ちょっとティータイム

 

風を感じて・・・バッテリーが切れたって(爆笑)

年末に新しい長期的な仕事が決まり、年明けに始まった。ホームページの運営管理。今までと違うのは、相手がビジネスマンであり、ビジネスマンとしてちきんとした対応を求められること。でも将来やりたいこととリンクしていて(それでこの仕事が私に来たのだが)、またやったことのないことも勉強させてもらって、忙しくても充実している。だが、仕事にも慣れない時に支援費問題が・・・。支援費も大切なんだ、それはわかっている。東京にいて厚生労働省に行かないのは胸が痛む。だけどさ、やっとつかんだものを、多分この先の自分がかかっているものを投げ出して行けるものなのか。「仕事と私どっちが大事?」なんてきかれる男の人の気持ちってこれに近いかもしんねーや(笑う)。

そのジレンマからのストレスと自分の仕事の力のなさを感じて、「思いっきり突っ走りてー」とどーしても外に出たくなった。シスアドの願書もとりに行かなくてはならないし、テキストも買いたいし、シャツも欲しいので、アキバ・アメ横に行くことにした。2度目の『AIKI』を見に行った(完璧はまりました。ビデオも出たら買いそう^^;)日以来一週間振りの外出。買い物もあるんだけど、こんな寒い冬の風の中、突っ走りたがる車椅子乗りって、かなり変わり者だろうな(爆笑)。でもRayのストレス解消法で、一人で楽しめるのはコレ、風を感じて何か自分の頭をすっきりさせることなんだ。

そろそろ帰ろうか、いや薬屋によろうとして店に入った時、電動車椅子からピッピピッと音がした。何だ?と思い、外に出てジョイスティックの所をみるとバッテリーがない! 急いで帰ろうとしたが既におそし(爆笑)。上野徒町駅のホームでバッテリーがきれた(爆笑)。ちょい慌てたが、運がいいじゃん。駅のホームだったので手動に切り換え、駅員さんに押してもらってほんまもんの「駅伝」を(爆笑)。最寄り駅から自立生活センターに電話、スタッフの人にセンターまで押していってもらい、介助者のコが来るまで待っていました。

あのマシン、1回の充電で20キロ走るんだよな。おそるべし、自分(爆笑)。

2003年2月9日

30歳―早咲きの花、遅咲きの花

貴乃花が引退した。お疲れさま、これから優秀な弟子を育て、角界のますますの発展に頑張ってください、なんて心情的に言えない。なぜなら貴乃花とキムタク、そしてこのRay、実は同い年なのである(爆笑)。まー、各々の世界でトップに君臨し家庭も守る2人に、今更どー転んでも今度やっと社会人3年目になるぺーぺーが肩を並べるっていう考えもさえ恐れ多いけど、30で引退とは複雑なものがあるんすよ。

15で人生を決められるすごさは感じていた。同じ頃「大学で福祉を勉強して公務員になるかな」と世間知らずでも人生の中で1番カタかった夢を持っていたけど、今思うと「誰が『パソコンと英語を飯の種にしない』なんて言ったんだよ、おい。しかも公務員かー」と自分でもからかいたくなる(爆笑)。社会に出るのは当分先、まだまだ人生を決めるなんてという頃、花田光司少年は決めていたということでしょ。でも予備校の下校途中、カーラジオのアナウンサーが「今最も輝いている19歳」と称えているのを聞いたとき、妙に悔しかったのを覚えている。あれから10年ちょい、学校に行って机の上では勉強せず(爆笑)遊んで何になろうか迷っていた間、少年は一直線に自分の信じた道を登り詰めた。そして片方がなんとなくおぼかない足取りで歩き始めた頃、片方はトップから退いた。

モラトリアムが長かったやつはおいといても、普通30なんてやっとこれからのやつらじゃん。何になれるかわからずガムシャラに自分を追い求めた20代と違い、周りのものがみえてきて責任はいくぶん重くなったけどそれを楽しめ、親の老後の問題はちょっと先。あのキムタクも言っていた。「打ち合わせ、台本読み、リハーサルをやって、これからが『はい本番』ていう感じ」だって。なのに、他人の子を育てその子らに夢を託す親方になるのかーと。世界が違うと言えばそれまでだけどさ。近くの存在にも12で人生を決めたやつがいるけど、「これからの人生は長いんだぜ」と言いたくなる。

そんなこと考えてる今、SMAPが、「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」と歌っている。確かに早咲きの花と遅咲きの花があるんだわな。種の収穫も時期が違うのは当たり前かー。「その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい」。まだやっと自分の場所を見つけ、コンクリートの間を縫うように葉を生やして、もうすぐ咲こうとしてる『たんぽぽ』はどうなることやら(笑う)。

2003年2月16日

青空の誘惑^^;

年度末である。すげー忙しいのである。3月のはじめ、仕事は4つ、確定申告に支援費関係の書類出し。仕事のうち1つは月末に提出なんすけど、月末におふくろと温泉に行く予定なので、その前にさっさと片付けたい。仕事があることは幸せなんす。だけどここ2カ月美容院にも行ってない。前髪が邪魔になった。翌週スーツを着る用もあるんだっけ、やべー。いつもは実家のほうの美容院に行くのだが、そんなことする余裕はない。ついでに朝食べる餅やウーロン茶が買って来ないとない。しゃーない、近所のK高校の向かいにあるバリアフリーの美容院に行った後、3キロ離れた肉のハナマサ(飲食店の人が仕入れる安いスーパー)まで買い出しに行くかー。その後はもちろん家で仕事、と思って出掛けた土曜日の午前中。

「いらっしゃいませ。お久しぶりですね」。かれこれ2年行ってない美容院は、土曜日なので混んでいた。美容師から渡されたスニーカーやアクセサリー、ショップの紹介が載っている男性雑誌を見(そのまま見るかって(爆笑))、「このスニーカー欲しいっ。だけど2万なの。たけー」と思いながら待ってたら、Rayの番になった。「今日はいい天気ですね。これからどこかお出掛けに?」「ええ、買い物に」。まさか肉のハナマサに行くとは思っていないだろーな(爆笑)。

出来は上々。「ありがとうございました」、段差の無い出口を出て、空を見上げたら真っ青な春の空。どこか行きてー。肉のハナマサに行かないとならないのはわかってるけど、仕事も山のよーにあるのもわかってるけど、やばっ、いつもの走り病が(爆笑)。うずうず。意志が弱い、散々迷った挙げ句「去年も仕事で春を楽しんでねーじゃん」と訳わからんことで新宿へ(爆笑)。4月始まりのカレンダーやシステム手帳、友達の誕生日プレゼントなどを買い、本屋で久々の小説を買うか迷った。

肉のハナマサは頭にあったけどバッテリーがない。最寄り駅の改札口を出ると、目盛りが3つ。家まではもつだろうと思った矢先、いきなりバッテリーがないと止まりやがんの(爆笑)。介助のコに早めに最寄り駅まできてもらった。おかしい、いくら何でも10キロは動いてないはず。バッテリーを交換しないとならんか。1年ももたないバッテリーの使い方をするやつってどこのどいつなんだ(爆笑)。

結局肉のハナマサとウーロン茶の安売りのスーパーには、翌日の寒い日に行ったらしい(爆笑)。さーてと、仕事仕事。

2003年3月10日

ホワイトアウト並じゃなくてもサバイバル(爆笑)

いつもは一人暮らしで手が不自由なため、全面ゴムのジーパン(おばちゃんがはくやつ)を履いてでかけるんす。ジャージを履くほどスポーツマンでも若者でもないし、ウエストをシャツで隠せばジーパンはジーパンなんで。その日は有楽町でシンポジウムがあるのでタートルネックの伸びるシャツのうえにブレザーとホックがついた紺色のパンツを朝のホームヘルパーにきせてもらいました。いくらなんでもジーパンは・・・。ホックならなんとかなるだろうという甘い考えが。。。

シンポジウムがおわり、WeCAN!の皆とコーヒーを飲み、友達と酒を飲みました。その日は仕事疲れで水割り1杯半しか飲まなかったんすけど。家に帰り、まずは足をコタツで温めようとして座椅子に座り、テレビをみようとしたら気持ち悪くなり、慌てて2メートル先のビニール袋まで這って行き、間一髪セーフ。服も部屋も汚れずに済みました。これをトイレに捨てようと5メートル這ったら、ばーか床と手で袋をつぶして廊下の半分汚してやがんの(爆笑)。自分でちり紙で後片付けしました。これはまだ序の口。

さーて出すもの出して寝ようかとトイレに行きホックと戦ってたら、壊してしまいました^^;。雪の日に新宿に出掛けた日の夜にも実はスーツのズボンのボタンがはずれないで友達を呼んでタクシーで来てもらったんす。また友達を呼ぶのもなんだし、あっ都内に住む弟をと思いだし電話をかけたんすが「電車がなくなるから」と。タクシー代わたす金は手元に無いわな。寝ちゃえと思って1度ベッドにもぐりこみました。でも仰向けに寝て腹筋をゆるめるとやばかったんで、また起きました。おいおいこのままホームヘルパーが8時に来るまで起きてろてか。間違いなくまた膀胱炎だぞ。起きてるなら一か八か、賭けだ、と思いハサミを自分の手に握らせたんす。どーせリフォームして1本ぐらい自分で脱ぎ着できるパンツをつくらないとと覚悟しました。でも1歩間違えたら割腹自殺未遂(爆笑)。救急車に運ばれて騒ぐってゆうことないよう慎重にちょこっとずつウエストをきざみました。5時半に事件は解決(爆笑)。トイレに直行したあと昼までねてました^^;。個人事業主のメリット(爆笑)。

かっこわりーっ。でもサバイバーだからいいか(爆笑)。マジでリフォームしないとやばいなー。とMLに書いたら、「私の古いスーツを直してあげる」「ホックははこんな工夫はどう?」と言ってくれる人がいて、うーんRayってラッキーなやつだと我ながらに思った(爆笑)。

2003年3月15日

もしかして・・・ヒビ?

木曜風呂場で2度も転んだ。なさけねー。まっ、たいしたことないと思った。頭打ってないし、瞬間は声も出せなかったけどその後には浴槽に入ろうとして立てたし。翌日の金曜、なんか背中の左、脇腹の上が痛むのはなぜだろう? そうだ派手に転んだんだ、と言う程度。着替えとかトイレの時にもそう痛むことはなかった。ただの打撲、打撲と思って、介助のコにみてもらったが、そういう跡もないということで。

ところが土曜。すげー痛みだした。体を動かすたびに痛む。もしかして骨にヒビ? まずいな。こっちに来てから(というかここ10年もまともに(爆笑))病院にいってない。整形外科ってどこにあんのよ。誰と行けばいいのよ。その日ウェブアクセシビリティ・セミナーというのがあって上野に行く予定だったし、翌日はシスアドの試験日。鉛筆を動かすたびに不随意運動で背中も動くわな。受験やめたほうがいいかー、2重の苦しみはいやだし、と、当日付き添いで上京してもらうことになってたおふくろに電話したら、おふくろも足を捻挫したのか骨折したかで、松葉杖ついてるらしい^^;。即刻受験はやめた(爆笑)。ウェブアクセシビリティ・セミナーには車椅子に乗ってるだけなので行くことしてたが、待てよ最寄り駅の階段をあのキャタピラーマシンで降りるのかー、振動を抑えるよう体が動くと痛むだろうと思ってドタキャン(爆笑)。

「バーカ、パソコンも打たず安静してろ」とML仲間や、「土日おとなしくしていればよくなると思うよ」と元看護婦が言うとおりにおとなしくすることにした。座椅子に座っていればそんなに痛まないし。読みたくて買った本も忙しくて読んでないんだよ。だけど、その本、元不良の自伝的エッセーで、体は小さいのに態度はデカクおとなしくしていられなかったとか・・・あまりにも誰かに似てて読むのがいやになった(爆笑)。(ちなみに「誰か」は高校時代は不良ではありましぇん^^;。悪ガキぶってただけで・・・。)安静にしていろっていわれても、退屈でしかたがないよなー。落ち着きないこいつはほんとに障害者です、はい(爆笑)。

2003年4月22日

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