Photos 夜景と魔法・・5

みなも。灯りの涙

・ディズニィーランドを歩いていたら、子供のころの夢で、魔法使いになりたい事を思いだした。
もしかしたら、ウオルト・ディズニィーはここに来ると、子供のころの夢を思い出すような魔法をかけたのかもしれない。

灯

・僕は夜が好きだけど、
Sは、「今は、夜が嫌いだ。」と言っていた。 Sは傷つき、疲れている。
そんなSを僕はだまって見ている事しかできない。
ふと思う。魔法が使えたらSを助けてあげる事ができるだろうか?
・・自分を軽蔑した。
僕はなんて中途半端な大人になったのだろうか。
ありもしない魔法なんて考え、その上、使う事も躊躇している。
子供のころの僕なら、堂々とSや僕だけでなく世界中の人たちを幸せにしたい。なんて言っていただろう。それすら、ばかげていると思った自分自身を・・・、

ひとつだけの魔法

・ ・でも僕はSに魔法を使う事はない。魔法で誤魔化したくないんだ。
・それは今のありのままのSをありのままとして、 僕は認めているから。
・・これからも見つめ続けていきたいと思っているから。
・・・悲しいけど、たとえ僕が何んもできなくても。

いや!それでも僕はたったひとつだけ魔法をお願いしたい!!
それは、Sに夜だけでも。
「・・・・心やすらぐ時間と、」
「・・・・・やすらかな眠りを。」

・・僕に「夜が好きだ」と言えるように、

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