淡路島
言水
沖膾箸の雫や淡路島
鬼貫
岸陰やけふは汐干の淡路山
嵐雪
夏祓目の行く方や淡路島
去来
のぼり帆の淡路はなれぬ汐干哉
去来
あきの水淡路島根をかこひけり
支考
ほのかなる梅の雫や淡路島
許六
さしわたす雉子の遠音や淡路島
許六
青麦にしばらく曇るあわじ哉
千代女
淡路島戻る声なき千鳥哉
蕪村
夜走りに聲する月の淡路潟
暁台
十日ほど淡路をさらず郭公
几董
夕鵆手にも来るかと淡路しま
青蘿
曙や淡路を春のしなさだめ
青蘿
蓬莱に眼をかよはすや淡路しま
青蘿
やり梅の流れし先や淡路島
青蘿
春風にのべふすいろや淡路島