2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集    home 

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 森田一弥さん編   8月05日 Am10〜  晴れ 

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 その10  

森田:日本も酷い酷いって言うけど、日本より酷いところ沢山ありますからね〜。地震で町全部崩れちゃうとか。そういう町一杯あるじゃないですか。

佐藤:日本は酷い酷いと刷り込むと儲かるやつがいるんですよ
森田:あはははは、そうか
佐藤:そうですよ。森田さんのように日本はこれでいいのだ〜と言った瞬間に目が他を向くから、ネー〜とか

 共に はははははは

佐藤:日本のマスメディアの恐ろしい力ですよ。日本は凄く悪くなって、犯罪は多くなってきたし、貧困だし〜煽れば やればやるほど、儲かるやつがいるんですよね
森田:日本も酷いですけどね、もちろん酷いけど
佐藤:どの辺が酷いですか。

森田:法律も酷いですよね。ちゃん建築をこう文化的行為として捉えてない、唯の経済行為としてしか捉えてない。酷い

佐藤:ふふふふ
森田酷いですよね〜、建築家としてはそこらへん思いますけどね
佐藤:おれはオヤジなんで、あまり、言う前にやらなければいけない事が一杯あるので。 それを解消しようと いろいろ活動しないで酷いって言っているのでは、戯言になるので。
森田:そこは死ぬまでは何とかしたいな〜って感じですけどね。

佐藤:今のところはそんな感じでいいですよね。
森田:何か今直接 日本の社会とかそういう処に対して何か出来るかと、出来る気がしないんで。
佐藤:構え方はいいですよ、在り方というか。たった左官技術で、ロバに乗ってアフガニスタンの奥地に、日本人ぜったい来そうもないところに行って、村人と一緒に厚さ3pのコンクリートボットを作っているって、考えるだけでも良い風景だ。それだけでも文学的ですよね

(渡辺菊眞さんブログ扉より)

森田:僕は菊眞と言っているのは、日本の建築学会賞なんかどうでもいいからアガカーン賞を取ろうと。
佐藤:なるほど
森田:アガカーン賞って凄くいいですよね。何か本当にどっかのアフリカの田舎町のマーケットの再生事業とか そんなのことチャント評価しているから。
佐藤:国内では議題設定できる人も少ないし、大学で建築教育受けちゃうとね〜 森田さん旅ばかりしていたんだし、外国へ出ていっちゃっているしまともに日本で教育受けてない!
森田:教育受けてないですから

佐藤:森田さんは普遍的で普通の話をするけど、普通な話でなくなてしまう、普通に伝わらない。人工化しているっていうか中央集権化しているというか。おもしろい状況に居ますよね。

森田:だけど法律がどうこうとか、色々思うんだけど。何かね今の自分の立場で出来る事って言ったら、場所が遠すぎるんで。僕にとってはまずここで何かやること。それと何かどこかの山奥でもいいから僕の技術使える所で。そういう手の届く範囲でしかまだ考えてないですね。

佐藤:同意するんですけど、僕の田舎での25年ほどの活動経験で言えば、色々活動しても何も起きない、起きたのは僕に対するサポーターが年取り死んでいく。
森田:それは 年を取って
佐藤:年取ってガンになったりしてね。どうしたらいいんだろう。ここ2,3年考えていることなんですけどね。だから地方の、各地の人はどうしているのかな〜ということで、30代の人達が何を考えているんだろうと思って、各地に出て。京都にも来てみたら、唯一森田さんはそうい視点で 見て構えているか、大陸を歩いた人は違うな〜と、
森田:はははあはは

佐藤:30年ぐらい活動したけど俺は地域とは絶縁してしまっている。あた花って言っていた人いたしね
森田ははははは、へーえ〜

佐藤
:閉塞的で 困った状況が続いていて、俺が悪いんだろうか適応力の無さが。でも政治状況が変わるんで可能性が出てきてるじゃないです。 今は世の中が何かに変わっていく、時期なんで。去年の経済危機もそうだけど、今年の選挙でまた変わるので。その時に若い建築系の人達が何を考えて行動しているか?という興味があって外に出てきたんですよ。電話来したよ 大丈夫ですか

森田:ああちょっと。電話に出る森田・ はい森田建築設計です。ああどうもお世話になります。はい。えーとですね。とくにお聞きしてないです。今のやつそんなでかくはないですね。え。はい。 電話が続いている 1:24:11


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