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人名は・・・

 今の僕の職場には外国から来られた方が多く働いている。
 中国、ブラジル、ペルー、フィリピンなど(日本人と結婚したため日本の姓になっている方が多いが)、なかなか国際色豊かだ。
 で、職場では自分が最後に使った材料に日付と担当者名を記入する決まりがあり、僕は始めそれを漢字で書いていたのだが、上記の事があるので自分の名前はカタカナで書く事にした(よく考えたら、作業着に付けている名札に表記された名前は漢字なので、かえって漢字で書いた方が誰だか分かり易かったかも知れない)。
 ちなみに僕の本名は“中里”と書いて“ナカサト”と読む。“里”は濁らない。
 で、ここからが面白い。
 外国出身の方は名札を見ても僕の名前が読めないので(中国の方は漢字は理解出来ても“訓読み”は出来ない)、直接名前を訊いてくる。
 だから僕はそれに「“ナカサト”です」と答えるので、当然、“ナカサト”と憶えてもらえる。
 ところが日本人は名札を見て僕の名前を憶えているので、大抵の場合、“ナカザト”として憶えられる。
 僕は“ナカザト”と呼ばれるのには慣れっこになっているので、別にその事はどうでもいいのだが(そもそも姓名は自分で考えて付けた訳ではないですからね)、外国の方に正しい姓で呼ばれるのに日本人にそうされないのは何とも皮肉な話である。

 ちなみに、僕が使っているハンドルの姓に当たる部分は、“ナカザト”が由来です。