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浅見俊幸さんに聞きました編 ８月０５日 ｐｍ５時〜 晴れのち曇り
（路上にて ０１ ０２ ０３） （事務所内にて０４ ０５ ０６ ０７）
その０２
佐藤：もう立体作品ののりね
浅見：そうですね立体作品が木でつくってあって、倉庫でノミをふるっていたので、たぶんこいつやったら多分ものが作れるんじゃないか 安くって思ったんですようね。
佐藤：じゃーケンチクしょうねんの目論見は、浅見はただの職人だ
浅見：職人
佐藤：失敗しても関係ネーやってもんで
浅見：あはははは
佐藤：浅見さんにとってはいいかげんなやつらだ。そんな感じだね聞いてる気分はね。
浅見：そうかもしれないけれど。
佐藤：好評もはくしてないのに、頼まないでしょう、普通はね
浅見：そうそう。 共にふふふふふふ
佐藤：だめもとでね
浅見：そうです、だめもとです
佐藤：それで、町家改修してしまったと。
浅見：しました。はい。
佐藤：一応日当とかは約束してたんですか。
浅見：えーと日当じゃなくって。全体でいくらっていう感じで。してね。
佐藤：じゃー施行請負じゃない。施工会社ですね
浅見：そう、施行して。一応絵描いて。こんな感じってお客さんと打ち合わせもしてっていう。
佐藤：凄いね、ただのアウトソーシング丸投げじゃないか。ただ丸投げ外注しやっただけじゃないか。それって。ふふふっふう
浅見：ケンチク少年の人が監修するっていう感じなんですけど。
佐藤：そううのピンハネ少年っていうんだよ。あれこれ指示して。
浅見：うんでまあ、実際の処は僕らに任せてやるという。感じです
佐藤：僕らって言うのは
浅見：もう一人居たんですよ。一緒にやっている奴が
佐藤：じゃ二人で協働して町家改修を建築請負でみると。単なるピンハネられただけど。美術的にみると 監修つきで請け負ってしまったわけね。美術作品としてね。
浅見：う〜んん
佐藤：自分は建築だと思っていたの
浅見：建築で、ただ。町家自体も別荘だったんですね
佐藤：町家を別荘で使うってこと
浅見：別荘で使う。あんまり生活的な機能とか求められなくって。
佐藤：いいね そりゃー
浅見：ふふふ、そういう町家のなんとなく、よさみたいなものだけだとか。光の入り方とか。そういう話で作っていったんで。
佐藤：抽象度高めることができたと
浅見：そうですね。
佐藤：それはよさそうだね。
浅見：でまあその左官屋さん呼んできて、一緒に塗ったりとか。床剥がして、床組なおしたりとか、しながら、自分でやってくのが もう、新鮮でっていうか。学生の時貯まっていたフラストレーションが一気に発散出来て
佐藤：はあははははははは、それはよかった
浅見：思うことが出来なかった。周りの奴らは絵描いてたり彫刻したりしてたんで、建築学科だけは実物じゃないものを模型作ったりするじゃないですか。
佐藤：あああ。
浅見；あれは何かやだなと思ってたんで。佐藤：ここはどこ何ですか？
浅見：下鴨神社です
佐藤：あ！下鴨神社だ
浅見：はい。
佐藤：神様が出現しそうな、冷たい空気が流れてきますね
浅見：ちょっと、
佐藤：暗いし、空気が違うね
浅見：はい。
佐藤：下鴨神社、じゃこの前で下鴨神社の前で、駐車場は
浅見：そこが駐車場です、
佐藤：あ、下鴨神社目の前が駐車場です。神社のたんなる観光客用の駐車場じゃないの
浅見：じゃなくって、
佐藤：はい撮りますんで、もうちょい下がってください。下鴨神社ね。毎日お賽銭あげてないと だめなんじゃないの〜
浅見：そうです ふふふふ 駐車場代払っているから
佐藤：そうかそれは強力なお賽銭だね、御利益ありそうだね。観光客用の部分だけども月貸しもしていると。
浅見：儲けられるものは全部儲けてやれと。毎年お守りは貰えるので。
佐藤：はははは、固定したお客さんだしね。お客さん大切にしないとね
浅見：そうそう。
佐藤：駐車の場所は決まっていないのね。
浅見：どこでも駐車してくれって感じ
佐藤：そうじゃないと不自由だものね。へーえ。これですかこの車。変わってますね。この車何ですか
浅見：ルノーの車なですけど。向こうでは郵便屋さんが使ったりとか、業務用の車です。
佐藤：じゃ車の前で記念写真。こういうルノーの業務用に乗っている人少ないじゃないですか
浅見：そうですね。京都で３台。
佐藤：フラッシュたこう。ルノーですか。フランスでしたっけ。
浅見：フランスです。
佐藤：金融危機で潰れました
浅見：いやまだふふっふ
佐藤：まだルノー在り
浅見：たぶんあると思います
佐藤：もうちょっとこちらへ来て
浅見：はい
佐藤：食えなくて 京都に流れて来た人が、なんだか？ ルノーの中古車を持っているというのは、ちょっと興味が湧きますね。面白い展開があるかもしれません。
浅見：はははははは・こっち乗ってください
佐藤：あ、左運転席か？日本車と逆だ
浅見：ちょっと狭いから
佐藤：僕は初めてルノーに乗るよ！！ルノー初体験。暑いー！！ ブルブルンブルン。 ルノーに乗る。ルノーはどんなエンジン音がするのでしょうか。
浅見：やすーいエンジン音です。暑かったら窓開けてください
佐藤：はい。ああクーラー無いのね
浅見：一応あるんですけど。あまり使うとオーバーヒートする
佐藤；ちゃんとした低音で無理のない音してるじゃないですか
浅見：そうですかね
佐藤：油切れてないからかな。 何か言っているぞ。（駐車場の機械が何か音を）すごいね、初めて 外国車の自家用車を持っている人に会ってしまいました。京都へ来て
浅見：みなさん持ってなかったですか佐藤：今日は軽トラだし、何かもってるふうじゃなかったな〜
浅見：まあもらいものなんで。
佐藤：あ！もらった。優しいね京都の人は。廃車するとお金掛かるからお前にやるか〜
浅見：神戸の友達の家に遊びに行って、友達が駐めている片隅に置いて在ったんですよ。僕はこの車が欲しいんだって言ったら。持ち主と話を付けてくれてもらえる事に。
佐藤：すごいね。よく分からない人間関係、人間たらしですね〜。すごい上手、技術持ってますね〜。京都に来るね、来たって、なんてそんな流れじゃないですかははははは。建築に招き入れられ方も滅茶滅茶じゃないですか〜
浅見：そうですね
佐藤：一度もやったことない、修業も無しで！いきなり設計施工 請け負うしうははあははははは、いきなりやっちゃう
浅見：確かに。
佐藤：施工もやちゃって設計もやって。設計施工で始めちゃったんだから
浅見：そうです。
佐藤：じゃこっちから入れればいいのかな〜
浅見：はい
佐藤：こういうの、日本車と違うから駐車場のカードの出し入れが面倒だと
浅見：そうです
佐藤：素晴らしい。それでケンチク少年にアウトソーシングされちゃって。受注者としては、自分ではどうでしたか。
浅見：もう思いっきり 楽しくって。なんだろう、本当に楽しくって。
佐藤：なかなか下鴨神社の駐車場の経営戦略は無駄がない、賢いですね
浅見：賢いです
佐藤：貴方はここですとか決めちゃうとね、浅見さん出歩いてるとき使えないしね、何時帰ってくるか予想できないし
浅見：そうそう。
佐藤：この手はあるか〜毎日観光客がどどーっと来るわけでもなさそうだし。来たら観光客待たせておけばいいし。一杯です どこか一回りして来てくださいとかね。それでその半年後に。仕事はどのくらい掛かったですか。改修工事は。
浅見：かかったと思います。
佐藤：工事請負金額 前金もらって。
浅見：もらってます、もちろんそれで食えるような額じゃなくって。
佐藤：あ、そうなの
浅見：うん。
佐藤：食い扶持どうしたの。
浅見：そんときもバイトもしていたんですけど。
佐藤：本当に建築作るというよりは 彫刻とか、表現者として行ったと
浅見：そうですね
佐藤：材料費はもらえるけど、食い扶持もらえないってことは。
浅見：食い扶持はいくらだったかな。３０万ぐらいもらったですけど。ふっふふ
佐藤；それは材料費じゃないの
浅見：材料費は別で。食い扶持ですね。
佐藤：じゃちょいと、研究費、補助金もらた感じだ
浅見：補助金。そうですね
佐藤：あらためて、何ヶ月かかったんですか
浅見：たしかに半年
佐藤：しゃべっていて 運転大丈夫ですか 今事務所に向かって道を走っています。急がなくっていいですから。長家を出て下鴨神社の駐車場、そこからルーノーに乗って、事務所へ。その事務所はどういう経緯で
浅見：そこは仲良くしてた工務店の３階部分を借りました。
佐藤：３階あるから使えみたいなのりで、こいつはチョイト変わっているからサポートしてあげようと。サポータだな
浅見：そうですね。まあ。ちょっと潰れちゃったんですけど
佐藤：あ！っつぶれちゃった。困るねそれ。サポーター潰れるけども、借りた本人だけは生き残っていると。なかなか しぶといね。
浅見：そうなんですよね〜。
佐藤：だんだん浅見物語のストーリーが出来てきましたね。廃校があって、丸投げ喰らって、たた車まもらって、下鴨神社にお預け。建築会社に寄生して。本体潰れた。
浅見：ははははっは
佐藤：何かそういう浅見京都伝説が出来上がりつつある
浅見：そんな気がして
きました佐藤：駐車場は毎日お払いしてる下鴨神社でだ！
浅見：御利益だけを求めて
佐藤：御利益だけは証明されつづけてる。ケンチク少年から請け負って、いきなりその事務所ですか。
浅見：ずーっと家でやってました。
佐藤：ああああ、それはどのぐらいの期間やってました。家で相変わらず絵描いてたですか。
浅見：いやそれから仕事がちょっと繋がりだして。改修工事を自分で作りながら設計もするっていう。 何かやりかった。はからずも成ってしまった。最初作ったもので。若いのが安くて何かやるみたいだという。たぶん感じだったんでしょう。ふふふふ
佐藤：失敗したら直せばいいやってもんでね。あここ鴨川ですよね。鴨川上流ですか
浅見：Ｙ字になっているところの少し上ですね
佐藤：ああここは 昨日通ったぞここ、
浅見：通りました。鞍馬口
佐藤：ああ、そこで土手で岩崎泰さんと 喋った。
浅見：へーえ。
佐藤：今日だと草刈りやってね〜や。昨日目の前で草刈りやてたからうるさかった。
浅見：鴨川にしますか
佐藤：ここだ。事務所よりここが良いけど、とりあえず事務所へ行きましょう
浅見：行きますか。暑いけど
佐藤：駐車場あるんですか
浅見：事務所の方はコインパーキング入れてます。
佐藤：事務所へ行きましょう、まずパラサイト振りを見学しにね。建築会社にパラサイトした現場をよく見ておかないと。なるほどパラサイトぶりをね。下鴨神社のパワーに負けたのか確かめないとね
浅見：そうですかねふふふっふ
佐藤：ああこの辺か
浅見：この辺通りました
佐藤：京都の地図見てるからなんとなく分かる。昨日までは電車で往き来している。車に乗ったの始めてだから。バスにも乗ってなかったので。道路から見る京都は珍しい
浅見：ちょっと入り組んでいるんでこれからは。
佐藤：ラッキーな人だね
浅見：恵まれてますね。車がもらえたりとか。仕事に
佐藤：買ったようにみえるね、関西圏の力にサポートしてもらているね。
浅見：そうですね
佐藤：浅見さんを育ててるのは関西地力だよね
浅見：そうですね
佐藤：群馬県人なのになぜか関西の方々の育てていただいて。力をいただいて。
浅見：関西ね。佐藤さんも福島ですものね
佐藤：そうです
浅見：隣ですものね
佐藤：尾瀬沼を越えると群馬県に出るという感じで、えらい大変だけど越えると言っても
浅見：ふふふふふ
佐藤：お互い動機不純でいいね〜流れ者のような感じで
浅見：明確なものなかっったな〜と痛感しました今日。
佐藤：ああ今日ね、悪いこと聞いちゃたな〜
共にははあはははは
佐藤：それで、改修工事から今日までどのぐらい経ったんですか。今幾つだっけ
浅見：３４なんです。
佐藤：１０年ぐらい経っているってことだ
浅見：１０年経ってます。はい。
佐藤：１０年生きながらえて
浅見：なんとか生きながらえて３０代中盤になっちゃいました。
佐藤：ストレスも感じず。とりあえず生活の危機や生命の危機はないんでよう
浅見：貧乏な時はバイとして
佐藤：その言い方は今リッチってことですか
浅見：全然リッチじゃないです。
佐藤：もっっと滅茶滅茶酷かったと
浅見：今は一応喰っていけるぐらいですね、貯金が出来ないっていう。みんなそうなのかもしれないけど
佐藤：ギリギリ動物生きしている
浅見：ギリギリ、贅沢をせずにね生活してる
佐藤：京都に来て群馬県、隣の県の人に会うとは。こんど群馬県インタビューシリーズしようかな だれか群馬の人で知っている人はいますか
浅見：ふふふふ いや〜同郷で設計してるやついないんで
佐藤：群馬県だと井上工業有名だったけど、つぶれちゃったしね
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