー」シリーズを読み始めた。といっても、まだ前書きしか読んでいないけど。
 一昨年(去年の事かと思ったが違った。月日の経つのは早い)、 Amazon で全巻まとめ買いしたのはいいが、まだ他に文庫本のストックがあったため、なかなか手を出せずにいたのが“ようやく”である。
 まあ、読み始めたといっても「Ⅲ」までは角川文庫版で読んだんですけどね。もう、大分前の事だけど。
 もっとも“大分前の事”だから、辛うじてあらすじを憶えているって程度ですけど。
 さて、読了するのは果たしていつになる事やら。

草枕

 一昨日、読了。

 山路を登りながら、こう考えた。
 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。

 まともな日本人なら誰でも知っているこの冒頭に興味を引かれ、読み始めたのは一体いつだっただろうか?
 何はともあれ何度も中断しながらも読み終わったのだが、小説としては何だかよく解らなかった。
 もっとも、漱石自身がそのつもりで書いた作品らしいので、そう感じるのは当然らしい。何だかなぁ・・・。
 さて、これで新しい小説(小説以外の本は『草枕』を中断している間に何冊も読んだ)が読めるぞ。いよいよ『IT』に取りかかるかな。

ページ移動