和歌と俳句

畝傍山

伊須氣余理比賣(古事記
さゐ河よ雲立ち渡り畝火山木の葉さやげぬ風吹かむとす

伊須氣余理比賣(古事記
畝火山昼は雲と居夕されば風吹かむとぞ木の葉さやげる

万葉集・巻七
思ひあまりいたもすべなみ玉たすき山に我れ標結ひつ


憲吉
畝傍嶺に遠眉かくる新月の新づま枕に君がよろしき

八一
ちはやぶるうねびかみやまあかあかとつちのはだみゆまつのこのまに

青邨
冬めきて畝傍の烏鳴きにけり

秋櫻子
旅路来てをがむみささぎ松の花

秋櫻子
畝傍山放てる鳶のこゑかすむ

汀女
畝傍見え自然薯棚も紅葉せる