2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集 home 魚谷繁礼 門藤芳樹 山本麻子 岩崎泰 柳沢究 森田一弥 浅見俊幸 満田衛資 川勝真一 岡田栄造 榊原充大 山崎泰寛 牧野研造 俺クチャー 観客感想 番外編 名古屋 小林聖明 東京 太田浩史 松島潤平 柳沢究さん 編 8月04日 pm3時〜 晴れ その 01 02 03 04 05 06 07 08 その08 佐藤:建築は人類の叡智が集合して出来ているのだから、それを見せない使わせないというのは逆噴射でおかしいじゃないかとか言って ふふふっふ 延々言うわけですよ。そうすると呆れて まあいいか〜と。1言うと1000位還ってくるから、諦めたほうがいいになって来るじゃない。それは凄楽しかったですね〜 もう死んだ人も数人いるけど。そういう人は死ぬ。 柳沢:はああ 佐藤:バンバン言い合って喧嘩して仲良くなって、そして死んでしまうと。信者のようだという人はいるけど、おれはそう思わないね。建築を一緒につくる友達だね、そういう関係になっちゃうね。 喧嘩のピークっていうのは竣工時なんだよね。ストレスとか貯まっている、俺は貯まっていないんだけど。相手が貯まっている 柳沢:あははははは 佐藤:喧嘩が発生するわけですよね 些細なことでも直ぐもめる。竣工して1年間ぐらいは行かないようにして。竣工した途端に俺がつかったら、1年間は交流しないようにして。夫婦げんかと同じですよ。 柳沢:間を開けて 佐藤:険悪を避けるためには、 口聞きたく無い期間を1年間とっておいて、どうですか〜と1年後に行くわけですよ。その時に怒りをぶつけてはいけない、散々言わせておいて、どうもどうも済みませんでしたね 最初に勝手に使っちゃってゴメンと長居しないで、挨拶して帰ると。 そこからまた交流はじめると。相手もまあ いいか〜許すか〜みたいになっていく。ここが日本人のいいところだね。訴訟にならないところが 柳沢:はははは 佐藤:日本のエセ新自由主義者達は 弁護士と会計士を大発生させて日本社会を訴訟社会にしようとしているようだけど、アメリカの圧になびいて。日本のあいまいな面白さを楽しめる 古き良き時代は終わったよのかね。 柳沢:なるほど 佐藤:集合知の集合する事態としての建築をどう 個人の所有物から開放し、みんなの事態に昇華できるかがこれからの俺の課題だね。ビールすみませんね〜 柳沢:もうインタビューじゃなくなっている 佐藤:もう雑談だね、呑まないんですか 奥様:呑みます 佐藤:僕がビールのつまみに麦煎餅を買ってきましたので、 奥様:ありがとうございます 佐藤:軽くって腐らないものを福島から持ってきました、ここで一緒に呑もうか 奥様:ありがとうございます 佐藤:お子さんは勝手に遊んでいるから。何でもかんでも口に入れちゃうかな? 奥様:なんでもですね〜 佐藤:そうか〜 奥様:やっと慣れてきたね〜 佐藤:なれてきたか 奥様:なれてきたね あおーぷち ふふふっふう 娘さん:え〜んえ〜ん 佐藤:ああ泣いちゃった〜 奥様:どうして? 娘さん:あ〜ああ 佐藤:また泣かせちゃったよ 変なオジサン 奥様:はあはははははあは 44:22 後 二人は鴨川を渡り 柳沢究さんおこのみの 櫻バーにてまだまだ話し込みのでありました これで柳沢究さん との記録は終わりです 読んでいただきありがとうございました 続きは2015年です 文字起こし・文責:佐藤敏宏 |