チマブーエ
Cimabue
1240〜1302
イタリア ゴシック 平板なビザンチン絵画の形式から脱却を始めた先駆者の一人。ジオットの師。
ドゥッチョ
Duccio di Buoninsegna
1255〜1319
イタリア ゴシック ビザンチン様式を捨て去り、人間的な表現を始めた画家。ジオットと並ぶルネサンスの先駆者と言われる。
ジオット
Giotto di Bondone
1267〜1337
イタリア ゴシック ルネサンス以前のイタリア最大の画家。それまでの平板なビザンチン絵画から脱却し、登場人物に自然で人間的な表情を与え、遠近法を使った奥行きのある空間に描いた。
ロレンツェティ兄弟
Lorenzetti
1280頃〜1348
イタリア ゴシック・シェナ派 シェナ派全盛の兄弟画家。兄ピエトロには宗教的な主題が多いが、弟アンブロジオには風俗的な主題もある。
シモーネ・マルティーニ
Simone Martini
1285〜1344
イタリア ゴシック イタリアのシエナ派最大の画家。シエナのゴシック様式をヨーロッパに広めた。
ランブール兄弟
Limbourg
14世紀後半〜15世紀前半
フランドル 国際ゴシック 国際ゴシックを代表する兄弟画家。代表作として「ベリー公のいとも豪華な時祷書」がある。
ロベルト・カンピン
Robert Campin
1375〜1444
フランドル 初期フランドル派 初期フランドル絵画の草創期を飾る存在。北方ヨーロッパの絵画に、新たな改革をもたらした。
ヤン・ファン・エイク
Jan van Eyck
1390〜1441
フランドル 初期フランドル派 兄、ヒューベルトと共に画家であり、油絵具を改良し、彼らによって表現方法は大きく前進した。
ジョヴァンニ・ディ・パオロ
Giovanni di Paolo
1403〜1483
イタリア 国際ゴシック 15世紀のシエナ派の画家。その流麗な人物のプロポーションは、「15世紀のエル・グレコ」と称された。
サセッタ
Sassetta
1432〜1450
イタリア 国際ゴシック 20世紀になってから再評価された画家。聖フランチェスコを主題にした作品が多い。
ピサネッロ
Antonio Pisanello
1395〜1455
イタリア 国際ゴシック 国際ゴシックの代表的な存在。素描の名手でもある。
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
Rogier van der Weyden
1399/1400〜64
フランドル 初期フランドル派 ベルギー出身。初期フランドルを代表する画家の一人。
ヴィッツ
Konrad Witz
1400/10〜1445
ドイツ ゴシック ドイツの出身であるが、スイスのバーゼルで制作し、同地の市民権を得ている。確実な作品はわずかしか知られていない。
ハンス・メムリンク
Hans Memling
1430/35〜94
フランドル 初期フランドル絵画、ブリュッゲ派 ブリュッゲ派の代表者であり、15世紀後半を代表する画家。
デーリック・バウツ
Dieric Bouts
1415〜1475
ネーデルランド 北方ルネサンス 風景描写に優れ、オランダからフランドルへ来て、ルーヴァン(レーフェン)市の画家となった。
ヘラルト・ダーフィット
Gerard David
1460〜1523
ネーデルラント フランドル派、ブリュッゲ派 現ベルギーのブリュッゲで活躍した。
ヒロエニムス・ボス
Hironymus Bosch
1450〜1516
ネーデルラント ゴシック 空想的な動物や魔物が跳梁する、当時の一般に言うフランドル絵画とは、まったくかけ離れた独自の絵を書いた。当時、大変な人気があった画家である。
ゴシック
 ルネサンス以前、画家は匿名の職人として存在し、個人としての思想や個性を投影することができなかった。ゴシック美術はそれからの脱却を始めた時期といえる。それまでのビザンチンやロマネスクと比べて自然主義的な傾向が現れてきたのである。

 ゴシックとは元来(ゴート人の)を意味する語で、ゲルマン人の未洗練な流儀に対する蔑称の語調をもっているが、やがてこの言葉は軽蔑的な意味合いを失い、ルネサンス以前の200年間を指すようになる。
ゴシック ルネサンス バロック ロココ 新古典主義 ロマン主義
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