和歌と俳句

八つ橋

愛知県知多市に在った橋。

拾遺集・別 源のよしたねの妻
もろともにゆかぬ三河の八橋はこひしとのみや思ひわたらん

千載集・雑歌俳諧歌 道因法師
八橋のわたりにけふもとまるかなここに住むべき身かはとおもふに

俊頼
ほととぎすまちし渡らば八橋のくもての数にこゑをきかばや

京極関白家肥後
ささがにの くもてにみゆる やつはしを いかなるひとか わたしそめけむ

清輔
つれなしと かつは三河の 八橋を なほ懲りずまに 恋ひわたるかな

俊成
八橋にみどりのいとをくりかけてくもでにまがふ玉柳かな

西行
五月雨は原野の沢に水越えていづら参川の沼の八橋

定家
関路こえ都こひしき八つ橋にいとど隔つるかきつばたかな

許六
八つ橋や田ばかりありて啼

也有
着つつまた馴ぬ袷やかきつばた

蕪村
参河なる八つ橋も近き田植かな

たかし
三河女と早苗取らうよ業平忌



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