にがにがしいつまで嵐ふきの塔 宗鑑
うかれ出つ蕗の薹もぐ朧月 言水
蕗のとうほうけて人の詠かな 嵐雪
莟とはなれもしらずよ蕗のとう 蕪村
元船の水汲うらや蕗の薹 太祇
花店に二寸短し富貴の薹 太祇
欠盆のよし野もゆかし蕗のたう 几董
物咎ム伏見の畑や蕗の薹 几董
酒いたく呑ておかしや蕗のとう 召波
梅生てねじめに折やふきのとう 召波