ルネサンス
マザッチオ
Masaccio
1408~1428
イタリア ルネサンス、フィレンツェ派 初期ルネサンスの重要な開拓者。最初に科学的に、遠近法を使用した画家である。
パオロ・ウッチェロ
Paolo Uccello
1393~1475
イタリア ルネサンス、フィレンツェ派 幾何学や線遠近法を研究し、遠近法を極端に強調した絵を描いた。作品は現実離れした幻想的なイメージを産み、それが今世紀のシュールレアリスムに影響を及ぼした。
フラ・アンジェリコ
Fra Angelico
1400~1455
イタリア ルネサンス、フィレンツェ派 本名はグイード・ディ・ピエトロというが、「フラ・アンジェリコ」と呼ばれるのは、その作風と敬虔な人柄から、アンジェリコ(天使)のような、という意味をこめて付けられた名前である。
フラ・フィリッポ・リッピ
Fra Filippo Lippi
1406~1469
イタリア ルネサンス、フィレンツェ派 画僧でありながら、奔放な人生を送ったと伝えられる。ボッティチェリは晩年の弟子である
サンドロ・ボッティチェリ
Sandro Botticelli
1445~1510
イタリア ルネサンス、フィレンツェ派 フィレンツェ美術の代表的な画家。生涯フレンツェで過ごした。「春」「ヴィーナスの誕生」は有名である。
ピエロ・デッラ・フランチェスカ
Piero della Francesca
1410/20~1492
イタリア ルネサンス、ウンブリア派 イタリア各地で活躍し、その影響は広くに及んだ。視力が衰えた後は、数学、および遠近法への関心が高まり、芸術における数学についての論考を書いた理論家である。
アントネッロ・ダ・メッシーナ
Antomello da Messina
1430~1479
イタリア ルネサンス、ヴェネツィア派 南イタリアのシチリア島メッシーナの出身。初期ヴェネツィア派の巨匠。
アンドレーア・マンテーニャ
Andrea Mantegna
1431~1506
イタリア ルネサンス、パドヴァ派 考古学の造詣が深く、その知識は歴史画、宗教画に生かされている。
ジョヴァンニ・ベッリーニ
Giovanni Bellini
1433~1515
イタリア ルネサンス、ヴェネツィア派 ヴェネツィア派の基礎を築いた画家。父親ヤコブ、弟ジェンティーレとともに、家族工房を形成し、活躍した。
ドメニコ・ギルランダイオ
Domenico Ghirlandaio
1449-1494
イタリア ルネサンス 15世紀後半に、フィレンツェで、ヴェロッキオやポライウオロとともに大工房を持っていた。その多くの徒弟の中には若き日のミケランジェロもいた。
ヴィットーレ・カルパッチオ
Vittore Carpaccio
1455/65~1525/26
イタリア ルネサンス 15世紀末から16世紀初頭のヴェネツィアの代表的画家。歴史や宗教に材を採り、ヴェネツィアの日々の暮らしを描いた。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
Leonardo da Vinci
1452~1519
イタリア ルネサンス ルネサンスが生んだ天才と呼ばれる。「モナ・リザ」はあまりにも有名。
ミケランジェロ・ヴォナローティ
Michelangelo Buonarroti
1475~1564
イタリア ルネサンス 彫刻、絵画、建築に超人的な活動をしたルネサンスの巨人。
マティアス・グリューネヴァルト
Matthias Grunewald
1470?~1528
ドイツ ドイツ・ルネサンス 本名マティス・ナイトハルト・ゴートハルト。デューラーと同世代であるが、デューラーのルネサンス的古典主義とは対極にある。
ペルジーノ
Pietro Perugino
1478?~1523
イタリア ルネサンス 15世紀ウンブリアの代表的画家。ラファエロの師。
ラファエロ
Raffaaero Sanzio
1483~1520
イタリア ルネサンス 多くの優美な聖母子像で知られ、西洋美術史上最大の画家の一人とされる。
アルブレヒト・デューラー
Albrecht Durer
1471~1528
ドイツ ドイツ・ルネサンス ドイツ絵画史上の最高峰。
古典的な人体の理想美を探求し、1528年には「人体比例に関する四書」を書いた。
ジョルジョーネ
Giorgione
1477~1510
イタリア ルネサンス、ヴェネツィア派 生涯について不明な点も多く、確証のある作品も少ない。本名はジョルジョだが、そのおおらかな性格から、偉大さを表す語尾「オーネ」をつけて呼ばれるようになったという。
ルーカス・クラーナハ(父)
Lucas Cranach the Elder
1472~1553
ドイツ ドイツ・ルネサンス ウイーン、ヴィッテンベルクで活躍した。ルターの友人で、宗教改革に共鳴し、彼の肖像画を多く残している。
ヨアヒム・パティニール
Joachim Patinir
1480~1525
フランドル フランドル絵画 人物も書き込まれているが、ほとんど風景画と言えるほど風景表現の大きい絵を描いた。フランドル絵画に与えた影響は大きく、後世にも及んでいる。
アルブレヒト・アルトドルファー
Albrecht Altdorfer
1480~1526
ドイツ ドナウ派 ドナウ派最大の画家。西洋史上における、純粋な風景画の先駆者である。また、版画や素描の分野にも個性を記している。
バルドゥング・グリーン
Hans Baldung Grien
1484-1545
ドイツ ドイツ・ルネサンス デューラーの弟子。
死をテーマにした、豊満な裸婦を配した寓意的な作品を得意にした画家である。
アンドレア・デル・サルト
Andrea del Sarto
1486~1530
イタリア ルネサンス 、フィレンツェ派 師であるピエロ・ディ・コジモを通じてレオナルド・ダ・ヴィンチの影響を受ける。
ティツィアーノ
Tiziano Vecellio(Titian)
1488~1567
イタリア ルネサンス、ヴェネツィア派 ヴェネツィア派最大の画家。兄弟子とも師匠ともいわれるジョルジョーネの画風を継承し、初期の作品はしばしジョルジョーネと混同される。晩年には重厚なスタイルを完成した。
コレッジオCorreggio
1489~1534
イタリア マニエリスム 生涯の大半を北イタリアのパルマで過ごし、生前から画家として高く評価された。
ドッソ・ドッシ
Dosso Dossi
1490~1542
イタリア ルネサンス 16世紀の北イタリア、フェラーラ派後期の画家。
ベッカフーミDomenico Beccafumi
1485~1551
イタリア シエナ派、マニエリスム シェナ近郊の出身。本名ドメニコ・ディ・パーチェ。シエナ派のマニエリスム画家。
ポントルモ
Pontormo
1494~1556
イタリア マニエリスム 16世紀初期マニエリスムの代表的画家。
ハンス・ホルバイン(子)
Hans Holbein the Younger
1497~1543
ドイツ ドイツ・ルネサンス 同名の父親も名を知られた画家である。宗教改革に共鳴し、エラスムス、トマス・モアの肖像を描いた。イギリスではヘンリー8世の宮廷画家として活躍した。。
ブロンズィーノ
Agnolo Bronzino
1503~1572
イタリア マニエリスム フィレンツェ近郊のモンティチェリ出身。トスカーナ大公の宮廷画家。
パルミジャニーノ
Parmigianino
1503~1540
イタリア マニエリスム 北イタリアのパルマ出身。初めはパルマ派のコレッジオの影響を受けた。
ティントレット
Tintoretto
1518~1595
イタリア ルネサンス、ヴェネツィア派 ティツィアーノの弟子。大規模な工房を経営した。
ピーテル・ブリューゲル(父)
Pieter Brueghel the Elder
1525-1569
フランドル 北方ルネサンス 初期にはアントウェルペンで活躍。イタリアへも旅した。晩年は農民の生活を多く題材に採り、「農民ブリューゲル」と呼ばれた。
ヴェロネーゼPaolo Veronese
1528~1588
イタリア ルネサンス、ヴェネツィア派 初期はマニエリスム風であったが、後に古典主義的な作風を築く。宗教的、歴史的主題による大画面の作品が多い。
エル・グレコ
El Greco
1541~1614
ギリシャ、スペイン マニエリスム、バロック クレタ島出身。本名ドメニコス・テオトコプーロス。「エル・グレコ」はギリシア人の意味。ヴェネツィア派に学び、ローマを経てスペインのトレドに渡った。
 ルネサンスは人間再生の時代といわれる。あまりにも神が中心的だった中世から、人間が中心として個人が尊重される時代である。哲学、文献学、キリスト教学、美術,建築、音楽、演劇、文学、言語学、歴史叙述、政治論、科学、技術などそれぞれの文化領域において顕著な発展がしるされた。

 絵画もまた画期的な発見や発明によって飛躍的な発展を遂げ、科学的な写実主義はレオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ラファエロで頂点に達した。
ゴシック ルネサンス バロック ロココ 新古典主義 ロマン主義
写実主義 ラファエル前派 印象派・後期印象派 象徴主義・ナビ派 20世紀の絵画
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