2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集    home 

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      門藤芳樹さん編   8月03日am10時〜 快晴 

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 その07  30:05

佐藤:アメリカがギアチェンジするあたりだね
門藤:そうですね
佐藤:ニクソンショックとか起きたあたり
門藤:郊外の様子

佐藤:今だってこういう派遣社員の若い青年とか撮れば、こうい時代を記録したような歴史的写真集になるんだよね
門藤:なりますね

(以下3点写真集より)

佐藤
:田舎町なのにやたらデカイ冷蔵庫だけがあるのは なんかおしいよな〜
門藤:たぶんスーパー遠いから沢山買い込まないと ふふっふ

佐藤:村の政治家ふうのオジサン。誰なんでしょうねこの人はね、自分のお父さんではなさそうだ。そういうふうに観ると日本の写真集の方は、これ大阪 名古屋って分からないね
門藤:う〜ん
佐藤:アメリカとは思えないよ。これを買う 門藤さんも、そういう
門藤:でもずーっと観てられますよね。僕こんなんばっかりですから持っているのふふふふふ

佐藤:この写真集は観て て疲れない
門藤:そうそう。これ観て散歩すると、町もこういうふうに見えて来るっていうかふふふふ
佐藤:日本のフォトエッセーよ ストリート・物語に填っちゃう、教化されているわけですよ。町はこういう視線で観た方が好ましいよと。歴史学的視点だよね。これ何屋さんだかしらないけれど潰れちゃったよ。
門藤:ドライブイン・シアター

佐藤:映画とか演劇やってたいけど 誰も客来なくなっちゃった。隣のショートケーキハウスが出来て。なんだこの落差は?やっぱり批評的に観ているよね。これが劇場の内部ですよね。これどういう意味ですか
門藤:アートは真実であると言った はははははは そしてふふふふ
藤:これはやっおぱ 後付だよ、写真を一杯撮って、自分でストーリーを作って、並べて写真で物語りを作っていくという
門藤:うんうん
佐藤:自分の表現として、一枚で完結させずに
門藤:ああ そんなんじゃない
佐藤:一枚で完結させるには、受けとめた問題が多すぎるので
門藤:群でみせて

佐藤:それを解釈してもらう。
門藤:ふんふん。
佐藤:これ逆に出来ている、こちらが自然で、こちらが人工で。逆転しているな〜。肩の力抜いて生きた方がいいよ、こんなのやめようみたいな。プリントですむ、CGでいいじゃんみたいな。俺たち仕事無いんだから。その割には遊んでいる若者も居るし。アメリカが社会構造を転換していこうという時代の 日々の生活を丹念にキチンと撮っているよね。体に悪そうなものも喰って
門藤:ふへへへへへ

佐藤:これ 喰ってさ〜
門藤:中国に行くとこんなになっているかもしんないですね、地方都市でね

佐藤:
世界中に この考え方が蔓延していって、そうなっていくんだろうと。先を読んでいて、佐内さんがそれを観てこの遣り方はあるということで、日本の風景を撮っているというような配列。、このショワーさんが皆さんに尊敬されているわけだね。
門藤:うん
佐藤:しょうがないから何もしないで本でも読むか〜みたいな。 私は健康的にみんなで遊ぼうよ 色々な人がいる。
門藤:ふふふっふふ
佐藤:色んな暮らしぶりが在るね。 このオジサン60位だからアメリカの大恐慌時代も 生きたんだろうから。 なんだ また仕事なくなっちゃったよ〜
門藤:はははははは
佐藤:またショック受けちゃったよ〜。そういうふうにも見えるよね、20代のときは俺株で儲けていたのに、今 また仕事が無くなっちゃったよ〜。ふうに見える
門藤:終わりです

佐藤:何かそういう、写真群とすることで現代社会を批評している。批判するっていう写真集に見えるよね。まだこのレベルまで達していないかもしんないな
門藤:意味をもたせるとこには行かないので。ずーっと断片が在るという

佐藤:この写真だけ 場所が分かるけど 他はほとんど無場所っいうか
門藤:そうそう
佐藤:場所にコミットメントしないように、撮っているんだね。なるほど。
門藤:この人のワークショップなんかにも参加した事があって。大阪に この人が来て、20、30人に。僕みたいなのが来て。みんなでこの辺写真撮とりましょうみたいな。

佐藤:これは何年の写真集だっけ。
門藤:90、ああ2002
佐藤:2002年だから今から7年前だから。丁度小泉改革が始まる
門藤:うはははは、ああ なるほど
佐藤:森総理が倒れて小泉さん1年やって9・11後、丁度 新自由主義の嵐が吹き始める。 超氷河期はさらに格差が大きくなり固定化 超超氷河期に突入して行く時ですよね。 私大学出たけれど何するの?あんまりそういう社会の事が出てないね。

門藤:このひとはあんまり批判性は無いです
佐藤:ショアーさんの方が 主張がはっきり分かるよね
門藤:ほとんど同じ年代で撮ってますからこの分量を、これたぶんバラバラに。
佐藤:写真に写る色合いとか、好きそうだね

門藤:それがもたらす何か
佐藤:色のイレギラーを起こさせ 意味を発生させないように、へぐったように、意図的にして。これもシャッタースピード上げれば綺麗に撮れるのに。動いているように見えないから
門藤:どこかで 自分の記憶なのか写真観てるのか、錯覚するとか
佐藤:そこが いいんだよね。写真から場所性をとると。剥奪することによって、共有できる表現にレベルアップして いこうという。
門藤:ふんふん
佐藤:そういう意図があるんだね
門藤:はいはい

佐藤:門藤さんが言っていた話と通じてきました
門藤:はははははっ。ぼくも それよく分かりますよ。あんまり考えたこと無かったけど
佐藤:ああ そう
門藤:はい
 石川直樹写真集をみながら

佐藤:はじめて見たけど、そう思うね。これは誰ですか
門藤:これも凄い好きな、イシカワナオキさんという、たぶんこれもほとんど おない年くらいの方ですけども。

佐藤:写真好きな人が居たか〜
門藤:写真 大好きですよ
佐藤:写真は不思議だよね、石川なおき なおはどうい字ですかね
門藤:なおは直線の直に樹
佐藤:石川直樹 ね。で同世代と
門藤:はい

佐藤:これはど こなんだろう
門藤:これはバナキュラーというテーマで。そういう写真
佐藤:樹上生活 素晴らしいって言っていた
門藤:序文これ藤森さんなんですよこれ

佐藤:ふ 共に ははははは
門藤:繋がったと僕の中で
佐藤:なるほど
門藤:この人の写真で

佐藤:言っていることが分かったよ、こういう事か〜、別にバナキュラーな建築に興味があるわけじゃないけど。それを撮っていたら 藤森さんが反応したと。藤森さんよりうまい建築が一杯在るよと
門藤:そうそう
佐藤:こうはやらないでしょう、住んでいたらこうなったっていう話だよね。トマソンとか言っててる場合でもないと。そういう処が違うよね
門藤:うん。

佐藤:これ観ると昔の写真集でおおきな木を直径が3mとか5mの木の切り株をくり抜いて 車入れている、住んだりしている 写真集俺 持っているだけど。
門藤:へえ
佐藤:あれは誰だっけかな〜
門藤:外人っですか
佐藤:100年ぐらい前のアメリカのカリフォルニアあたりの原生林を切り倒した時の様子 だったと思うけど

門藤おー
佐藤:家を建てないでくり抜いて住んでいるし、車庫にもしているし

門藤:
ふはははははは

佐藤:藤森さんが理想としてる建築を既に、そのとき手に入れて暮らしていた。これはらの写真は 普通にみえる。

門藤:
これはそういうテーマ系のやつで

佐藤:世界中行っているんだ日本の五箇村なんかもあるしゃないですか
門藤:はいはい  40:50

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