象徴主義・ナビ派
シャヴァンヌ
Pierre Puvis de Chavannes
1824〜1898
フランス 象徴主義 リヨン出身。イタリアを旅したとき、フレスコ画に接し、深い感銘を受けた。フランス象徴主義絵画の先駆的画家。
モロー
Gustave Moreau
1826〜1898
フランス 象徴主義 パリ生まれ。世紀末の象徴主義の先駆けとして位置付けられる。
アーノルド・ベックリン
Arnold Boeklin
1827〜1901
スイス 世紀末芸術、象徴主義 バーゼル出身。神話に由来する不気味で幻想的な画風を確立した。
ロップス
Felicien Rops
1833〜1898
ベルギー 世紀末芸術 ブリュッセルで学び、風刺新聞に作品を発表した。パリで挿絵画家としても活躍。
ルドン
Odilon Redon
1840〜1916
フランス 象徴主義 ボルドーの生まれ。50歳までモノトーンの作品を描いていたが、その後一転して神秘的な色彩世界で描くようになった。
ホドラー
Ferdinand Hodler
1853〜1918
スイス 象徴主義、世紀末芸術 スイスのベルン出身。写実的な作品から次第にアール・ヌーボー的になり、死や夜をテーマにした世紀末的な象徴主義のスタイルを確立していった。
トーロップ
Jan Toorop
1858〜1928
オランダ 象徴主義 ジャワ生まれのオランダ人画家。その特異なイメージには、ジャワの美術の影響が見られる。
クノップフ
Fernand Khnopff
1858〜1921
ベルギー 象徴主義 ブルッセルで学ぶ。ベルギー象徴派絵画の代表的存在。
クリムト
Gustav Klimt
1862〜1918
オーストリア 世紀末芸術、ユーゲントシュティル 旧世代の保守的で教訓的な作品に反発する集団、ウィーン分離派の指導者となる。絢爛に飾られた奥行きのない画面に、「愛」、「性」、「生と死」をテーマに描いた。
シュトゥック
Franz von Stuck
1863〜1928
ドイツ 象徴主義、世紀末芸術 ミュンヘン分離派の創設に参加する。ドイツの代表的な象徴主義の画家。
ムンク
Edvard Munch
1863〜1944
ノルウェイ 表現主義、世紀末芸術 オスロで学ぶ。初期から一貫して生と病を見つめた作品を描き続けた。


    著作権の関係上、
  画像を載せられません。



ボナール
Pierre Bonnard
1867〜1947
フランス ナビ派 日本美術にも影響された平面的な装飾性を探求した。ロイヤル・アカデミーの会員に選ばれた数少ない外国人の一人である。


    著作権の関係上、
  画像を載せられません。



ドニ
Maurice Denis
1870〜1943
フランス ナビ派 ノルマンディ地方の出身。作品は明るい色調の平板な面を柔らかな輪郭線で縁取った装飾性豊かなものである。1939年には宗教画の歴史をまとめた著作も発表している。


    著作権の関係上、
  画像を載せられません。



 19世紀末に時代を覆っていた科学的実証主義、または物質優位の世界観への反抗として、神秘的なもの、超自然的なものを表現しようとした流れがあった。それが後に象徴主義と呼ばれるものである。

 象徴派が求めたものは、目にみえない思想や魂を、絵にしていくことであった。写実主義のクールベが「目で見えるものしか描かない」と言ったのに対し、モローが「目に見えないも、ただ感じるものだけを信じる」と言ったことが、この両者の立場の違いを端的に表している。
ゴシック ルネサンス バロック ロココ 新古典主義 ロマン主義
写実主義 ラファエル前派 印象派・後期印象派 象徴主義・ナビ派 20世紀の絵画
西洋画家200人に戻る
 私設ギャラリーに戻る
トップページに戻る