記事一覧

どうなっているんだ?

 最近、世界中に醜態を晒して「一身上の都合」で辞任した大臣がどこかの国にいましたが、ああいうのを見せられると、その国の国民の程度が知れますね。って、日本の事ですが。
 まあ、自分から職を辞すだけまだ救いがあると思って温かく見守ってあげましょう(笑)。


 今の仕事に就いてもうすぐ一月半になるが、その間に入ってきたと思ったら辞めていった連中が4,5人いる。そのうち殆どが2,3日いたかと思ったらいつの間にかいなくなっていた。

 そいつらは一体何を考えていたのだろうか?

 まあ、何も考えていなかったのだろうけど。
 何れにしても、僕にはそういう連中の事が全く理解出来ない。
 で、就職までの流れを考えてみた。
 まず、求人情報を見てそれに応募しているハズだから(渋谷を歩いていたらたまたまスカウトされた、などという事は間違ってもないだろうし)、その時点で大雑把な業務内容は把握出来る。というより、把握していなければ普通は応募しない。
 次に面接。
 ここで改めて具体的な業務内容の説明を受ける。そして最後に、質問があればどうぞと訊いてくれる。つまり、不明点があればこの時点で解消出来るので、これで今自分が就こうとしているのがどんな仕事なのかをほぼ理解出来るハズ(その時点で自分には無理だと思ったら、採用を辞退すればいいだけの事)。
 それなのに、何故、2,3日で辞める連中が──中には連絡もなしに突然来なくなるヤツも──何人もいるのだろうか?
 僕が面接を受けた時は、立ち仕事だしあなたは身長が高いので、慣れるまで大変かも知れませんよ、とかそんな事まで説明を受けた。実際、慣れるまでは楽な姿勢で作業出来なかったので筋肉痛になったりしたが、佐川急便の営業所にいた時と比べたら、蚊に刺されたみたいなものだった。
 つまり、肉体的について行けないだとか、業務内容が自分に合わないだとか、そういった事は事前に判る訳で、じゃあ何で入ってすぐに辞めるの?って事になる。キャバクラの体験入店じゃあるまいし(笑)。
 という事で、連中は何も考えていなかったという結論に到達する訳だ。
 実際、そういう連中には、同じミスを何度でもする、指示を受けなければ何もしないでボケッと突っ立ている(お前らはガキの使いか?まともな大人なら、する事が判らなければ自分から訊くのが普通だろ)、などといった共通点があった。これらの事からも何も考えていないのは明白。

 僕はよく、パチンコ屋さんのお世話になって暮らしていた当時の事を、「何も考えなくてもお金が稼げた」などと書くが、これは説明するまでもなく誇張表現で、自分の平均的な思考レベルからすると、「“考えて行動する”というに値しない程度の事をやっていればお金を稼げた」という意味。
 だから給料を貰って生活する身分の今は、勤務中はちゃんと“普通に”考えて、周りの状況判断もして作業しているし、それが当然だと思っている。
 という訳で、僕がパチンコ屋さんのお世話になるために必要だった程度も頭を使っていない連中が、普通の職場に存在するという事が全く理解出来ないのです。
 しかしまあ、そんな連中でも──2,3日でいなくなるにしろ──とりあえずは職に就けるのだから(今いる会社の人事担当者の人を見る目にかなり疑問を感じるが)、『派遣村』とかで騒いでいる連中がマスメディアの捏造ではなく本当に存在するのだとしたら、それは子供がおもちゃを買ってくれと駄々をこねて泣いているのと同じ事なのではないだろうか?