TEAM |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
H |
E |
投手リレー |
ヤクルト |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
2 |
6 |
1 |
ダグラス,○押本(5-3-1S),松岡,五十嵐,S林昌勇(1-4-28S) |
中日 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
0 |
●佐藤充(1-2)、浅尾、高橋 |
[本]
三試合連続完封負け。
投手が頑張っていても、点を取れる気配すら全くないんやから、試合前からこんなに絶望的なゲームはありまへんわな。
既にチーム打率は.249、得点も369と、いずれもリーグ最低になっており、特に6月あたりからの得点力の低下は目を覆うばかりですわ。
確かにレギュラーが五輪で二人落ちになってるのは確かやけど、それだけでこんなに貧打になるとも思えんのやけどね…。
とにかく得点のノウハウが失われてる以上、このチームが浮上していくイメージが掴めまへん。
ま、最近はポストシーズンゲームが多くて疲れるばっかりやったから、今季は休ませてもらう方がええのかも知れまへんな(…しばらく出られなくなるかも知れまへんが:苦笑)。
ドラゴンズの崩壊は、既に昨年から始まってました。
今季の敗因の一つは、間違いなく昨季のポストシーズン+五輪予選を戦ったことによる疲労にあり、そのためにチームが壊れるスピードが加速したと言えますが、それがなくても二、三年のうちに同じ状況に陥ったことは明白ですわ。
チームを壊した最大の要因は、編成面での補強方針の誤り。
球界最高の5ツールプレイヤーを手放したうえ、札束を背負った韓国人や、右偏重の打線に右打ち外野手を補強する。
安物の外国人投手ばかりを獲得するが、選手枠を残しているのにシーズン中の補強は一切なし。
これだけを見ても、いかに球団の編成部がマヌケかわかりそうなもんやけど、実のところ本質的な失敗は、「少ないヒットで点を取る」という原理原則を守れる選手が減ったことやと思うてます。
言いたくありまへんでしたが、福留という大ゴマが抜けたのは大きかった。
その打力は勿論のこと、状況に応じた打撃に、二塁からワンヒットで帰ることのできる走力。
打力以外のこうした要素は、訓練も補強もされないまま、ドラゴンズから失われたままです。
試しに7/21以降の進塁打の状況をチェックしてみました。
無死または一死の走者を置いた場面で、四球やバントを除いて(ヒットは含む)走者を進塁させた割合は、井端が6割弱、ノリも5割以上、ところが和田は3割程度(誤差あり)しかありまへんでした。
残した数字にもかかわらず和田の印象が良くないのは、正しく打つだけの選手だからやね。
そして言うまでもなく、和田よりずっと打力のない李はもっと進塁打を打てない選手で、進塁打が欲しい場面でも平気で左方向へフライを打ってくれます。
福留が消えて、これらの打つだけの選手が加わったわけで、そりゃ「足を使って最小安打で勝利する」なんて戦い方はできなくなりますわな(苦笑)。
そして最悪なことに、「大金はたいて買った選手は使わなければならない」。
本来なら、奴らはチームから除外して、小技が効いて走力のある選手を揃える必要があるのに、それがままならんのですわ。
(ウッズが抜ける来季なら和田の存在意義はあると思いますが)
打てないときは、走力で勝負しなければなりまへん。
英智、藤井、岩崎、西川、谷あたりを、上手く使う必要があるのと違うかな。
今更、Aクラスなんて期待しまへんけど、打てないなら打てないなりの野球、来季に見せるべき試合の布石くらいは見たいもんです。 |