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2004年3月27日藤村龍至さん とベラ・ジュンさん と建築あそび記録
1サテライト・シティ(1) 2 .サテライト・シティ(2) 3ペット建築 4 海外ペット建築(1)
5 海外ペット建築(2) 6 書をつくりに 街に出よう 7 小学校のリサーチ
8 小学校のプロジェクト 9 Dual Space 10 1500mm 11 アパート
12 .sync 13 voxel house
1サテライト・シティ(1)
2004年 3月27日 快晴 で今日は石川初さん や藤村龍至+ベラ・ジュンさん我が家へ来ていただき、夕方から 建築あそびを する予定なのだ。 東京を早朝出て0スタジオ主宰の松川昌平さんの運転で、そうとうのハイスピードで福島へやって来た。同乗者は 田中浩也さん ベラ・ジュンさん 藤村龍至さんである。3月は地酒新酒が出来る季節で、特別注文の生酒 と 純米大吟醸の酒粕でつくった甘酒を飲んでいただく。講演前に酔っぱらってしまいそうな勢いである・・が・・藤村ベラ両氏はは講演準備のため、PCに向き合い画像などを調整している。緊張気味のベラさん。松川氏は不慣れな講演の荷を背負わされ 数日前から 緊張気味の、ベラさんを チラチラからかいつつ酒・甘酒を呑み、運転の疲れを吹き飛ばしている。田中さんは京都から代々木への引っ越作業でお疲れの様子。少々呑むと寝てしまった。 予定は3時開始だったが、石川さんの到着をまって開始しようということで、準備にやや余裕がでてきた様子・・・・数時間が過ぎる・・・
・・ 4時頃の会場には 到着して間がない石川初さんや 充分寝て起きた田中さん・東京からやって来た森本さん秋田からやって来た田中さん 台所で宴会飯の準備をしてた サポータの面々 my長女 my妻 kチャンなども一旦作業を終え 聴講態勢に入っている・・・記録用ビデオカメラの設置などに佐藤ウロチョロ
3月末で庭の木蓮も満開になり炬燵から炬燵掛けを取り払ってしまったので、床暖房が効いているとはいえ少し寒い・・・
s 膝掛け持ってきましょうか・
f
(藤村以降 f ) いや大丈夫です
拍手・・パチパチ・・ぱち よっ・・かけ声がかかる 会場 微笑む
s これこっちに上げてくれ・・
カメラの位置など移動する佐藤 ビデオのスイッチは入っている・・また準備をしはじめ・・ごそご・
t
(田中) 似合いますね
i
(石川) 目と耳に・
・ワイワイ会場ガヤガヤ・・
s 建築あそびは、聞いてなくて 寝ててもいいの・・・・
会場笑い
寝てられてむかつく人はソイツを叩き起こしてください・・
会場笑い
森本 建築はビデオで撮られんですよね・・注意まで書き込まれるんですよね・・
s 全部書かれますから・・なるべく面白い芝居・・
起きろ!・・面白い芝居にしたいので・・
森本 ここで怒るみたいな
会場 笑え声 ガヤガヤワイワイ・・
s これから即興劇が始まるので大変でしょうけど・・結末はどうなるか、やってみないとわからない、一回限りのお芝居なので・
ビデオカメラの位置を直して会場ゴソゴソ・
k
サポター あの上 じゃない・・
と 指示を出している
s なかなか始まらない・・のが良いね
f すみません
s これだけ始まるのが遅い 建築あそびも珍しい
・・
PM3時開始予定が5時回っているもの二人の講師は到着してもまだ準備してた
森本 笑う
s 観客の人は・・毛布を持ってきましょうか、ゆっくり眠れる方が良いでしょうし・
・朝早くから運転で疲れてるでしょうから・・昨夜から買い出しや、早朝から食い物こしらえてるサポーターkに向かって毛布を差し出す佐藤
k 大丈夫だいじょぶ・・大丈夫だいじょぶ・・・
と佐藤が差し出す毛布を遠慮するも受け取る
s 持ってきたから・
とkに毛布を掛ける ついでに ゲスト石川にも掛ける
I あぁ・・いごめんなさい・・
遠慮しつつ毛布を受け取る石川
拍手パチパチぱち・・よ・・ぱちぱち 再度かけ声が飛ぶ
f すみません遅くなりました
s いえいえ
f では始めさせていただきたいと思います
s 自己紹介から いろいろやってください
f 自己紹介を始めさせていただきたいと思うんですが、私は
藤村龍至(ふじむらりゅうじ)と申しまして、現在は
ベラと一緒に、ISSHO 建築事務所という事務所を始めています。2002年の8月から2003年の8月まで
オランダに留学していたんですが、その時の「
留学の様子を報告させていただく機会を作りたい」 佐藤さんに以前 言ってたことがあって 、それを実現していただいたということで・・大変感謝しております
吹き出す藤村
会場 ニワカに笑い出す 爆笑わいわいガヤガヤ・・感謝の辞から
会場 卒計の発表みたいだな・・笑い・・がややが
硬いですね、良くないですね・・まそんな感じで・・論文発表みたいですね・・
硬いぞ!・とヤジが飛ぶ・・ワイワイがやがや・・
s 向こうへ持って行こうか・・
カメラの位置に指示を出す佐藤
v 右に同じく
ISSHO建築設計の
ベラ・ジュンですよろしくお願いします
s あれ・・二人で一緒にやるの・・
v
(ベラ・ジュン) まぁ・・そうですね
f 途中で分かれますので
m
(松川昌平) 別れますんで・・
吹き出す松川・・会場笑い 何年後だ・笑い・・・
★★ 藤村講演開始 ★★
会場 会場笑い・・がやがやお笑いコンビみたいだ・・がややが・・
f
いつもより突っ込み激しめですね・・一応『オランダ以降』というですね、タイトルを頂いたんですけれども・・・、ぼくは一寸変えてですね・・
2002年7月という時期が僕たちが丁度
一緒にやり始めた時期ですから、なので・・
「その後の活動」みたいな形でまとめてみたんですけれど。
V 丁度オランダの行く時期と重なって・・
s 森本さんそんな狭いところにいないで・
森本に指示をだし 話を挟む 佐藤
★1. サテライト・シティ(1)★
f それで・・・・まず
オランダでどんなことをやって来たかというのを簡単にまとめたので・・少し紹介したいと思いますけれども、僕が留学していたのが、オランダの
ベルラーヘ・インスティテュートという
ロッテルダムにある
建築と都市計画専門の大学院なんですが、そこで最初に所属したのが、
MVRDV のヴィニー・マースのスタジオです。
●
サテライト・アーバニズム
f ここでは
サテライト・アーバニズムというタイトルの・・プロジェクトをやっていたのですが、これは人口爆発とか食糧危機などの「
地球上の諸問題を人工衛星を利用して解決できないか・・」 というプロジェクトです。重力とか輸送などの基礎的な条件のリサーチをを基に、
食料生産や
気象操作などを行う
人工衛星都市計画の
シュミレーションをするとう内容なんですが・・・
●
地球の表面積
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エコロジカル・フットプリント
f この計画はヴィニー・スタジオでずっとやっている
地球環境についてのリサーチの延長としてあって・・僕たちが入る前までのスタジオの学生達がこうい うリサーチをやっていた。
●
図4 二酸化炭素とエネルギーの消費量の変化
●
図5 燃料の種類別エネルギー消費量の変化
これは地球の表面積がどれだけあって、そこで二酸化炭素の消費量がこれこれこうあって、これを地球の環境がどれだけリカバーできる・・どうのこうのという話があって、それに対して
地球のエネルギー消費量とか、
CO2の排出量等々のデータがあって、・・結論としては、もし地球の人口が増え続けて、先進諸国というか、
アメリカ並みの生活スタイルを続けていくと・・・・
● 図6 4.3個分の地球
地球が4.3個必要になってくる。
会場 それは困る・・・
s いつ頃
f それは人口統計のデータをどこで どうとるか によるんですけど、ある統計のデータをシュミレーションを仮定すると、21世紀後半にこうなると。
t アメリカライフスタイルというのはなにか
ユーモアなんですか
f いいえ、ですから、アメリカの平均の二酸化炭素消費量というのがあって・・
i みんながやるとということですか・・みんなやんねーよね・・
f そうですね
m アメリカは極端に多い方なの・
f 極端に多い
I なんか・・アメリカだけで4分の一ぐらい消費しているんだよね
●
図7 78,000隻のタンカー
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図8 地球上と宇宙でのエネルギー生産効率の違い
f そこまで覚えてないんですが・・
・吹き出す・・まぁ・そういうリサーチがある。それに対して
こういうアプローチがありうるんじゃないかとうことで始まっています。
2000年にエネルギーは全世界でのタンカーで
7万8千船分消費され、地球上に比べて
宇宙ではエネルギーのリサイクル効率が良いというメリットがあったりとか。
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図9 衛星の軌道
これは軌道に関するもので、静止軌道衛星とか、低軌道衛星とか、中軌道衛星それぞれでこういう軌道を描くとか
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図10 重力と人体への影響
重力についてのリサーチ
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図11 重力をつくる方法
これは12名ぐらいのチームの学生が、それぞれチームに分かれてリサーチをするような感じなんですが、
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図12 スペースエレベーター
例えば こういう
スペースエレベーター、NASAが開発している
地球の重力を使って輸送するというエレベーターの計画があって、そういうモノを手分けして・HPとか本などから集めてきて、
地球の重力を使って輸送するというエレベーターの計画がある。そういうのを集めてきて
都市計画をやろうじゃないかと。
●
図13 重力の違いを反映させた衛星都市のイメージ
例えば
都市のプログラムを重力別に構成し直すと、食料の生産には農業には・・
重力がないところで農業とか、
地球上と同じ重力が発生するところでは人間活動とか、より多い所では、森があったりとか、
宇宙ならではの環境を利用したかたちで・・計画をしていく
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