和歌と俳句

恵那

恵那に雪吊柿あまくなりにけり 櫻坡子

恵那晴れて囮さへづるばかりなり 爽雨

鮎釣と乗りし渡舟や恵那の たかし

恵那山のふもとの夏野恵下と云ふ たかし

雲深く恵那山の大ある昼寝かな たかし

片陰の街の往来に恵那聳ゆ 蕪城

我が鳥屋と恵那山の間の虚空かな たかし

大恵那の屋根や端山や鳥渡る たかし

恵那颪一日すべなき炬燵かな たかし

花の昼恵那の古町水を打つ 蕪城

畑の梅そちこし白し恵那曇る 蕪城

雪嶺の赤恵那として夕日中 多佳子

恵那山は雲被ぐとも梅雨の晴 悌二郎