秋風や我うしろにもうそり山 一茶
釈迢空をみな子を 行くそらなしと言ふなかれ。宇曾利の山は、迎ふとぞ聞く
釈迢空荒山に 寺あるところ━昏れぬれば、音ぞともなく 硫気噴くなり
鶯や温泉の地と知る恐山 碧梧桐
炎天の下に虫鳴き恐山 立子
湖澄むに地獄より血の流れ来る 誓子