2009年8月2~9日 ことば悦覧in京都 記録集 home 魚谷繁礼 門藤芳樹 山本麻子 岩崎泰 柳沢究 森田一弥 浅見俊幸 満田衛資 川勝真一 岡田栄造 榊原充大 山崎泰寛 牧野研造 俺クチャー 観客感想 番外編 名古屋 小林聖明 東京 太田浩史 松島潤平 満田衛資(みつだ えいすけ)さん編 8月05日pm 8時~ 二条駅傍回転寿司屋さんにて その 01 02 03 04 05 06 07 08 09 その04 佐藤:政策化するなら(制震格差は少なくなるかも)、とりあえず施策でやらないで金持ちだけが(高度な技術の恩恵を受け)地震来たときに、少々部材入れ換えるだけで済む。(制震における)構造性能格差はOKだと。新自由主義的考えではそうですよね。(建物の価値はさがっても 逃げ延びられたんだからOK) 満田:どういう国、そもそも建築基準法と同じで、目指すべきとこどこにするかっていう。 佐藤:話聞いてて、満田さんはもうちょっと(制震技術を)、共有にしてみんなでそうい構造的耐震 満田:そうそうしていきたい。していかなきゃだめなんじゃないのっていう 佐藤:そういうクローズの(技術が)多いんでそこがブラックボックスになっていて、手の打ちようも。なかなかハッキリとは言えないと。ということは分かったんですけども。 満田:そこはやってきて欲しい。僕らもドンドン伝えるように、そういう機会を。だから問い合わせ年末から年明けぐらいには、結構しましたよ。ダンパー開発の人達も直接会って話をしましたし。で最終的にそれを★チャンネルをもっちゃっている★処があるんですよね。 佐藤:本当に悩んでいる感じですね、その事についてね 満田:要するに安全。安全である建物を作った方がいいんですよ。自分にとっても★リスクへりますから★ 佐藤:精神的ショック大きいものね、金が無いから、やっぱり潰れたか~。何なんだと思うよね。分かっている事をやちゃったよ。ふふふふ職能としては最悪だと思うよね。 満田:悩ましいですよ 佐藤:ね、よく分かるは。そうか満田さんの考えていることはよく解る。それらが明快にならないと広報活動もしにくいしね。曖昧なかたちでしか言えなくなっちゃって、広がる力が弱まっちゃうよね。そこをどうするか非常に悩ましい、確かに。よく分かりました。そうか。 それではその分は置いておいて。免震とか制震構造とか色々ありますけど僕は技術的こと知らないだけど。今どうなているんですか 満田:いやいや免震なんかはだいぶコストも下がって来てますし、実際免震してますって言えばマンションの売れやすさというの。安全安心に対する興味はあれだけ耐震偽装という。騒いだ国なんですから 佐藤:ふふふふふ 満田:ゼロじゃないわけですよね。で、免震かなり進んでます。なかなか 佐藤:免震ありと言わないとマンションは売れないと 満田:その辺は免震って動かなければいけないんですから。例えば銀座のど真ん中で免震やったら馬鹿って言われる。 佐藤:隣の敷地に行っちゃう 満田:隣に敷地に行かないために10mの間口があったとしたら、9.9m 建ってるのが。 佐藤:銀座だもんね 満田:★そうそうそれはだって★土地の価値が高いわけだから。それを銀座で使うようにもってかなきゃだめだ。郊外で建坪率とか40%とかそのぐらいの余っている、ゆとりをもって建てなきゃいけない所だったらね★建物が30㎝★動いても全然何にも。★施主も★土地も損したと思わない。日本が国土の狭い国の、どうしていくんか?というのあるでしょう。 佐藤:満田さんの悩みは深いですな 満田:僕の悩みっていうよりは、それは技術的な課題になって来てるけども。 佐藤:制度的な悩み(困難)と、実際起こったときの問題と あるし。それをその二つが分かった段階で普及させる 満田:それは技術は僕は下りてくる★って言い方をする★わけですけども。 佐藤:下りてくる?! 満田:要するに、上の方の人から、★技術を扱えるようになって来るわけですよ。立場的には。それは★技術力資本力★とか含めてそうなんですけど★。要するに下々の世界に★そういう技術が安価で使えるような、ふうにならないと。それは僕の思うところの、より構造設計が活きる、という世界にいかないですよね★。 佐藤:悩んでいますな 満田:悩むというかそれが実態だっていう自覚はしてますよ。 佐藤:同時に希望も見てるわけでしょう 満田:もちろん、だから技術があるっていうことは★解っているわけですから★、あとはそれがね、 佐藤:結局 満田さんの悩みというのは安価で安全なものを 満田:それは職能★の責務ですよねそうして★いかなきゃいけない。それが増えれば特に言うことはないわけですから。 佐藤:そうだよな、だから深刻な話してるわけだよ。よく分かりました。意匠屋さんはそいう意味ではそうとう脳天気に生きてるね 満田:だから、脳天気かどうかは分からないけど、 佐藤:職能の確立のされ方が、自分で自分を作っていかなきゃっていう処にあるし。理想的なものを具現化しなければいけないから、 本当に希にしか実現されないじゃないですか。なるほど。 それはそういう事を話し する機会を沢山つくり 仕合しかりませんよね。とりあえずは (緩やかに繋がるために) 満田:まあね。 (議論の場は どうなっているのか?) 佐藤:悩んでいるわけではないけれど、ジャーナリズムのような感じでセルフジャーナリズムしてみんなに伝えて、今こういう問題ですよと、(こういう問題)ありますよみたいな事をあらゆる所で言うという。伝えるというか。話すっていう場所を積極的に作っていくしかないでしょう。 なかなかいいですね。 それっていうのは構造技術者の間ではどうなっているんですか?構造をやってる技術者同士の、議論の場所っていうのは、それは今どうなっているんですか。 満田:僕が思うに、構造技術者協会ってジャスカっていう団体があるんですけど。まあやっぱりその★エリート集団ですよ★日建設計だとか、竹中工務店だとか。そいうベースもしっかりしている会社で、彼らは普通に使っているわけですよ。だから、ちっちゃい住宅の設計とかは、もともと構造設計者って絡んまなかったじゃないですか、基本的に。普通の建物で。構造設計者わざわざ頼むまでもないと。壁で持たせてればいいよって。法律ってどっちかって誘導するようなことか分かんないですけど。それが続いてたわけでしょう。だからね、町の工務店なのか、工務店が不動産も一緒に扱ってみたいな。建て売りみたいな業者って沢山 地方にあると思うんですけど。 ちゃんと法律守って彼らはやっていればいいわけですけども。で、それで成り立っている。成り立っているわけじゃないですか。実際問題。で、それを 佐藤:一回壊さなければいけないんだよね 満田:何かそれは間違っているのか?って。それは分からないですし。ちゃんとね。施工もして満足、壊れる確立は かなり低いと思っているんで。全然それはそれで良いと思うんです。そこまで否定するつもりもないし。 佐藤:むずかしいよね。地震こなかったら意味ない(かもだ)し。 満田:地震こないのが一番いいんですよ。 佐藤:ふふふふふふふ 満田:地球レベルの話ですから、どこに自分の国が位置してるかっていう話ですからね。地殻活動は常に起されているわけですから。 佐藤:傾向としては(日本は)活動期に入っているよね 満田:とにかく日本という場所は少なくっても地震っていうのは起こるのは間違いないんで。それに対する対処はしなきゃいけない。あえて言うならば、もうちょっと地域性があってもいいかなとは思ってます。 佐藤:地域性というんはどういうことですか 満田:宮城で起こりうる地震、大阪で起こりうる地震、全然質が違うんです。最近はその地層の構成によってかなり研究が進んでいて。 佐藤:ボーリングしてるしね 満田:沢山ある、データを蓄積してて。そこで、この地殻崩壊が起こると、その全体がどういふうに揺れるのか★っていう特徴とかが掴めて来ている★わけです。そういう地域特性というのと、一応今かっちりとした地域 1.0、0.9ってのあるんですけども。九州の方0.8だったりするんですけども。福岡でああいう地震。 そんなザックリとしたもんではなくって、もうすこし地域的な話もあっていいんじゃないかな~と。それこそアメリカだったら何々州の基準法、道州制含めてやってますけど。今一律基準法、そういう事も場合によっては放棄してもいいんじゃないかと。地域地域でやっても、それこそ地産地消の問題★とかも解決しやすくあるんでしょうねででしょうね★ 佐藤:ということは、満田さんは学会でもそういう活動とかされているんですか 満田:学会員ではありますけれど。指名されないっていうだけかもしれない。分からないです。 佐藤:満田入れると五月蠅そうだからやめておこう 満田:いえいえ。まだまだマイナーな人間だから、知られてないってだけ。 佐藤;そうかそうか。そいう意味では満田さんは尊敬できるような、そいう人は居るんですか。構造の世界に。満田さんが今言ったような話を深刻に考えて、いる構造家が居るかどうかっていう話になりますけど。 満田:実務者と研究者と。もうちょっと・・研究者も結局なんて言うのかな。実務者的、実務者的って 佐藤:汎用性の高い技術を考える 満田:そうじゃなくって、もっと。みんなからしてあの人が言うやし、そうだよなって言われるぐらい尊敬されている人って居ないと。 佐藤:あ 満田:なんかそれぞれ縄張りの中★の意識があるんじゃないかなと思いますけどね。★、 佐藤:そうか、みんな納得するような 満田:★みんな★総論賛成なんです、そいう事に対しては。各論の話したときに、トップダウンでやってくれるリーダーが居ないと思います 1:00:7 その05へ |