原 石鼎

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竹馬の羽織かむつてかけりけり

藪蔭に煤け水仙ほゝけたり

笹鳴の羽風やふれし水仙花

庭石に土平らかや芽水仙

目じるしをして水仙や枯芝生

かはり来し雀の声や今朝の冬

茶の花のみな下向いて日和かな

大根と烏賊とかけ干す大樹かな

広々と簀垣の内の浜小春

風のきほひなきつゝ進みけり

曇り来てはるかにひろき枯木かな

枯蘆に起る葉鳴や水の上

落ちしまま霜着て土の干菜かな

冬嶺の不断の色を仰ぎけり

一つ一つ岩へこぼれし千鳥かな

這ふ浪へ磯傾ける千鳥かな

浪千鳥その遙かにも鳴きつるる

日あたりて笹鳴近くなりにけり

ささなきのふと我を見し瞳かな

みなぎれる日輪みよや冬の海

山一つ海鼠の海とへだちけり

蜜柑食ふ子の息みゆる炬燵かな

定紋の布団を着せて妻さむし

衣は着れど法衣のごとし落葉風

高蘆を刈りたばねるや霜ながら

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