今の仕事に就いて1ヶ月が過ぎた。
自分の持ち場をこなしながら合間に他の作業の補助をしたりといった事もごく一部の作業では余裕を持って出来るようになったし、次の作業の段取りも頭で考えなくてもスムーズに出来るようになった。
とはいえ、まだまだ一人前に出来ているとは言い難い作業の方が多く、周りの皆さんに迷惑を掛けないように必死である。製造ラインは一人が足を引っ張ると全員に迷惑がかかりますからね。
ところが、いるんですよ。
僕と入社が数日しか変わらないのに一向に進歩のないヒトが。それもいい大人ですよ。
同じ職場にいる大学生の子──つまり副業で働いているようなもの──でもきっちり仕事が出来ているのに、恥ずかしいとは思わないのだろうか?まあ、思ってたらあの態はないと思うけど。
そういうヒトがいるとライン全体の生産性が落ちるので、周りで補助をしながら作業を進めていく事になる。当然、僕も補助をする事になる。
で、その時に観察をしていると、ダメなヒトというのがどういうものなのかよく判る。
まず、同じミスを何度でもする。つまり、なーんにも考えていないのが一目瞭然。
自分の作業が他の人と比べて遅い──つまり作業能率が悪い──としたら、まず、「どうして自分は他の人と比べて作業能率が悪いのだろうか?」と考える事からスタートするのが普通の人間のする事だと思うのだが、そんな様子は全くない。
呆れて笑っちゃうのが、補助をしてやると自分の作業の手を休める。「あのさあ、あんたに楽をさせるために補助してる訳じゃないんだよ。あんたがトロくて周りが迷惑を被るから仕方なく補助してるんだよ。」と何度言ってやろうと思った事か。
昨日なんて、「○○して下さい」と僕に向かって指図をしだす始末。おいおいおい、それは本来あんたがやる作業だろうが。もう、呆れてものも言えない。
とまあ、一事が万事こんな調子である。
こんなんだから、最近疲れてるんだろうなぁ。