鍼灸で治す糖尿病

 

 

まつたに鍼灸整骨院の松谷です。

広島県で、西洋医学の代替医療としての、鍼灸治療に取り組んでいます。足腰が悪くて動けなくなると、血糖値が上がって糖尿病になる方がいます。痛みがなくなって歩けるようになると、血糖値が下がって正常範囲に戻る方がいます。それ以来、糖尿病の患者様には鍼治療をすすめています。


鍼治療で治す糖尿病糖尿病にはいろいろな種類の型があります。糖尿病の型 に合わせて、糖尿病の治療と自己免疫の治療を組み合わせておこないます。

■糖尿病の治療 /血流を良くして糖尿病の症状を改善する治療です。

■自己免疫の治療 /自律神経を整えることで糖尿病の原因となる自己免疫を整える治療です。


糖尿病の鍼灸効果について書かれた科学的研究
アロキサン+鍼アロキサンと共に鍼を施したマウスのランゲルハウス島。細胞はまったく正常。アロキサンと言う薬物で、動物にアロキサン障害膵による糖尿病を実験的に作り出すことができます。

この本の中でアロキサンのみを投与した動物の膵臓の電子顕微鏡写真と鍼治療を同時にした膵臓の電子顕微鏡写真が比べられています。

鍼の同時適用によりアロキサン障害膵を防止できることが、電顕的に証明されています。また、この中でアロキサンのみを投与したしたマウスのランゲルハンス島β細胞は破壊され壊死を起こしているのに対して、アロキサンとともに鍼を施したマウスのランゲルハンス島は正常でした。


しかもこの鍼の効果は、オピエート拮抗薬であるlevallorphan投与により消失すると言っています。要するに、鍼をする事によって体の中にモルヒネ様のホルモンができて、そのホルモンが自律神経を介して膵臓を治療することができ、抗モルヒネ薬の投与で鍼治療の効果がなくなる証明です。

医学書院「東洋医学を学ぶ人のために」

2021年05月19日|鍼灸で治す内科疾患のカテゴリー:糖尿病