和歌と俳句

小林一茶

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大名を馬からおろす

上下の酔倒あり花の陰

春の日や雨見て居てもくらさるる

慈悲すれば糞をする也雀の子

蝶々を尻尾でなぶる小猫

人撰して一人也花の陰

じつとして馬に嗅るる

や家半分はまだ月夜


華の世を見すまして死ぬ仏かな

散花のぱつぱと春はなくなりぬ

辻堂や掛つ放しのねはん像

ぽつくりと死が上手な仏哉


花の影寝まじ未来が恐しき