芭蕉(奥の細道)語られぬ湯殿にぬらす袂哉
曽良湯殿山銭ふむ道の泪かな
茂吉湯殿山 一の木戸なる 薬湯の あつきを飲みて いろいろ話す
茂吉わが父も 母もなかりし 頃よりぞ 湯殿のやまに 湯は湧きたまふ
茂吉みちのくの 湯殿の山に 八月の こほれる谿を わたりつつゆく
茂吉あまつ日は やうやく低く 疲れたる わが子励まし 湯殿へくだる
青畝塗畦や此所の石碑も湯殿山
静塔人肌の湯殿詣やあしのうら
静塔ひんやりと湯殿詣の口を縫ふ