和歌と俳句

後藤夜半

男のの黛暈をもちたまふ

の啼き間違ひをして遊ぶ

のゆきちがひたる啼きにけり

童女ゐて頬杖をして涅槃像

秋の日に似て山桜咲きにけり

若草やぐいと首下ぐる癖の馬