ロマン主義
フュースリー
Johann Heinrich Fuseli
1741〜1825
スイス・イギリス ロマン主義 チューリッヒ生まれ。主にロンドンで過ごした。空想的でドラマチックな幻想世界を主題に絵を描いた。
ウイリアム・ブレイク
William Blake
1757〜1827
イギリス ロマン主義 詩人としても知られるロマン主義の先駆者。自作の詩集に手彩色の版画挿絵を加えて出版した。20世紀になって評価される。
ジョン・コンスタブル
John Constable
1776〜1837
イギリス 自然主義 19世紀イギリス風景画の代表的画家。終始故郷であるサフォーク地方の田園を描き続けた。その色彩はフランス・ロマン派に影響を与えた。
フリードリヒ
Caspar David Friedrich
1774-1840
ドイツ ロマン主義 19世紀ドイツロマン主義の代表者。自然を基軸とした絵を描いた。孤独と貧困の中で亡くなったとされる。20世紀になって再評価された。
ターナー
Joseph Mallord William Turner
1775〜1851
イギリス ロマン主義 ロンドンに生まれる。生前はほとんど評価されなかったが、現在では英国最大の巨匠とされている。
ジェリコー
Theodore Gericault
1791〜1824
フランス ロマン主義 初めはダヴィッドに影響されるが、後にロマン主義に傾斜していく。乗馬が好きで、馬の作品でもよく知られる。
ドラクロア
Fedinand Victor Eugene Delacroix
1798〜1863
フランス ロマン主義 19世紀初期のフランス美術界を支配する古典主義の固い殻を脱し、ロマン派の首領と目された。
アイエツ
Francesco Hayez
1791〜1882
イタリア 新古典主義・ロマン主義 主にミラノで活躍。歴史画家であるが、肖像画もよくした。
サミュエル・パーマー
Samuel Palmer
1805〜1881
イギリス ロマン主義 青年期にブレークに傾倒。ショーラムの谷間に10年ほど暮らす。牧歌的な主題に関心を示し、その色彩は神秘主義的である。インディアン・インク(墨)や水彩、不透明水彩などの混合技法を発展させた。
リチャード・ダッド
Richard Dadd
1817〜1886
イギリス ロマン主義 妖精などを主題にロマン主義的な作品を描き、将来を有望視された画家であったが、次第に精神を病み、父親を刺し殺した。その後、43年間精神病院で過ごしながら制作を続けた。
ギュスターヴ・ドレ
Gustave Dore
1832〜1883
フランス ロマン主義 油彩画家としての活動もしていたが、主に石版画の挿絵画家として知られている。多作の画家でもあり、1856年だけで、700点もの挿絵を制作している。
 ロマン主義は、18世紀末から19世紀前半にかけてイギリス、ドイツ、フランスを中心にヨーロッパ各地で展開された文学・芸術・思想上の自由解放を信奉する革新的思潮である。絵画においては新古典主義に少し遅れてその対立軸として生まれた。

 ギリシャ・ローマの美を手本とし、全ての人にとっての理想的な美を求めた新古典主義と、人の心の動きを強烈な色彩と激しい構図を使って自由に表現しようとしたロマン主義。 この二つはことごとく対立し、激しい論争を繰り返すことになったのである。
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