2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集    home 

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 岩崎泰さん編   8月04日 am10〜 晴れ 鴨川河原にて 

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 その08  

佐藤:社会貢献しないひとはケイタイ持てないとか
岩崎:ははははは、確かに社会貢献しようという意識は

佐藤:誘導の仕方がね。近世の人々は上手。山を整備したり川の整備をしたりすると。お金掛かるじゃないですか。豪農が出すと。、そうすると新田開発を許すとか。名字もあげる名前だけじゃなくなる。ふふっふ、地元の有力者が誇りを持てるようにしている。 社会貢献しようという意識も働く。そういう意欲を誘導する仕掛けを現代もつくらないと。不平だけ言い合う みんなで持ち下げる社会になってしまう。平民と 政治と行政、軍事警備を司る侍の間に、地方の有力者が出てきて活躍する場や やる気をつくりあげた近世の先人が居たんだから。

 ガガガがバーガガガーー草刈り機が通る

今だとセフティーネットが無いから 俺でも岩崎さんでも突然ヨイヨイになると、奥さんから捨てられて、スートーンと河原で生活者になっちゃうというすべり台社会に直結している誰も彼もが、見放される危険と隣り合わせで生きているのが赤裸々な現実なんだよね。 自由な職業と自由な競争社会は、みんなでセーフティーネットを作り支えないと、即 鴨川橋の下、河原で生活者になる自由だと。

 ババババーババー

仕事は無いしみんな暮らしにくくなるから、そこでようやく茶室の精神性が活きる社会が登場するのだから、新しい言葉で岩崎さんが みんなに言ってくれないと。役割重要だね。かなり面白そうな仕事だよね。 それにリサイクルの古財(材)を使っうとか。物流の方までも考えて。社会全体を作りかえることと繋がりますよね。一人じゃできないんだよね。

岩崎:そうなんですよね。それやっぱり設計者の仕事ではない・そういう事を言ったらいけない
佐藤:それはイケマセン。それ言っていると孤立して、しまうので。社会が激変するからそれは絶対だめ、自らが社会をかえていこうという行為と姿勢を続けないとだめ。僕はそう思います。そういう孤立は先輩達がやって失敗し続けている、俺は良いことやっているけど、社会が悪いと言う方になる

建築家ってなにそれ?が現実の社会なんですから。建築家が駄目になって すべり台で落ちてしまっても誰も助けてくれませよ。何なんだこの現実の建築家の界隈は?と思いますけども。先輩達とおなじ事の繰り返しになって、やが孤立岩崎ヨイヨイ紳士になりますよ。私の仕事ではないと言っていると

岩崎:そうですね、そういうことを言ってはだめだな〜と
佐藤:近代の仕分けされた界隈に填っていくだけだ。そんな仕分けなんて元々無いし見えるものでもないじゃないですか
岩崎:ふふふふふ
佐藤:無い界隈で安住したいという 岩崎さんの勝手な欲望であって
岩崎:ふふふふ
佐藤:その欲望に浸ったとたんに、相手にしてくれる人はぐーんと減ってしまう、極端に言えば 妻も子も相手にしてくれないですよ。茶室というた途端に排除される事と似通ってくるよね。

面倒くさいわけですよね。やらなければいけないことは一杯ある、銭もならない。人間の関係のネットワークがあって物や行為考え方に対して金銭のやり取りするような社会にしないとね。生きて行ければね。まあ20年聞き取りしますから、大きく変わってしまいますよ。

岩崎:そうですね かわるでしょうね
佐藤:コツコツ音を採取し続けます、また次回5年後楽しい話をお聞かせいただければ
岩崎:はい
佐藤:よろしくお願いします おわります 最後の方は 俺だけ喋ってましたね。
岩崎:ははははは


鴨川の河原をあとにし、鞍馬口傍の蕎麦屋で昼飯をごちそうになり分かれました



   以上で 2009年8月岩崎泰さんことば悦覧は終わります
   読んでいただきありがとうございました

   文字起こし・文責:佐藤敏宏