2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集 home 魚谷繁礼 門藤芳樹 山本麻子 岩崎泰 柳沢究 森田一弥 浅見俊幸 満田衛資 川勝真一 岡田栄造 榊原充大 山崎泰寛 牧野研造 俺クチャー 観客感想 番外編 名古屋 小林聖明 東京 太田浩史 松島潤平 森田一弥さん編 8月05日 Am10〜 晴れ その 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 その13 昔 鳥だった か 森田:そういうこと思っていると想うんですけど。みんな。ずーっとそれに後ろめたいのがあって。あるときね、生物学の本読んで。生き物っていうのは未知のものを探索する本能っていのが有ると。鼠でもなんか一つの箱、迷路の中に入れられて。一つの部屋の餌があって、全て満ち足りた状態でも、知らないところを探索しようとする。それは結局、そういう無駄な努力が何か情勢が変わって急に餌がくれなくなったとか。そういうときに自分を救ってくれることになるんだと、いう話。 そういう事から人間は新しいのも、未知のものを求めてるんだという話を聞いたときに、ああいいんだと。ほとんどの人は無駄な努力として、新しいのもを求めようとする。その中に極一部運がよかったやつだけが、新しいのもを産みだして、それが将来人間の役に立つと。結局 建築やっていることってそういう事なんだろうなって僕は思って。なんか新しものの 佐藤:若いときに ものが分かっちゃったわけだ 森田:分かっているかどうかは分からないけど、無駄なことをしようと。新しいのもをつくろう。それは役に立つかどうか分かんないって事。 佐藤:じーとしていると身の危険! なでしょうね? 森田:そうじっとしているというのは身の危険なんですよ。 佐藤:徒労のように 回遊して歩くのは気持ちがいいですよね。 森田:徒労でいいんでよ徒労で。 佐藤:こんかいも各地回遊は徒労じゃない楽しい、酒呑んでしゃべってさ〜 森田:それは本能ですから ふふっふ 佐藤:ジャーナリズムも同じだって言ってましたよ。皆生き物なんで情報を知りたがると。快適界に辿り着くために情報を必要とする、求めると。情報が無くなると死ぬ可能性があるからね。ネットの無駄だらけかもしれない情報もいい。生物の本にそんなふうに書いてありましたか?。 森田:それで僕安心しましたね。あ、胸張って無駄なことやりゃいいんだと。 佐藤:生物がウロウロし続けた結果このような人になったんだからもっとウロウロしすると 又違う生き物になる 森田:ウロウロもそうだし、ちょっと気候が違ったりしたら、僕ら飛んでいるかもしれない ともに ははあっはははは 佐藤:飛ぶのはいいね〜 森田:飛びかかったな〜ふふふふ 佐藤:鳥人間になりたかった 森田:今でも思いますね。高いところへ行くと、こっからとびたいな〜と。 佐藤:昔 鳥だったんだ 森田:前世はね、高いとろろに行くとイメージできるんですよね。こういう感じ風にのっているイメージが はははははははは 佐藤:やっと人間になってその思いを伝えることができるようになったんだ 森田:そうそう 佐藤:まだ設計に活かし切れてないじゃないですか 森田:活かし切れてないですね〜 佐藤:楽しみだね、左官技術を身につけ鳥の思想との合流の結果が。まだ試作段階ですね、今は。いいな〜。これでいいのだおじさんの原形はお父さんだった、その息子もっと進化しそうですね 森田:あはははは 佐藤:森田さんの息子さんたちはもっと進みそうだね 森田:彼らもスペインに連れていきましたしね〜種は蒔いておきましたね。 佐藤:西江雅之さんてご存じですか『わたしは猫になりたかった』という本も出てるんですけど。若い時のアフリカ縦断徒歩の旅の話凄いですよね 森田:シルクロードはまだ楽ですよ。交易路がまだちゃんと残っていて、人の動きがある。アフリカはもう〜ね。完全に部族で独立してて。そういう交易路っていうのはほとんど残ってないですからね。 ぷるぷるぷるぷる 電話が鳴る もしもし森田一弥建築設計事務所です ことば悦覧in京都 森田一弥さん記録読んでいただきありがとうごじました 続きは2014年です。公開日2009年10月11日 文字起こし 文責:佐藤敏宏 |