▼盗聴・盗撮の現状
基本的には「盗聴器」「盗撮器」という機器は存在しません。録音機材やワイヤレスのマイク・カメラなどの情報収集機器が盗聴・盗撮行為によって「盗聴器」「盗撮器」と呼ばれているのです。
テープレコーダー、デジタル録音機、ビデオカメラなど、いわゆる録音機と言われる物を、タイマー、音声、センサーなどで自動録音にして、話された内容などを後で盗み聞きすることが出来る物。携帯電話を自動応答にし、着信音を消し、その他の設定を
することで、他の場所から様子を聞くことができる方法。その他に、コンクリートマイクや望遠集音マイクなどを使用する場合もあります。
一般の方々は、盗聴器というと小さいマッチ箱のような物を、想像するかもしれませんが、盗聴器と思われない物も盗聴器として使用されます。 上へ
▼壁のコンセント・三角タップ型
(コンセントに差込むだけで半永久発信)
電波はUHF帯で、FMラジオなどで傍受される可能性がない。 上へ
▼テーブルタップ型盗聴器
(コンセントに差込むだけで半永久発信)
電波はUHF帯で、FMラジオなどで傍受される可能性がない。 上へ
▼盗聴器内臓携帯電話充電器
コンセントに差込むだけで半永久発信。
電波はUHF帯で、FMラジオなどで傍受される可能性がない。
普通の携帯電話用充電器としても変わりなく使用でき、高速充電が可能です。 上へ
▼電卓型
アンテナ内蔵だから置くだけでOK。
(電池から電源が供給されます)
外見、機能共に通常の電卓、普通に使えるので、人前でも違和感がない。
電波はUHF帯なので、FMラジオなどで傍受される心配がない。 上へ
▼ボールペン型
これも普通のボールペンとして使用可能。人前でも違和感なし。 上へ
▼カード型盗聴器
アンテナ内蔵で厚さ8mmの超薄型設計。 上へ
▼グリップ型電話用盗聴器
電話線にクリップで接続するだけで半永久的に動作します。
2本の電話線の内1本をカットして被覆を剥き、クリップで挟むことで直列に挿入して使用します。超小型なので壁面電話コンセントの裏側や電話機の内部、天井裏の配線部などに簡単に取付け可能。 上へ
▼モジュラー型盗聴器
家や事務所の中で、10秒もあれば交換可能で、発見されるにくい。 上へ
▼グリップ型盗聴器
AC100V配線にクリップするだけで半永久発信。
超小型なので壁面コンセントの裏側や電化製品の内部、天井裏の配線部などに簡単に取付け可能。 上へ
▼コンクリートマイク
数十センチのコンクリート壁を通して音を拾える代物で、本来の使用目的は水道管や壁に埋設されている配管の点検に使います。 上へ
▼無線式室内盗聴器
電池で作動し約48時間使用可能。 上へ
▼コードレス電話
これ自体は盗聴器ではありませんが、子機と親機を繋いでいるのは電波である為、広帯域受信機で聞くことができてしまいます。メーカーは対策として秘話装置付きとして出荷していますが、受信機側も対策されています。しかし、秘話機能解読装置なるもので、簡単に解読可能となってしまいます。 上へ
▼ベビーモニター
お母さんが別室いる赤ちゃんの様子を聞く物です。
受信機を持って家の近くまで行けば家族の会話は筒抜けです。内容によっては恐喝のネタや空き巣のきっかけになりかねません、障害物がないところならば、100メートルも電波は飛んでいます。 上へ
▼携帯電話(デジタル盗聴器)
電波発信式盗聴器の欠点は100メートル内外まで接近しなければ聞けないという事です。それを解決したのが(しなくても良かったのですが)携帯電話なのです。盗聴したい先に設定をした携帯電話PHSを隠して置き、後は聞きたい時に電話をするだけです。音も光も発せずに目を覚ました携帯電話は盗聴を開始、部屋の物音会話は筒抜けになるのです。しかも、携帯電話が使えるところならどんなに離れていても聞けるのです。 上へ
▼ピンホールレンズ
いわずと知れた手の平サイズの小型ピンホールカメラ。使用用途・場所はさまざまなため、発見も困難です。 上へ
▼家電内臓型
贈り物などの電気製品に仕込みます
(コンセントを差し込んだ途端に電源が供給されます) 上へ
▼飾り内臓型
置物や飾り物、ぬいぐるみなど。
(容量が大きい電池が入れられます) 上へ
▼リサイクル品
リサイクル店が増えています、安くて良い物も一杯有ります。ですが、電源を必要な物は注意が必要です。電化製品は全て盗聴器・盗撮器を仕掛けられます。元々の持ち主は盗聴器が仕掛けられているとは知らず、店もそんなことは知らず(修理が必要ならば分解しますので気が付くかもしれませんが)販売し、あなたの元に渡るのです。
機械を仕掛けた人間は、あなたの元に行ったのはしりませんから良いのですが、問題は盗聴マニアと言われる人達です。彼らは絶えず電波を追い求めて受信機を作動させ、電波が引っかかるのを待ち、一度引っかかれば発信源をじっくりと探すのです。 上へ
▼無線LAN
これもコードレス電話と同じで盗聴器ではありませんが、無線には変わりなく、障害物を通り抜け数十メートルも飛んでいます。
電波ですのでアンテナを用意すれば受信できます。セキュリティ対策の設定をしていなければ、「私のパソコンの中をどうぞ見て下さい」言っているようなものです。 上へ
▼発光ダイオード
電気製品のパイロットランプや懐中電灯の豆電球の代わりに使われている物です。
1秒間に数千回の点滅を繰り返している事です、情報伝達で身近なのはテレビのリモコンです。通信距離については障害物があれば役に立ちませんが、発光ダイオードが発する光は赤外線ですから目では見えませんし、電波を発しませんから発見器も反応しません。目に見える向いのマンションなどでは危険な盗聴器です。(但し、現在は実用化されてはいませんが研究はされていると聞いています) 上へ
▼特殊
天井裏の電話線や外部の電話ローゼット
(電源がありますんで半永久的に送信します) 上へ
このように盗聴と一口に言っても多種多様な方法があり、恐ろしいことにそれは日々進化して私たちのプライバシーを虎視眈々と狙っているのです。
|