意地を通せば窮屈だ。

　毎年、この時期になると思うのだが、コンニャクゼリーを喉に詰まらせて窒息死する人間が出ると社会問題になるのに、ナゼ、餅を喉に詰まらせて窒息死する人間が出ても社会問題にならないのだろう？

　今日は今年最後の休日。
　要するに、明日は仕事って事。明日だけでなく明後日もその次も・・・、年またぎで６連勤ですわ。全然、働きたくないんですけどね。

　仕事が早く終わったので、一眠りしてから昼間に出掛けて買い物。
　『将棋世界』を買って、服買って帰宅。
　世間は年末年始の休みなので（僕には全く関係ないが）繁華街は混雑していた。
　人混みが大嫌いなのでさっさと帰りたい衝動に駆られたが、寒い中わざわざ外出したのに手ぶらで帰る気にもなれず、我慢して買い物した。
　今更思う事でもないが、買い物は空いている時にするに限る。
　僕は周りの人に気を使ってしまう質なので、他に客がいると同じ場所でゆっくり品定めができなくなってしまう。
　だから、今日買ってきた服は殆どテキトーに選んだ（笑）。
　まあ、僕の着ている服を気にする人なんていないだろうから、どうでもいいんだけど。

　今朝、仕事が終わってから、同僚とＴさんのお別れの会に行ってきた。
　特に親しかった訳ではないけど、いざ仏様を前にすると自然と涙が流れた。お線香をあげた後、棺の脇に立つ今年の１月に結婚したばかりのご主人に何か言葉をかけてあげたかったけど、こんな時にかける言葉は、とてもじゃないけど僕には思い浮かばなかった。
　斎場にいる間、母や祖父の葬儀の時の事を思い出していた。
　今、何故自分が生きているのかを考えた。

　出棺を見送った後、足早に斎場を後にした。
　兎に角、独りになりたかった。

　Ｔさん、安らかにお眠り下さい。

　昨夜、出勤すると、同僚のＴさんが亡くなったと知らされた。
　交差点を横断中、大型車に巻き込まれて即死だったそうである（事故の詳細は知らないが、とてもネットで検索する気にはなれない）。
　Ｔさんとは特に親しかった訳ではないが、当たり障りのない会話を交わすくらいの関係はあったので、話を聞かされてもにわかには信じられなかったし、これを書いている今も、つい数日前に一緒に仕事をしていた同僚が、もうこの世にいないという実感は全く湧いてこない。

　今朝は仕事が早く終わったので、バスの始発を待たず、雨の中駅まで歩いた。
　12月の下旬だというのに汗ばむくらいの速さで歩きながら、人生についていろいろ考えた。
　ビートルズの

　Life is very short and there's no time for fussing and fighting my friend.

　という歌詞が繰り返し頭の中に浮かんだ。

　この休みは、パソコンに向かっているか寝ているかしているうちに時間が過ぎていった。
　お腹が空いたらあり合せの物を食べて済ませた。寒かったから台所に立ちたくないというのもあるけど、飲まないとあんまり料理をする気にならない。
　要するに、一日廃人同様に過ごしたって事ですわ。