2010夏   ことば悦覧 in うるとらまんchin々  (仮想領域 大坂・京都)
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井口純子(いのくち・すみこ)井口勝文(よしふみ) 「こんにちは ! TERAUCHI八賢邸」を語る

 第 1章 新聞作る 「こんにちは ! TERAUCHI」を語る 01 02 03   

 第 2章 井口夫妻 「八賢邸を語る」 01 02 03 04  

 第 3章  いろんな話 05 06 07 08 09   こんにちは!寺内新聞 補足 10  

 第 4章 井口勝文  生い立ち と純子さんとの出会い 11 12 13  
第3章  井口勝文  いろんな話 09


 

 東京一極集中の文化は健全か  

勝文・純子:うん。
佐藤: だから建築ジャーナリズムなんてありゃしない 
勝文そうだね 

佐藤: ただのPR  
勝文:建築学会もそうだしね 
佐藤: 村山さんとばして 学会賞あげちゃったからね。証明された。原理主義者の村山さんにインタビューするから でも俺そういう  下で 村山さん光るから。学会で記念するのも輝いてほしいよね 
勝文うんうん 
佐藤:で、こっちも 取材して記録残しておくことによって 両方輝くんですよ 
勝文いいですね 
佐藤お互い共犯関係なんですよ、残念ながら。悪口言ってるけど 
勝文はっはっはっはっは
佐藤:それを分かっているんですよ。 身内の悪口 身内でしゃべるかー ははは もう情けないですね 

勝文まー身内だからね、最後は 
佐藤:ジャーナリズムが機能してないんだよね 建築系は

純子そうですね 
佐藤:残念ですね 
勝文:残念ですね 
佐藤: セルフジャーナリズムするしかないですよ 
勝文:あれ昔はさ、「ペンは剣よりも強し」なんつって言ってたんだけど、本当にそうだったのかしらね 

佐藤:詳しく知らないですけど 宮本外骨とかそうでしょか だから今なんかは、今だとジャーナリストはミュージシャンとか、シンガーソングライターとか、ポップじゃなきゃ。歌唄っていそうです
勝文:うーん 
佐藤:今はジャーナリストって言わなくて表現者 アーティストだとか、そういう社会問題を最初に可視化して、行為として見せたりしてる 多くのジャーナリストは 形骸化してますよね  今はアーティストだと思いますよ 

勝文:あーなるほどね 
佐藤: おもしろいんですよね。アート、アート 作家とまちづくりがだんだん癒着して来ているのも その証なんですけどね 
勝文うん。うん 
佐藤:まーアーティストで生き残るか まちづくりで生き残るか、お互い奪い合ってんですけどね  都市計画家と建築家が取り残されちゃってるかも。都市計画家の仕事がアーティストに食われちゃってるっていう 

勝文うーん 
佐藤:相当食われちゃってますよ 
勝文:くわれちゃってるねえ  食われちゃってるんだけど 
純子:誰に食われちゃってるの 
勝文: ふらむ ですよ 
純子:ふらむ君が食ってるって 言うわけー ふふふふ

佐藤: 食ってますよ 
勝文:そりゃ食ってるよ あの勢いがね これからのまちづくりは アートだなんちゅうね、もう軽薄な話がね、もうまかり通ってるわけですよ 

佐藤: 確信犯だから、俺良いと思うんだけどね 
勝文:そうかなー。僕は ふらむもね 要するに東京一極集中の文化 
純子:ふふふふふ? 嫌いなんですよ ふふふ

一同笑う

佐藤:嫌いですよ  そりゃ当然だと思いますよ 
勝文:僕は 要するにまちづくり、まちおこしがね、・・話 いいの これ 
佐藤:いいですよいいですよ。だって こんにちは寺内だから

 寺内新聞について再び

純子:あははははは
勝文こっち 行ったんですよ 
佐藤:だから 建築作りのあとは新聞作りと 正しいんですよ 

勝文:いや本当に。コーポラティブ出来たらみんなで
佐藤:マスメディアがやんなきゃいけないのに
勝文そう 一応ここの8人は まーこれから、こうやって暮らしていくから、ね。やっぱりまだ街ができてないから、街が無いんよ こっちに広がってるのはこれですよ佐藤:純子さんは旧姓は何て言うんですか 
純子:国分 っていうんです 
佐藤:国分さんと 井口さんが共同でやってきた行為が まちづくりなんですよ 夫婦でまちづくり 実はやってたんですよ 
勝文まーそうですな。そう。それは確かにね

佐藤:寺内新聞見ると よくわかるよ。来て直ぐに30分くらい聞いたんですけど。その苦労話をじゃあ。お父さん、下心が有った そのとき。これやると何かちょっと 
勝文:うん、下心はおおいにありましたよ 

一同笑

佐藤:じゃあ聞かしてくださいよ、下心 
勝文:あっはっはっはっは、いやいや

佐藤:寺内新聞下心 今だから話す  休刊 しているから よしとして
勝文自治会ていうのは、ここに頭に出てる久保さんていうのがね、今も親しくしてるけど、自治会長だって。それであの、何もないから もう街をつくろうっという時代ですよ。だからもうよくやってたんですよ

佐藤:ちょっと一回ここで切る。もう一回、下心 はい 

(2:08:24)


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