新潟記念は、1番人気サンプレイスが人気に応えました。
道中3番手から楽な手応えで4角を回ると、直線半ばまで持ったまま。追い出してからの脚も圧巻。正直、力が違うといった印象を受けました。
2着にはエアスマップ。直線、良い脚で伸びてはいたんですが、今回は相手が悪かった感じです。本命視したミヤギロドリゴが3着。2着馬とは差がありましたが、最後は、この馬なりによく伸びていました。条件が嵌ればこれからも活躍が期待できる馬だと思います。それにしても、この馬は人気がなさ過ぎ。レースの展開を問わず最後きちんと追い込んでくるのは、これまでの成績を見れば明らかなのに、今回が10番人気。人気の盲点になりやすい馬なんでしょうか。
ダイワテキサスは4着。ブリリアントロードが5着。両馬とも、位置取りに不満が残るレースでした。
他に名前を挙げた馬は、シンコウシングラーが6着、ゴールデンレリーフが8着、ダイワオーシュウが11着、ツジノワンダーが12着という結果でした。
新装、新潟競馬場初のハンデ重賞、新潟記念は、ミヤギロドリゴ◎です。
前走、前々走は見せ場たっぷり。本質的には小回りコースで捲り気味に追い込んでくるレースが得意な馬ですが、前走、新潟コースで0.1秒差の4着に入ったように、直線の長いコースが全く駄目という馬ではありません。今回は、53キロの軽ハンデ。持ち味を生かした鋭い末脚に期待します。
相手にはダイワテキサス。前走、関屋記念に61キロで出走してきたのには驚きましたが、今回は2キロ減の59キロ。トップハンデではありますが、この馬には背負いなれた斤量。8歳という年齢ではありますが、能力的には、まだまだ無視できない馬だと思います。
巧く先行策を取れればかなり渋太いブリリアントロードを▲。
他にも、ゴールデンレリーフ、ツジノワンダー、ダイワオーシュウ、シンコウシングラーまで、今回は手広くいきたいと思います。
◎ミヤギロドリゴ ○ダイワテキサス ▲ブリリアントロード
△ゴールデンレリーフ △ツジノワンダー △ダイワオーシュウ
△シンコウシングラー
札幌記念は、2番人気エアエミネムの勝利に終わりました。
道中、比較的前からレースを進め、直線、早めに抜け出すと後はゴールまでそのまま。2着に2 1/2馬身差は完勝と言える内容でした。外国産馬だけに、菊花賞へ出走するにはトライアルを勝つ必要がありますし、そもそも血統的に3000mは厳しいような気もしますが、能力だけなら現3歳世代でもトップクラスの力を持っている馬であることは間違いなさそうです。
2着にファイトコマンダー。直線、ダービー馬との叩き合いを制しての2着は価値があります。これまでの成績を見ても、大崩れのない馬。まだ、重賞勝ちなどはありませんが、ここにきて力をつけてきているのがよく分かるレースぶりでした。
断然1番人気のダービー馬、ジャングルポケットは2着からアタマ差の3着。これは一体どうしたんでしょうか。直線ファイトコマンダーと馬体を併せるようにして伸びてきたものの結局交わせず。休養明け初戦、右回りコースなど、不安材料も無かったわけではありませんが、現時点では明らかに格下のファイトコマンダーを交わせなかったのは痛い。大目標、菊花賞に向けて、成長力に疑問符が付いたのと同時に、右回りコースでコーナーを回る際、外によれる癖が治っていないこともわかりました。同世代の馬が成長している中、この点を克服できないようだと、今後、厳しくなってくると思います。
逃げたダイワカーリアンが粘って4着。
スティンガーは7着。スタートしてすぐ、外に大きく切れたように、やはり本質的に右回りが良くない馬のようです。−14キロの馬体減の影響は微妙です。
札幌記念は、ダービー馬ジャングルポケットの能力を信頼します。
世代の頂点に立った馬が54キロ。ロードプラチナムの回避で相手関係もぐっと楽になりました。ここは負けられない一戦でしょう。
そのジャングルポケットから、楽にハナを奪えそうな昨年の覇者ダイワカーリアン、勢いのあるエアエミネム、横山典騎乗が不気味なスティンガーまで流します。
◎ジャングルポケット ○ダイワカーリアン ▲エアエミネム
△スティンガー
小倉記念は、2番人気ロサードの勝利です。
道中、後方の位置取りから、直線巧く内を突き、見事に差し切りました。小牧騎手はコース取り、直線の追う技術共に素晴らしく、今回も会心の騎乗で馬の能力を出し切ったと思います。
2着には、やはり後方から追い込んできたトウカイオーザ。この馬は、昨年の神戸新聞杯で4着している素質馬。52キロの斤量は軽すぎたのかもしれません。トウカイオーザからクビ差の3着にマヤノアブソルート。3連勝で挑んだ初めての重賞で3着。かなり高い能力を感じさせる結果でした。
トップハンデのミッキーダンスは5着。いつものように、道中、最後方からレースを進め、4角で捲るようにして直線へ。大外を回って追い込んだ分、コースロスもあるとは思いますが、それは脚質的に致し方ないところ。地力を考えると、もう少し伸びてきて欲しかったんですが・・・。
マイネルタンゴは7着、逃げたブラックタイガーは6着、グランドシンザンは10着に終わりました。
小倉記念は、ロサードに期待します。
前走、北九州記念はエイシンプレストンの2着。ここでも力は上位ですし、平坦コースで再度小牧太騎乗。今度こそ、この馬の切れ味を発揮できると思います。
相手にはミッキーダンス。最内枠なのが気になりますが、小倉コース得意の夏馬。前走も最後方から追い込んできて3着と、昨年の覇者は今年も健在です。
マイネルタンゴも不気味です。前走、七夕賞は、ゲイリートマホークがマイペースで逃げ切ったレース。4角手前で先団を捕まえにいく積極策をとっての2着確保は立派でした。今回53キロは軽すぎる気がします。
他には、熊沢が50キロで騎乗するブラックタイガー、前走、直線で脚を余した感のあるグランドシンザンまで流します。
◎ロサード ○ミッキーダンス ▲マイネルタンゴ
△ブラックタイガー △グランドシンザン
関屋記念は、終始2番手でレースを進めたマグナーテンの勝利です。
直線残り1ハロンで鞭を入れると、逃げるクリスザブレイヴに並ぶまもなく先頭へ。今年になって本格化した馬ですが、今日の勝ちっぷりで、この先も本当に楽しみになってきました。スピードのある馬だけに、距離は1400mぐらいがベストでしょうが、平坦コースなら1600mでも充分やれることを証明しました。
2着には、そのクリスザブレイヴ。屈腱炎で17ヶ月の休養明けの今回、正直ここまでやれるとは思いませんでした。展開が向いたのもあるとは思いますが、やはり地力があります。
アタマ差の3着にエイシンプレストン。今回、不安材料として挙げた長い直線コースでも、直線いい脚で伸びてきました。レースで集中力を増すように舌を縛っていたようですが、それもプラスに働いたのでしょうか。エイシンプレストンと同じ位置から伸びたネイティブハートが4着。差のない5着にスティンガーが入りました。
本命視したキングオブサンデーは8着。直線、前が壁になる場面もありましたが、デキからいえば、そこからでも伸びてきて欲しかった。現時点では上位の馬との力の差を感じたレースでした。ダイワテキサスは伸びきれず6着。61キロの斤量はやはり酷だったんでしょうか。
関屋記念は、キングオブサンデーを本命視します。
前走、朱鷺Sは、非常に中身の濃いレースで2着。距離がもてば、ここでも好勝負が可能と見ました。
対抗にネイティブハート。最近、悔しいレースが続いていますが、前々走は不利、前走は早仕掛けと、敗因ははっきりしています。今回は、得意の左回りで1600m、斤量は53キロ。スムーズなレースでこの馬の能力を出し切れれば、充分勝負になると思います。
他には、61キロでも底力のあるダイワテキサス。前走、朱鷺S1着のマグナーテン、1600mの左回り巧者スティンガーまで押さえます。
人気のエイシンプレストンは、東京、京都の成績が(1,1,0,7) 。いい脚が一瞬しか使えないタイプのこの馬には、直線の長い新潟コースは合わないと判断。消しです。
◎キングオブサンデー ○ネイティブハート ▲ダイワテキサス
△マグナーテン △スティンガー
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