鬼貫永き日を遊び暮たり大津馬
北枝大津まで荷はやりかけて涼み哉
蕪村大津絵に糞落しゆく燕かな
太祇木枯や大津脚絆の店ざらし
晶子春のかぜ 近江は情ぞ ただならぬ 人に桃ちる 里の大津よ
青邨灯がついて踊の音は大津かな
播水涼しさや大津灯りし水の上
秋櫻子浦曲まで月夜くまなし鴨わたる