2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集    home 

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 川勝真一さん編  8月06日am10〜 晴れのち曇り 京都工芸繊維大キャンパス内 

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 その01  

   
セミと工事の音が鳴り響いている大学構内 

佐藤
:よろしくお願いします
川勝:よろしくお願いします

佐藤:川勝さんのうまれた処とか情報を。何年どこで産まれたかとか
川勝:産まれたのは1983年で、の2月。
佐藤:どこで

川勝:産まれたのは京都なんですけど。育ったのは兵庫県の宝塚市
佐藤:宝塚には何歳までいたんですか
川勝:宝塚にいたのは大学に入るまでは。
佐藤:ずーっと宝塚に

川勝:ずーっと宝塚に
佐藤:坂道を登ったり下ったり

川勝:
坂道じゃない所。団地でした。あ岡田(栄造)先生
佐藤:岡田先生か 見付かったらしょうがない

(岡田先生昼飯を食いに学食向かっている)

川勝:坂道登ったりしないです。あっち行くと高級住宅街なんですけど。

 ジジジジジジジーセミ の音

佐藤
:岡田先生に見付かってしまいました ははははははあは
川勝:いきなり

(昨夜は川勝さんの家でワイワイ朝まで話いたのでありました)

佐藤:これ終わったら(インタビュー)やりますけど 。先生の研究室に行こう。岡田先生が通りかかってしまいました。高校生まで宝塚劇場があるほうですか

川勝:
途中で引っ越したんですけど。高校の1年生の時に。一回市内で引っ越して、村野藤吾の設計した市役所の直ぐ傍の。住んでいたところは普通の県営住宅の団地。団地っ子ですね 2:24

佐藤:団地っ子でも あの辺は川とか流れているから、そういう遊びはしなかったの。
川勝:家の周りが、植木が盛ん。だから周りほとんど林でした。植木林
佐藤:手塚治虫はしてなかった。

川勝:
あんまり知らない。知らないっていうか別に、宝塚出身でどうこうとか。あんまり知らなかった。普通にアニメ。


   ゼミが盛んにないている じじじじじじじい 

佐藤:大学は建築
川勝:大学は工芸繊維大造形工学科に入って。
佐藤:造形学科には何でもある
川勝:基本的に建築と意匠コースに分かれていて。建築コースに行くと ゼミ分けがあるまではみんな一緒
佐藤:それは何年生
川勝:分かれるのは2回生になるときに。分かれて。ゼミ分けが3回生の後期から。で、建築へ行きました。もともと建築に行くつもりで。

佐藤:どうして何時あたりからですか。
川勝:小学校の卒業文集に建築家になりたいです。書いてたんです
佐藤:覚えてない
川勝:書いてるの覚えてるんですよ。何で書いたか?って言うと。凄い庶民的なんですけど。新聞に挟まっている住宅のチラシとか見て。なんか色々考えるのが。
佐藤:毎日マンションなどのチラシ入って、来るんだ

川勝:で団地だったんで。あまり家の作り自体は面白くないくて、やっぱ一軒家とかそういうの見て、どういう住み方するとか何かそういう。ブロックで家作るとか。そういうのは好きだったから。ってことで書いたのかなと。
佐藤:団地の間取りは、住んでいた団地どんな間取りだったですか

川勝:えと。3DKですかね。
佐藤:3DKで階段は
川勝4階でした。歩いて
佐藤:外廊下じゃなくって

川勝:なくって。階段あって左右にはいって
佐藤:階段はさんで風呂とか便所があって
川勝:あそうです
佐藤:それで階段の前の方に2部屋あって、北側にも1部屋ある
川勝:3DKかな。

佐藤:そんなにストレスあったですか
川勝:5人で暮らしていた。ふふふふふ
佐藤:それで(家)ストレスあるやっぱ。小学生じゃないだろう
川勝その時は無かったですね
佐藤:親密でよいや。狭くって。
川勝:特に不満はなかったと

佐藤:なぜかチラシを見て
川勝:うん、で建築家になりたい。でもその後高校入るまでは忘れていた
佐藤:大学どこに行こうかな〜と考えたら
川勝:ちょっと絵書くのも好きだったので。まあよくある話、ちょっと絵を習いに行ってたりもしてた。

佐藤:よく 無いよ、絵を習いに行くなんて。川勝さんが初めてですよ
川勝:絵習いにいって、それで
佐藤:絵って何
川勝デッサンです
佐藤:美術系の大学に入る人のための
川勝:うんうん、そういう人が行っているんで。
佐藤:いままで初めて
川勝:そうですか。何か単純に
佐藤:高校のときにデッサンしていたっていうことでしょう。大学で じゃないよね

川勝:大学じゃない
佐藤:美術部かなにかに入っていたんですか
川勝:中学のときに美術部。高校のときは帰宅部みたいな
佐藤:家に帰ってゲームですか
川勝:いや。ああゲームしてたときもあります。でも高2ぐらいから結構他のサークルみたいな所ずーっと。友達が入っていた所の。軽音みたいな。ダンスとか

佐藤:いいね〜いいね〜
川勝:ストリート・ダンス
佐藤:ストリートダンス、頭でグルグル 
川勝:グルグルは出来ないです
佐藤:運動神経 要るじゃない
川勝:だからリズム感無かったんで。これはあんまりだなと思って。もうやってないですけどね。そんときはちょっと。

佐藤:むずかしそうだよね マイケルジャクソンにようになるなんて 大変だ
川勝今やっと分かったんで。そんなこんなを経て。大学捜したときに。ちょっとこう半分芸術、半分工学みたいな処がいいな〜と思ったら、たまたま大学説明会みたいなときに、何か工芸繊維だと。入試のときに「いい」みたいなのがあって。
佐藤:オープンキャンパスじゃなくって、説明会があるんだ
川勝:オープンキャンパスは高3のとき来たんですけど。高2位の夏の。何か大きな会場で一杯大学が集まってあるじゃないですか。ああいう。「ちょっと行ってみたら」って言われて行ったら。そしたら「工繊 いいか」と。で工繊一本に絞って。勉強して

佐藤:国立大学だからそんなに簡単には入れないでしょう
川勝:だからけつこう頑張りましたけど ふふふふふふ
佐藤:勉強たいへんそうだ
川勝:そんな進学高でもなかったんで、普通の地元の公立高校だったんで。

佐藤:大学に入って、どんな感じでデザインの造形と1年生では何を
川勝:1年生のときは。実習があって。1回生のときは基礎的な事なかった。造形実習とか。妻楊枝で立体を作るとか。そういう結構基礎的な。芸大とかにも。やって後期ぐらいになると模写とか。チッチャイ建物の設計とかポスターデザイせよとか。色々あって。2回生。そこで色々やって2回生。そこで決めなさいよってかたちで。

佐藤:すでに建築家になるつもりだから、考える必要ないじゃない。
川勝:そこはまあまあ。普通にデザイのやつは楽しくやってましたけど。けっこう頑張って課題もやっていたかなと思います。
佐藤:3年生の時はどうなっているの
川勝:2年生のときも課題が出てきて、前期後期合わせて。2回生と3回生はそれやって。それの成績で3回生いこう。
佐藤:どこのゼミにはったの
川勝:古山正雄 先生
佐藤:知っているよ

         (ネットより 古山先生)

川勝:副学長で
佐藤:本当!今居る
川勝:出張じゃないかぎり。あそこに
佐藤:俺知ってる。大島さんたちの友達だ
川勝:挨拶してこなくちゃ

佐藤:挨拶してこよう
川勝:ふふふふふ
佐藤:あ本当か。この大学に居るんか。知らなかった。そういえばそういっていたな。60過ぎているよね
川勝:もうあと1,2年で ギージジジジジz−とセミ

佐藤:古山正雄先生のゼミに入って
川勝:行きたかった。入っちゃっった。でも4回生になるときに。古山先生が副学長になれて。教授を辞めないといけなくって。
佐藤:そうかこんな気楽な格好じゃ行けないな〜
川勝:うふふふふふ副学長 秘書が居ます

佐藤:そんなに偉くなっちゃったかおれや〜とか言っても入れてもらえないな。はははあははは本当か
川勝:秘書通さないと 会えない
佐藤:あそうなんだ。
川勝:なってしまって。ゼミが無くなって
佐藤:へーえ。そんなに偉くなったのか。建築評論してたよね。アンタダなどね。それでどうしたの?1年しか古山先生教わらない
川勝:半年ですね。でもその後卒業制作もお願いして見たもらった。

佐藤:卒業制作なんだったんですか?
川勝:卒業制作は
佐藤:住宅やっぱり

川勝:なんか廃墟みたいなのを
佐藤:廃墟!!なんだ、すさんだ気持ちだったんだね。なんで?廃墟を設計するって話でしょう。
川勝:廃墟というか、当時リノベーションとか。ああいうの流行って。普通に機能的に作られた公共施設みたいな処より、何かそういう
佐藤:新築だけど廃墟っていうんでしょう

川勝:廃墟的な何か空間の筒みたいなものを新築で作れるのかっていう。そんな事を考えていた。単に リノベーションした建物のよさっていうのあると思うんですけど。それって何か

佐藤:
小説家ふうだよね 三崎亜記さんの『廃墟建築士』。あれ読んだ
川勝:あああ そんな昔じゃないですよね
佐藤:つい最近(2009年1月初版)まだ一年以内だよ。今年の春ぐらいじゃなかったかな。

川勝:ぼく隣町戦争読んで。ちょっと
佐藤:そのあと廃墟建築士を書いてるから今度読んでみて。読んでないから解らないんなじゃ。
川勝:廃墟を本当に廃墟作りたかったか、廃墟とかが持っているような良さみたいなものを普通の

佐藤:
ねじくれているな〜ひねた野郎だ
川勝:だいぶねじくれてたと思います
佐藤:なんでそんな捻れちゃったの?古山先生曲げねじられちゃった

川勝:いや古山先生は
佐藤:それは何年だ
川勝:2004年
佐藤:2000以降 日本の小泉改革でどんどん、社会はどん底で曲がる必要ないよね、社会が曲がっちゃってるからさ
川勝:はあはははははは
佐藤:そこで 曲がったり捻れたりじゃまずいじゃない。希望格差社会だとかの後 派遣切りだとか派遣村とか 去年から大騒ぎじゃない そいうの04年頃だって言われてた。前の選挙05年じゃない。以前に大都市では超氷河期もあるけれども、みんな暗い気分で生きているから(曲がっても珍しくないよ)

川勝:別に暗い気分でやったわけじゃなくって。何か一つには宝塚って郊外都市なので再開発とか、駅前再開発とか凄い多いんですけど。15:26

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