ベンジャミン・ウエスト
Benjamin West
1738〜1820
アメリカ 新古典主義 フィラデルフィアの出身。早くからイタリアに行き、ロンドンに渡って定住した。歴史画、肖像画をよくして、英国王の寵を受けた。
ジャック・ルイ・ダヴィッド
Jacques-Louis David
1748〜1825
フランス 新古典主義 ローマ賞を得て、翌年から5年間イタリアに留学。フランス革命期にはナポレオンの寵を得たが、ナポレオンの失脚後はブリュッセルに亡命し、不遇のうちに亡くなった。
プリュードン
Pierre-Paul Prud'hon
1758〜1823
フランス 新古典主義 ダヴィッドの弟子となり、ナポレオンの宮廷画家に任命される。古代的な英雄性や理想美などの影響を全く受けず、独自の道を歩いた。
グロ
Antoine-Jean Gros
1771〜1835
フランス 新古典主義・ロマン派 皇妃ジョセフィーヌを通じて、ナポレオンの寵愛を受ける。晩年は不遇のうちにセーヌ川で入水自殺をしてしまう。
アングル
Jean-Auguste Dominique Ingres
1780〜1867
フランス 新古典主義 台頭するロマン主義に対して、新古典主義の牙城を守った。多くの要職に任ぜられ、多くの弟子に囲まれ、1867年、パリで亡くなった。
テオドール・シャセリオー
Theodore Chasseriau
1819〜1856
フランス アカデミズム アングルの弟子だが、次第にドラクロアの影響に傾いていった。そのため、作風は新古典主義とロマン主義の両方を融合したものとなっている。
ジェローム
Jean-Leon Gerome
1824〜1904
フランス アカデミズム 東方趣味(オリエンタリスム)の絵画で、当時人気が高かった。緻密な絵画の技術水準の高さは目を見張るものがある。
ブーグロー
Adolphe William Bouguereau
1825〜1905
フランス アカデミズム サロンで活躍、肖像、神話などの主題をアカデミックな作風で描いた。
ティソ
James Tissot
1836〜1902
フランス 新古典主義 ブルターニュ地方のナントの出身。上流社会の風俗を描き人気画家となった。
新古典主義
 フランス革命によって貴族階級が没落し、ロココ様式も衰退していった。その代わりに反動で出てきたのが新古典主義である。享楽的で感覚的なロココ様式を批判した新古典主義は、古代ギリシアとローマ文化の、「高貴なる単純と静穏なる偉大」を復興させようという運動であった。

 新古典主義では一般に、ロココの官能性に対する反動として、英雄の死、自己犠牲、博愛主義など、禁欲的、悲劇的テーマが好まれた。この18世紀中期に始まった新古典主義も、美術アカデミーのなかで形骸化していき、19世紀初頭には下火になってしまう。
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