俳句案内

服部土芳

  一   二 

なつかしき人やあまたにとし明

松に添ふ梅とや老の初あした

名代の鶴いさぎよしみづ祝ひ

草の戸に文字三つ積て蔵開き

萬歳にあはれや老の拍子ぬけ

梅になれ木の端につく餅の花

かげろふやほろほろ落る岸の砂

梅散るや糸の光の日の匂ひ

ちる花に握る手を出す

帯解て吹して涼し山の上

淋しさはどこのふりやら単物

夜目にのみ扇涼しき光り哉

柿の葉の風砕たるすずみかな

蚊の声やもち搗内の一夜酒

わすれずに居るか鹿の子の袋角

行 々子鳴や夜川の笠の端

夜や更る蛍の影のぎやうぎやうし

梧の葉に光り広げる かな

包丁のうしろ明りや初がつを

懐へおつるとひやり栗の花

家建てまた若竹のそよぎかな

窓に望む萱草暑し夕附日


俳句案内  春の季語  夏の季語  秋の季語  冬の季語
宗鑑| 貞徳| 季吟| 宗因| 来山| 言水| 才麿| 鬼貫| 芭蕉| 素堂| 其角| 嵐雪| 去来| 丈草| 凡兆| 史邦| 杉風| 荷兮| 曾良| 路通| 越人| 野坡| 支考| 許六| 浪化| 惟然| 北枝| 涼菟| 千代女| 也有| 蕪村| 召波| 暁台| 白雄| 太祇| 几董| 青蘿| 一茶|
短歌案内  歌枕
古事記| 風土記| 日本書紀| 懐風藻| 万葉集| 土佐日記| 伊勢物語| 枕草子| 源氏物語| 源氏物語の中の短歌| 紫式部日記| 大鏡| 方丈記| 徒然草| おくのほそ道| 野ざらし紀行| 鹿島詣|
お得区案内図  旅行案内  音楽案内  Jazz名盤案内