印象派・後期印象派
マネ
Edouard Manet
1832〜1883
フランス 写実主義、印象派 パリ生まれ。クールベの写実主義から、印象派への道付けをした。その品はスキャンダルを巻き起こしたものが多いが、若い印象派の画家たちの強い関心を集めた。
モリゾ
Berthe Morisot
1841〜1895
フランス 印象派 ブールジュ出身の女流画家。18世紀の画家フラゴナールの曾孫にあたる。コローや、マネに師事し、第一回印象派展から出品する。
エドガー・ドガ
Edgar Degas
1834〜1917
フランス 印象派 パリ生まれ。学生時代はアングルに傾倒したが、印象派に参加する。日常の生活に主題をおいた作品が多い。
カミーユ・ピサロ
Camille Pissarro
1830〜1903
フランス 印象派 西インド諸島の生まれ。パリでコローに心酔、写実的な絵を描くが、後にモネを知ってから、その影響で印象派となる。
アルフレッド・シスレー
Alfred Sisley
1839〜1899
フランス 印象派 フランス印象派の画家として知られるが、パリ生まれのイギリス人。作品の大半が風景画である。
ホイッスラー
James Abott McNeill Whistler
1834〜1903
アメリカ 印象派、世紀末芸術 マサチューセッツ州生まれ。パリで学んだが、後にロンドンを制作の拠点とする。題材や構図に浮世絵の影響が大きい。
モネ
Claude Monet
1840〜1926
フランス 印象派 パリ生まれ。ルノワールやシスレーと印象派の旗揚げをした。
ルノワール
Pierre-Auguste Renoir
1841〜1919
フランス 印象派 モネと並ぶ印象派の代表的画家。初めはクールベの影響を受けた写実派であったが、モネ、シスレーらと出会って印象派となる。
カイユポット
Gustave Caillebotte
フランス 印象派 パリ出身。パトロンとしても著名。幾度かの印象派展に参加しているが、その作風は写実的である。
ゴーギャン
Paul Gauguin
1848〜1903
フランス 後期印象派 画家としての出発は遅く、船員、両替商の店員を経て、画家になったのは35歳になってからである。象徴主義に影響を与えた。
メアリー・カサット
Mary Cassatt
1845〜1926
アメリカ 印象派 ペンシルヴェニア州出身の女性画家。アメリカに印象派を広めることに貢献した。
サージェント
John Singer Sargent
1856〜1925
アメリカ 印象派、写実主義 フィレンツェ生まれのアメリカ人。ヨーロッパで修行し、英国王や上流階級の肖像画を盛んに描いて成功した。
セザンヌ
Paul Cezanne
1839〜1906
フランス 後期印象派 パリで学び、印象派に参加する。その深い造形性は、キュビズムなど20世紀美術に決定的な方向をあたえた。
ゴッホ
Vincent van Gogh
1853〜1890
オランダ 後期印象派 初め伝道師を志したが、27歳で画家となる。以後10年間、精力的に活動した。表現主義を予告する独自の世界を築く。
スーラ
Georges Seurat
1859〜1891
フランス 後期印象派 点描を創出した。最後の第8回印象派展に出品した「グランド・ジャット島の日曜日の午後」で「新印象主義」の語を呈されることとなった。
ロートレック
Henri de Toulouse-Lautrec
1864〜1901
フランス 印象派、世紀末芸術 南仏アルビのトゥルーズ伯爵家に生まれる。幼少の頃からデッサンを得意とし、1882年、パリに出てモンマルトルの画塾で学んだ。ポスターの先駆者。
 ルネサンス以来の大きな変化を美術表現にもたらしたといわれる印象主義。印象派の画家たちはものの形よりも、光の変化や空気のふるえといった一瞬の印象を再現しようとしたのだ。

 印象派という言葉は第一回の展覧会を見たジャーナリストが皮肉っていったものから生まれたものである。だが、その明るい画面は多くの若い画家を引きつけていった。なお、後期印象派は、印象派の後継と考えるよりは、「印象派以後」と理解したほうが適切であろう。
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